魔戦姫伝説(ミスティーア・炎の魔戦姫)第2話.伏魔殿の陰謀6
心優しきスノウホワイトの秘術
ムーンライズ
暗闇に覆われたバーゼクス城の中庭に、4つの人影(プラス人形1つ)が、人目を避け
る様に走って行く。エルとアル達がミスティーア達との合流地点に急いでいるのだ。
合流地点である、城の植込みに3つの人影が見える。ミスティーア達3人だ。
「姫様ーっ。」
「お待たせしましたー。」
4人が声をかけると、3人はこちらへ、と手招きする。
「早く早く、こっちですわよ。」
植込みに集まった7人と7体の姿は、周囲の暗がりに包まれており、彼女等の隠密行動
を見る事は出来ない。
その暗闇に隠れ、7人は潜入の手立てを講じている。
「なるほど、3手に別れて城を探るわけですね?」
リンリンの言葉に、ミスティーアは頷く。
「そうです、私はエル、アル。天鳳姫さんはリンリンさん、ランランさん。スノウホワ
イトさんはドワーフ君達とで各自別れて行動します。よろしいですか。」
ミスティーアの説明を、無言で聞く侍女の4人。だが、肝心な事を思い出したリンリン
が心配そうに尋ねる。
「でもミスティーア姫、誘拐犯の黒幕が城のどこに潜んでるか
判らないから、城を闇雲に探すしかないですね。」
「ええ、それなんですけど・・・」
ミスティーアがそう言いかけた時である。
城の方角に視線を向けたスノウホワイトが、警戒するような口調で囁いた。
「・・・私達を監視している人がいますわ・・・お城の影に潜んでいます・・・」
その言葉に、一同は一斉にスノウホワイトの視線の先に目を向ける。
「ど、どんな奴ズラ?」
「黒い服を着た男です・・・ゲルグ司令とドクター・デスガッドに伝えるのが、どうの
とか呟いてますね・・・」
スノウホワイトの視力と聴力は、魔戦姫の中でも群を抜いている。戦闘的な力がない分、
そういった能力に長けているのだ。彼女の能力を知らない者が、どれだけ気配を消して近
寄ろうとも簡単に察知される。
監視人の存在に、リンリンは口を開く。
「私達を監視してるって事は、敵さんも私達を疑ってるって事ですね。」
「まあ、あれだけ派手に城へ入って来たんですから疑われるのは当然ですね。とりあえ
ず、監視人を捕らえて黒幕の事を聞き出しましょう。」
ミスティーアの提案に皆は頷いた。
その頃、ミスティーア達を監視していたゲルグの手下は、暗闇に消えたミスティーア達
を見つけようと植込みに近付いていた。
手下の容姿は、鋭いナイフを連想させる険しい顔に、無駄の無い精錬された肉体を持ち、
暗闇の狩人を彷彿させる容姿をしている。ミスティーア達を見ている鋭い目は、獲物を狙
うハンターの目であった。
「ゲルグ指令の言う通り、奴等は敵のスパイだったな・・・確か、この辺で仲間と合流
した筈だが・・・」
ブツブツ言いながら、忍び足で植込みに歩み寄っていく。
すると、植込みの一角で物音がして数人の人影が薄暗がりに浮かび上がった。
「フッ、あそこか・・・」
身を屈めて近寄っていくと、人影は素早く手下から離れた。それを追いかけるように、
更に前に進んでいく手下。
「スパイどもめ、バケの皮を剥いでやる。」
手下がそう言った時である。
「やあーっ。」
手下の両脇から2つの人影が踊り出て、ハンマーと鎖のついた鉄球で攻撃してきた。
「うおっ!?」
間一髪身を交わした手下の前に、ベレー帽を被った(美少年)2人組が現れる。
「てめえら・・・らっ!?」
(美少年)達を睨む手下の後ろから、今度は巨大な人影が飛び出してきた。
「どすこーいっ!!」
ズシンッ。
「ぐえっ!?」
轟音一発、巨大な人影が大きなお尻で手下を下敷きにする。踏み付けられたカエルのよ
うな声を上げ、手下は悶絶した。
「成敗ズラッ。」
フンッと鼻息を上げるランラン。すると植込みの影からミスティーア達が呆れた顔で出
てきた。
「もう、成敗してどーするんですか。」
「そうアルよ、城の人に見つかったら、どーするアルか。」
「デヘへ、やり過ぎたズラ。」
怪訝な顔のミスティーアと天鳳姫に、ランランは頭を掻いて苦笑いする。
