黄金の日輪*白銀の月
第7話/交歓Female Trouble
冷たく濡れた石畳の上に、聖王女クレアが裸身も露わに横たわっている。暗がりの中 でも、その白い肌は美しく輝いていた。王女は仰向けになって、手を差し伸べた。 「来て、お姉さま…」 妹の裸身の上に、姫将軍アンヌも全裸で、四つん這いで上になった。 「いい、クレア?」 声をかけてから、姉はおずおずと身体を下ろす。 互いの身体をぴったりと重ね合わせながら、アンヌはクレアの頬を包むようにそっと 手を当てて、再び唇を重ねた。クレアも両手をアンヌの背中に回し、撫でまわすように して抱きしめた。そして二人はゆっくりと、くねらせるように動いて、互いの身体をこ すりあわせた。 何一つさえぎるもののない素肌を通して、互いの全身に心地よい感触が広がっていっ た。 「ああん、お姉さま、気持ちいい…」 「わたしも…すごく…ああ…!」 豊満な形のよい乳房が、ぶつかってこねるように重なり、刺激を増幅していく。乳首 が触れ合うと、激しい痛みにも似た快感が、二人の背筋を走り抜けていく。 荒い息を漏らし、上になっているアンヌは、腰をグラインドさせてクレアの陰部を刺 激した。互いに絡み合ったヘアが、汗でしっとりと濡れていく。 「ああ…、嘘、こんなの…やっぱり、嘘…。わたしが、クレアを、クレアを…、あ、あ ああ、ああ…!」 腰を使い続けながら、アンヌは茫然とつぶやいた。だが、その言葉にクレアが応える。 「…嘘じゃないもの…。ちゃんと、お姉さまの肌、お姉さまの体温、お姉さまの重み、 お姉さまの息づかい…、私、みんな感じてる…。お姉さまだって、感じてるでしょ?私 の、存在…」 「ああ、ほんとうに…、嘘でも、夢でもないんだね…。クレア、もっと、よくしてあげ るね」 アンヌは妹の首筋に、首輪に沿ってキスを移動させながら、身体の位置をずらした。 姉の熱い吐息と唇をうなじに受けて、クレアは思わずのけぞった。そのままアンヌは、 キスをクレアの胸元に加えていく。張りつめた乳房の間に頬ずりしてから、アンヌは身 体を起こし、両手を妹の乳房にあてがった。人差し指と中指で両の乳首をはさむように しながら、最初はゆっくりと、そしてだんだんと激しく揉みしだいていく。桜色の愛ら しい乳首が、姉の指に反応して固くしこっていった。 「あああ!お姉さま、私の、私のおっぱい、感じすぎちゃう!」 「うふふ、クレアのおっぱい、柔らかくて気持ちいい…!それに、とっても、きれい…」 感嘆の声を呟くアンヌの乳房を、クレアも下から両手で持ち上げるようにこねあげる。 「あん!クレア、そんな…!」 「お姉さまのおっぱいも、大きくて、すてき…!」 いつもは軍服や甲冑で目立たないアンヌの乳房は、意外なほど大きかった。 戦いに明け暮れる日々の中で、姫将軍の肌は妹に比べると日に焼けてうっすらと褐色 に染まっている。 その周囲よりもほんの少し色が濃くなっている姉の乳首を、クレアは乳房を揉みなが らそっと爪でこする。その度に、アンヌの身体がびくんっと反応した。 「ああああっ!わたし、もうイッちゃう!胸だけで、もう!」 「お姉さま、私も、私も、ああん!」 二人の両手が、相手の乳房をちぎり取ってしまいそうなほどに激しく動く。その動き が一瞬止まった刹那、姉妹は最初の絶頂に達した。二人は全身をこわばらせた。 「お姉さまあああ!」 「…クレアあ!」 力尽きたアンヌが、クレアの身体の上に再び覆い被さった。 *** だが、これだけで二人の想いが満たされるはずもなかった。息を整えると、二人は再 び身体をすりあわせ、愛撫しあい始めた。 指で愛撫されたばかりで敏感になりすぎたクレアの右の乳首を、アンヌは口にくわえ、 舌で舐め、軽く歯を立てて吸う。たまらずクレアは上半身をくねらせてのたうった。 「はあん、お姉さまあ!」 妹の絶叫を聞きながら、アンヌは右手をそろそろとクレアの乳房から、お腹、そして 下腹部へと滑らせていく。 「クレアの処女、ちょうだいね」 そう言ってアンヌは、もうすっかりぐっしょり濡れていた金色のヘアをかきわけ、指 先で妹の秘所を探る。思わず力が入ったクレアをなだめるように、アンヌは妹の内股を 撫でさすってから、繊細な動きで陰唇に触れる。 敏感すぎる赤いルビーのようなクリトリスに姉の指先が触れたとたん、クレアは痛い ほどの感覚にのたうち回って絶叫した。 「あああっっん!