萌える女王さま大暴走!!

ムーンライズ


 広大な大陸にある大小10の国。
 それら各国は10人の女王によって統治されており、国勢を巡ってしのぎを削っている。
 大陸の政治的かつ宗教的重要機関である元老院は、各国の紛争を防ぐため年に一度、10人の女王の総代表(マスター・クィーン)を決めるイベントを開いていた。
 そのイベントとは・・・
 女王同士が直々に美しさを競うファッションショーであった。
 それはまさに華々しき女の戦い!!
 今年は特に大波瀾の予感を漂わせ、大陸最大のイベントは開始された・・・

 各国の女王達は、今年の総代表の座は自分であると自負し、ビューティフルにしてゴージャスなる衣装や宝石を身にまとってファッションショーに望む。
 それぞれの美しい女王が火花を散らす中、1人だけ浮いた存在の女王がいた。
 女王と呼ぶには若過ぎる美少女・・・それは大陸で最弱に位置するメルメル国のスワニー女王であった。
 昨年、先代の女王である母から王位を継いだばかりのスワニー女王。
 スワニー姫と呼ぶ方が相応しい彼女は、祖国の名誉と命運を背負い、イベントに参加しているのだが・・・もし今年スワニー女王が総代表に選ばれなければ、メルメル国は大陸最強のベルバラ国に吸収合併されてしまうのだ。
 質素なドレスを着ているスワニー女王は苦悩する。
 「ああ・・・今の私では勝負が見えてますわ・・・このままでは国や民が・・・そうなったら病気の母上に申し訳がありませんわ・・・」
 恐怖の独裁支配を強いるベルバラ国に乗っ取られたら、メルメル国はどーなるか・・・
 悲しく沈むスワニー女王に、ベルバラ国のアンドレア女王が歩み寄ってきた。
 「おほほ、何を落ち込んでらっしゃるのスワニー姫。逃げる算段でも考えてらして?」
 最強女王の背後には、各国の女王も大胆不敵に立っている。
 「メルメル国の命運は決まったも同然ですわね〜。」
 「少しは手助けしてあげてもよろしくってよ。」
 ビューティー&ゴージャスなる女王達に睨まれ、群狼に囲まれた小羊状態のスワニーちゃん。
 「ど、どうかお手柔らかに・・・お、お願いします・・・」
 頭を下げるスワニー女王を見たアンドレア女王は、目をキラーンと光らせて策略を巡らせた。
 「勝負は見えてますけど、この小娘の(若さ)は侮れませんわ・・・脅威の芽は早々に摘み取っておかねば・・・」
 三十路を前にしている彼女は、美少女女王を徹底的に潰しておこうと考えていたのだ。
 手下の魔導師が揉み手で女王に声をかける。
 「女王さ〜ま〜♪スワニーちゃんへの細工はバッチリでありますよ〜♪」
 「おお、ドジールか。してスワニーには如何なる細工をしたのかしら?」
 「は〜い、この私が発明した(超ハズカシイ姿になっちゃうドレス)を着てしまったスワニーちゃんは、めっちゃ恥ずかしい事になりま〜す〜。このスイッチを入れますと・・・と、なっちゃうワケでして〜☆」
 自信満々の魔導師ドジールの手には、怪しいスイッチが・・・
 「それはスバラシイですわよっ。ショーの真っ最中にやっておしまいなさい!!そして恥辱で小娘を地獄に堕とすのですわ〜っ!!」
 女の執念も露に高笑うアンドレア女王!!
 そしてファッションショーもクライマックスを迎え、スワニー女王が最後を飾る事になった。舞台に現れた美少女女王に、審査員の元老院達と多くの人々の視線が集中する。
 恐る恐る名乗りをあげるスワニー女王。
 「み、みなさま・・・私はメルメル国のす、スワニーであ、あります・・・」
 それを見た魔導師ドジールが罠のスイッチをかざす!!