「とにかく、その人を縛ってちょうだい。」
「了解ですわ。」
「了解ですの。」
(美少年)の格好をしているエルとアルが、早急に手下を荒縄でグルグル巻きにした。
手下を拘束しているミスティーア達に、先程手下を誘導していたスノウホワイトとドワ
ーフ達が駆け寄ってくる。
「上手くいったのですね・・・」
「ばっちりアルよ。」
白目を向いて気絶している手下に歩み寄った天鳳姫が、平手で手下の顔を殴って起こす。
「ほらっ、さっさと目を覚ますよろしっ。」
「う、う〜ん・・・」
目覚めた手下の視界に、薄暗がりに立つ7人の女達の姿が映った。荒縄で縛り上げられ
ている事から自分が囚われの身になったことを知り、ジタバタ暴れ出した。
「こ、このっ、何しやがる、女スパイどもがっ!!縄をほどきやがれっ!!」
ギャアギャア喚く手下の胸倉を掴んだ天鳳姫が、目を吊り上げて睨む。
「うるさいアルね、ワタシ達の質問に答えなきゃ、ヒドイ目にあわせるのコトよ。」
凄む天鳳姫だったが、幾分にも(お姫様)の凄みは迫力に欠けるため、手下は逆に天鳳
姫に食って掛かった。
「へっ、ヒドイ目だぁ?やってみろや。てめえみてえなクソアマに口を割るほど俺は甘
かねェ、答えて欲しけりゃ俺のケツにキスしなっ。」
手下の下劣な返答に天鳳姫はブチ切れた。
「リンリンッ、ランランッ、コイツをヒドイ目に遭わせるアルよっ!!」
「はっ。」
天鳳姫の命を直ちに実行する2人。
リンリンの握力200kgのアイアンクローが手下の腹を掴み、ランランの巨大な両手
が手下の顔を捩じ上げる。
さらに、天鳳姫は足で手下の股間をグリグリ踏み躙った。
「う、うぎゃーっ!!い、いででっ!!」
凄まじい激痛に、思わず呻き声をあげてしまう手下。
「姫様をクソ呼ばわりしたわねっ、このカスッ。」
「顔面神経痛にしてやるズラッ。」
手加減無しで痛めつけるリンリン、ランラン。そして、姫君らしからぬ言葉で手下を責
め立てる天鳳姫。
「あんたみたいなアホはタマタマ潰してあげるのコトねっ。オカマになりたくなかった
ら観念するよろしっ。」
「あがが・・・だ、だれが、がんねんずるがっ、あだだっ。」
3人掛りの拷問にも手下は屈する様子はない。肉体的にも精神的にも鍛え上げられてい
る暗闇のハンターを屈服させるのは容易ならざることであった。
そんな様子に堪りかねたスノウホワイトが、3人を制した。
「待ってください、質問の内容も言ってないのに拷問しても意味がありませんよ・・・」
スノウホワイトの言葉に、3人は硬直する。
「あー、そうだったアル。ちゃんと質問してなかったのコトね・・・ナハハ。」
手段の為に目的を忘れるという(大ボケ)をやってしまった事を笑ってごまかす天鳳姫
達。
そんな3人では頼りにならないと判断したスノウホワイトは、尋問の役割を買って出た。
「このような強情な方には、搦め手でいくのが一番ですわよ。彼の尋問は私が致します
わ・・・」
微笑みながらそう言うスノウホワイトに、天鳳姫は戸惑った顔をする。
「搦め手?そ、それじゃあ、どーするアルか?」
「それは・・・ちょっと口では言えませんわ、ウフフ・・・」
意味ありげなスノウホワイトの微笑みに、天鳳姫達や、ミスティーアも不思議そうな顔
をしている。
「それでは、皆さん・・・ちょっと後ろを向いて頂けませんか?尋問の方法は少し恥か
しい事ですので・・・」
「あ、うん。はい・・・」
曖昧な声で後ろを振り向くミスティーア達。
一同が後ろを向いたのを確認したスノウホワイトは、リンリンに顔をねじられ、頬を真
っ赤に腫らしている手下に向き直った。
「では・・・ご質問いたしますわ・・・あなたは、ドクター・デスガッドという方をご
存知ですね?」
スノウホワイトの質問に、手下はふて腐れた顔をする。
「へっ、それがどーした。言っておくがな、俺に泣き落としは通用しねえぜ、なんとか
言ってみろ優しいツラしたネーちゃんよ。」
スノウホワイトに悪態をつく手下。
しらばっくれる態度から、スノウホワイトは敵の黒幕の存在を察知する。