感じすぎちゃう、お姉さま、やめて!」 「大丈夫よ、力を抜いて…、そうよ…」 人差し指の腹でクリトリスをそっと刺激しながら、アンヌはゆっくりとクレアの胎内 に指を送り込んでいく。 「ふあああっ!!…お姉さまの指が、私の中に、入ってるう!」 「すごく締め付けてくるよ…」 囁きながらじわじわと、指が根本まで入った。妹の処女の証を指先に感じ取った。 「ねえ、クレアも私の中に入れて。指で、わたしを犯して…」 アンヌの懇願に、妹は右手を伸ばした。 「…お姉さまも、処女?」 「うん」 「じゃあ、一緒に大人になるのね、私たち」 「そうだよ…、一緒に…」 アンヌの下腹部に伸びたクレアの手が、姉の秘所を不安げに探った。愛液の滴りが最 も甚だしいところを見つけると、いま自分の中に入っている姉の指と同じようにして、 アンヌの中に差し込んでいった。 「クレア、わたしたち、一つにつながってるの。嬉しい…!」 「私も、お姉さま、幸せ…」 二人は互いの指をくねらせて、秘肉の中をかき回しあう。その指の動きの一つ一つに、 すっかり過敏になった二人の身体はあっという間に燃え上がった。奥からあふれる愛液 に濡れた指はますます動きを早めていく。 「ああん、お姉さま、私、またイッちゃうう!」 「クレア、一緒に、一緒にいいっ!!」 大量に吐き出された愛液を手に受けた瞬間、二人は再び、悦楽の頂点にとたどり着い た。切り離された魂がもう一度一つになれた喜びに満たされて。 *** 一瞬気を失った聖王女は、ぼやけた視界の中で宙を漂うような混濁した意識のうちに、 じんじんとうずいて燃え上がる下腹部に、奇妙な暖かいものを感じた。軽くまばたいて、 ふと見ると、自分の秘所にアンヌが顔を埋め、舌で陰唇を舐めあげているのに気が付い た。 「あん、お姉さま、そんなところまで、いやあ」 快感に身もだえしながらも、口では心にもない拒むそぶりをみせてしまうクレア。 「クレアって、おいしい…。それに、とってもきれい、ここ…」 暗がりに慣れた目に、クレアの肉色の秘部が愛液に濡れて光るのがわかった。アンヌ は魅せられたように舌を伸ばし、音を立てて舐め続ける。 「…お願いお姉さま、私にも、お姉さまのを…」 愛らしくせがむ妹の言葉に、胸がきゅんとなったアンヌは、自分の身体の向きを逆に 直していった。そして、クレアの顔を跨ぐようにして、秘部を見せつける。アンヌの秘 部は褐色がずっと濃くなっていて、スリットから愛液に包まれたクリトリスが顔をのぞ かせていた。愛らしいお尻の穴にも、愛液が伝って濡れている。 「お姉さまのも、すてき…」 クレアはアンヌの腰に両手を回し、ぐっと自分の顔に寄せた。そして、舌を伸ばして 秘所に差し込むように押しつけていく。指ほど奥には入っていかないものの、舌と唇の 繊細な動きと滑らかさ、そして何よりもいとおしさが伝わってきて、二人は比べものに ならないほどに興奮していた。 互い違いになった身体をぴったりと重ねあわせ、全身をくねらせて愛撫を与えあいな がら、姉妹は顔を愛液まみれにして激しく愛し合った。 無駄なく鍛えられ、均整のとれた美しいプロポーションの19歳の肉体と、ガラス細 工のように華奢で、まだ幼さの残るほっそりした16歳の身体。 絹糸にも似た冷たい光沢を放つストレートの銀髪と、陽光の如きぬくもりに輝く茜色 をたたえた黄金のウェーブヘア。 たくましく陽に焼けた薄褐色の肌と、深窓に育ちしみ一つない純白の肌。 対照的でありながら、その美貌と緑碧の瞳の色が、二人が同じ血と肉を分かち合って 生まれてきたことを雄弁に物語っていた。その血肉を再び一つに混ぜ合わせるかのよう に、姉妹は果てしなく身体を重ね、飽くことなく愛しあい続けていた。 「はああんっ!」 「ふあああっ!!」 三度目の絶頂が二人を包み込んだ。姉妹の全身は汗と愛液に濡れ、小刻みに痙攣する 身体から雫が無数の玉になって飛び散った。 クレアの身体に、上になっていたアンヌが脱力したせいで全ての重みがのしかかった。 だがすぐに身体を起こしたアンヌは、身体の向きを元にもどして、顔を寄せた。そして 姉と妹は、相手の愛液を口いっぱいに含んだまま唇を重ね、混ぜあわせた互いの味を夢 中になって堪能し、飲みこむのも惜しげに味わいあった。 *** 二人だけの小宇宙になった地下牢の中で、姉妹はその後も果てることなく愛しあい続 けた。この時間が永遠に続くことを願いながら。
(つづく)