 「本日のメインイベント〜ッ!!スワニーちゃんのストリップ劇でありますよ〜っ。ポチッとな♪」
 ーーービリビリリ〜ッ!!
 突如スワニー女王のドレスが引き裂かれた!!
 「きゃああーっ!!いやあ〜んっ。」
 全裸にされ、悲鳴を上げるスワニー女王!!
 ドレスにはドジールの罠が仕組まれていたのだ。だが罠はそれだけではない。
 バラバラになったドレスが魔術で再構成し、恐ろしい拘束具となって可愛いスワニー女王の自由を奪ったのだ。
 触手となったドレスが細い手足に巻きつき、さらには形の良い胸や、露になった大切な部分を弄ぶ!!
 「はうっ・・・あ、ああっ・・・や、やめて・・・あ・・・あひいっ!!」
 凄まじい刺激で激しくイッてしまった。
 そしてその恥ずかしい有り様が、全大陸に生中継されてしまったのだ!!
 アンドレア女王が勝利の声をあげる。
 「お〜ほっほっほ!!これで小娘は奈落に堕ちましたわ〜っ☆大陸中の笑い者になりなさいな、おほほ〜、ほ?」
 高笑う声が突然途切れた。なんと・・・得点を点けるスコア表に、スワニー女王の得点が大量に示されたのだ!!
 ーーーピッピッ・・・ピピピ・・・ピピ〜。
 瞬く間に最高得点をマークし、スワニー女王が逆転勝利したのだった!!
 審査員の元老院も集まった人々も、美しく可愛い裸体のスワニー女王に萌えまくり、鼻血大噴出で悦んでいる。
 「す、すばらしい〜っ!!その可愛さ、初々しさ!!まさに神が造りたもうた芸術品でありますぞ〜っ!!」
 「スワニー女王の可愛さと萌えを称し、本年度の総代表(マスター・クィーン)の座はスワニー女王に決定しました〜っ!!」
 大喝采の巻き起こる最中、敗北したアンドレア女王が大激怒。
 「こ、こ、これはどーゆー事ですの!?ドジール〜ッ!!説明なさーいっ!!」
 「ええ〜っと、これわスワニーちゃんの可愛さに女王さまが敗北したとゆーわけでして〜。」
 「負けたのはお前のせいですわ〜っ!!このドジッ、スカポンタ〜ンッ!!お仕置きですわ〜っ!!」
 「あひ〜ん、ムチでぶたれたら痛〜いっ。女王さまもっと〜♪」
 こーして、悪の女王の陰謀は崩れさった・・・☆
 そして(マスター・クィーン)となった美少女女王の元に、大勢の萌えた人々が詰めかける。
 「可愛い女王陛下さま〜っ、あなたこそ最高のクィーンですぞ〜。もっと可愛いお身体を見せてくだされ〜♪」
 「そ、その悶えるお姿!!もう萌え萌えであります〜♪」
 恥ずかしい賛美を受けるスワニー女王だが、彼女はまだ・・・触手の餌食にされたままであった!!
 裸体を強姦する凶悪な触手は、秘部だけでなく、さらに後ろをもグリグリと・・・(^^;)
 「あうああ・・・ダメ・・・そこはお尻の・・・です、わ・・・あ、ああっ!!」
 再び絶頂に達するスワニーちゃん♪
 そして萌えはさらにヒートアップする!!
 「おお〜☆もっとイッてくださいませ〜♪」
 「あうう・・・服を着させてほしいですわ〜、シクシク。」
 幾千幾万の萌える視線が、若い女王の裸体を辱める。
 その極限の恥ずかしさが頂点に達し、全裸を見られる快感に目覚めてしまった!!
 「だ、だれか私をたすけて・・・あ・・・もっと・・・みない、で・・・もっとみて・・・ああ〜(堕)。」
 さらに激しく悶え悦ぶ、可愛い美少女女王・・・
 こーして、スワニーちゃんの可愛さによって大陸は平和になったとかならないとか(^^;)
 今日も人々の平和のため、美少女女王は全裸で激しく悶える・・・
 がんばれ女王さま!!ぼくらの可愛い女王さま♪



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