「あら・・・その返事では御存知とお見受けしましたわ・・・では教えてください。ド
クター・デスガッドは何者なんですの?このバーゼクス城で何をなさってるのです?」
スノウホワイトは、あくまで穏やかに、そして温和に語り掛ける。まるで、心の険を全
て拭い去るかのような優しい語り口だ。
そして・・・彼女が柔らかな手で、手下の腫れた頬をそっと撫でると、腫れが見る見る
うちに引いてゆき、手下の気持ちも和らぐ。そして鋭いハンターの目付きが思わず緩んだ。
「お、おまえ、て、天使か?」
驚く手下に、スノウホワイトはニッコリ微笑む。
「まあ、そんな所ですわ・・・では質問の前に、貴方のお名前をお聞かせ願えますか?」
スノウホワイトの笑顔は余りにも穏やかで、自分が何者であるのか忘れさせてしまうほ
どの安らぎがあった。
そして一瞬、気が緩んだ手下は、自分の名前を思わず喋ってしまった。
「お、俺の名前はペドロだ・・・」
手下の・・・ペドロの返答に、スノウホワイトは満足そうに頷く。
「ペドロさん・・・いいお名前ですわ。強くて誠実な貴方に相応しいお名前・・・」
その言葉に、少し照れた顔をするペドロ。
「そ、そうか?お、俺って誠実か?」
「ええ、その誠実なペドロさんなら答えて頂けますよね、バーゼクス城での秘密を・・・
」
そう切り返されたペドロは、思わず首を激しく振った。
「はっ、だ、騙されるところだったぜっ。誰が言うかっ。」
強情な態度で突き放されたスノウホワイトは、両手を組み、潤んだ眼で、じっとペドロ
を見つめた。
「どうしても・・・ですの?」
その無垢の表情と可憐な眼に、思わずドキッとする。
産まれつき肌も髪も真っ白なスノウホワイトは、まさに(白雪姫)と呼ぶに相応しい。
ドイツ人であるスノウホワイトの肌は白であるが、その美白の肌は並みの白人など比べ
物にならないぐらい白く美しい。
1点のシミも曇りも無い肌に、雪の様に輝くロングヘアー。彼女の頭の先からつま先ま
で、彼女の純真な心を反映するかのような白雪で覆われているのだ。
その純白の顔には、限りなく透明に近いブルーの瞳が輝いている。彼女の純真な瞳に見
つめられれば、如何なる者も動揺せずにはいられない。
それは屈強な精神を誇る暗闇のハンターも同様であった。
「ど、ど、どーしてもだよっ。で、でもよ・・・お、お、お前が俺に御奉仕してくれる
ってンなら、か、考えてもい、い、いいぜ?」
ペドロが顔を赤くしながらそう言うと、スノウホワイトは喜んだ表情を浮べた。
「まあっ・・・そんな事でよろしいの?では・・・御奉仕させて頂きますわ。」
そう言うや否や、ペドロの股間に手を伸ばし、ズボンの上から手で弄り始める。そして
ズボンを下ろすと、イチモツに指を這わせた。
「お、おいっ、ま、マジかよ・・・」
その絶妙な手付きに思わず喜ぶペドロ。まさか本当に奉仕してくるとは思わなかったの
だ。
スノウホワイトは彼の頬に手を当て、耳元に暖かい吐息をフッと吹きかける。
「・・・どうですか?お話していただけます?」
「お、おう〜!?、なんのこれしきっ、しゃ、しゃべらんぞ〜。」
意地になっているペドロの顔を、白い手でそっと掴むスノウホワイト。
「さあ、私の目を御覧なさいな・・・」
スノウホワイトはそう言うと、穏やかな視線を向けた。そのブルーの瞳から、暖かな光
が放たれる。
「お、おお・・・」
彼女の優しい笑顔が視界一杯に広がり、ペドロは呆然として動かなくなる。
「あなたに・・・天国を見せてあげましょう・・・」
スノウホワイトの声と共に、視界が急激に眩しくなる。
「わっ!?・・・のおわーっ!!」
閃光がペドロの周囲に広がり、彼の精神は光の世界に吸いこまれていった・・・
「んわあ〜っ!!」
ペドロは、真っ白い光に飲み込まれながら、落ちるとも飛んでいるとも付かない感覚に
翻弄されていた。
やがてそれが途切れ、彼は何か・・・とっても柔らかいものの上に裸で投げ出された。
「あだっ!?あたた、なんだよまったく・・・ああっ?なんで俺はフリチンなんだあっ!
?」
素っ裸になった事を驚いていたが、やがて、彼は自分の両脇に真っ白い小山があるのに
気が付いた。
「ん?なんだこれ?」
不思議に思ってその小山を殴ってみる。その小山がプリンの様にプル〜ン・・・と揺れ、
それと同時に大きな声が響いた。
『あン・・・殴ったらイタイですわぁ・・・』
その声に振り向くと、なんと・・・そこには巨大なスノウホワイトの顔があるではない
かっ。そして反対側には、美しい曲線美を描くスノウホワイトの下半身が・・・
「なっ!?なんじゃこりゃあああ〜っ!!」
ペドロは、全裸で横たわる、とても、とても巨大な・・・スノウホワイトの胸の谷間に
いたのであったっ!!
彼が絶叫するのも無理はなかった。なにしろ全長2、30mはあろう全裸のスノウホワ
イトの胸にいるのだから。
そして、さっき殴った小山は、スノウホワイトの美しい乳房だったのだ。
自分が小さくなったのか?相手が大きくなったのか?混乱しているペドロの両脇から、
小山のような乳房が迫ってくる。スノウホワイトが両手で乳房を押しているのだ。
『・・・女の胸を殴るなんて・・・そんな悪い子はお仕置きですわぁ・・・』
その声と共に、ペドロは巨大でマシュマロの様に柔らかい乳房にサンドイッチされた。
「んにゅう〜っ!?ん〜むむっ。」
胸の谷間でジタバタもがくが、逃げ出せ無いまま、おっぱいムニュムニュ攻撃に翻弄さ
れる。
『ほ〜ら、ほら・・・気持ちイイでしょう・・・?』
にこやかに微笑みながら乳房で責めるスノウホワイト。おっぱいムニュムニュ攻撃は、
ペドロが動けなくなるまで続いた。
ようやく解放されたペドロは、力尽きて胸の谷間に倒れこむ。
「ふにゃあ〜・・・」
目を回しながら倒れていると、今度は巨大な白い手に掴まれ、大きな口に引き寄せられ
た。
『・・・ウフフ・・・食べてあげますわ・・・』
「ひえ〜っ!!食うなーっ・・・てっ、なあっ!?うひ・・・うひゃひゃっ!!」
絶叫したペドロが、今度は大声で笑い出した。大きくて可愛い舌で背中を舐められてい
るのだ。
「うひゃひゃっ、く、くすぐったい〜っ!!やめ、やめて、ないで・・・うひひっ、気
持ちいい〜っ!!」
背中からお尻までペロペロ舐め回され、声が出なくなるまでくすぐり拷問に処せられた。
「は、はにゃあ〜・・・」
幸せな顔で伸びているペドロに、スノウホワイトは優しく囁いた・・・
『・・・ウフフ・・・気持ち良かったですかぁ・・・今度は私を気持ち良くしてくださ
いねぇ・・・』
上半身を起こしたスノウホワイトは、ペドロを掴んだまま足を広げ、股間にペドロを持
っていく。
「のお?お・・・おおーっ!?で、でっかいオ○ンコーっ!?」
彼の眼前に、純白の陰毛に覆われた、とても綺麗な、そして、ものすごく・・・大きな
秘部が迫った。
「のわっ、なにする気だっ!?んわあ〜っ!!」
悲鳴をあげるペドロは、巨大な秘部に頭から捻じ込まれた。
「うにゅう〜っ、く、くるちい・・・だ、だしてぇ〜。」
快楽の園にすっぽり入れられてしまったペドロは、窒息状態でもがいた。彼が暴れるた
びに膣内を刺激されたスノウホワイトは、体を捩って悶えた。
『あアン・・・きもちイイ・・・もっとあばれてぇ・・・もっとぉ・・・』
乳房を揺らしながら、喘ぎ声を上げるスノウホワイト。膣内でもがいていたペドロは、
ようやく頭だけを秘部から出す事が出来た。
「ゼエゼエ・・・く、くるしかった・・・あ?ああ・・・あうおお〜っ。」
愛液塗れになって秘部から頭だけ出しているペドロが、声を震わせて悶え始める。膣内
が絶妙な感触で躍動し、彼の体を優しく、激しく刺激しているのだ。
「うははっ・・・あうお〜、おおお・・・」
余りの気持ち良い感触に目を白黒させて悦ぶ。秘部のとろけるような感触には、如何な
る抵抗も屈強な精神力も通用しない。その全てが安らかな快楽に飲み込まれてしまうのだ。
至高の快楽に翻弄されるペドロを、悦楽の微笑で見ている巨大スノウホワイト。
「あ、ハアん・・・気持ちイイのねぇ・・・私も気持ちイイですわぁ・・・あ、アアン・
・・」
悶えるスノウホワイトは、指をクリトリスに当てて自慰を始める。そして彼女が身をく
ねらせるたび、膣内のヒダがペドロを心地よく刺激した。
「のおお〜、もうダメだあ・・・い、いくう〜っ!!」
『わ、わたしもイキますわぁ・・・あ、あああーっ!!』
最高の絶頂を向かえ、スノウホワイトは果てる。そして、ペドロも最高の快楽によって
イキ果てた。
「お、おおう〜、さ、さあいこうだあ〜。」
快楽と言う名の白き雪が降り積もり、ペドロは絶頂の顔をしたまま、ズルズルと膣内へ
と引きずり込まれて行く。
「えへ、えへへ〜。」
やがて、ペドロは秘部に飲み込まれ、(快楽の天国)へと堕ちていった・・・
「えへへ・・・えへっ、えへへ〜。」
スノウホワイトに抱かれているペドロが、下半身をピクピク痙攣させながら悶えている。
その下半身の上に、スカートを広げたスノウホワイトが跨り、絶妙な腰使いでペドロの
イチモツを責めていた。
「ウフフ・・・気持ち良いですか・・・?」
優しく囁きながら、スノウホワイトはペドロを犯しているのだ。
犯されているペドロは、雪の様に真っ白な乳房に顔を埋め、最高の悦びに浸っていた。
ペドロがスノウホワイトの視線を浴びてから、ほんの10数秒ほどしか経過していない。
その間に、ペドロは快楽の絶頂に達したような表情で悶えていた。
やがてペドロを陵辱し終えたスノウホワイトは、腰を上げてドレスの乱れを直した。
「ふう・・・終わりましたわよ・・・」
終わったと言う声に、ミスティーア達は振り返った。そこには、先程まで強情にスノウ
ホワイトの質問を拒否していたペドロが、快楽に果てた顔でヘラヘラ笑いながら呆けてい
た。屈強だったゲルグの手下の余りの豹変ぶりに、声を失うミスティーア達。
「こ、これは、一体・・・」
下半身丸だしのペドロには、先程の強情さは微塵も見受けられない。
ナイフの様に鋭かった暗闇のハンターの目は、体力も気力も吸い取られてボロボロにサ
ビ付き、もはや魂の無い抜け殻と化していた。
スノウホワイトが彼に何をしたのか全く判らないミスティーア達は、戸惑いながら尋ね
た。
「あ、あの〜、これは、どー言う事ですか?」
「スノウホワイトさん、このアホにナニしたアルか?」
ペドロを指差すミスティーアと天鳳姫に、スノウホワイトは微笑みながら答えた。
「ウフッ、実は・・・催眠術でこの人を天国にイかせてあげましたの・・・」
「さ、催眠術ぅ?」
「ええ、リーリア様直伝の催眠陵辱術ですわ・・・」
一同に全ての説明をするスノウホワイト。
ペドロは、現実に巨大化したスノウホワイトに犯されていたわけではなかった。スノウ
ホワイトの使った催眠術で幻覚を見せられていたのである。
それは、悪党を傷つける事を嫌っているスノウホワイトに、リーリアが直々に伝授した
陵辱技だったのだ。
相手の肉体を傷つけず、精神のみを陵辱する催眠陵辱術は、見た目はミスティーアが使
ったチャームの術と似ているが、相手の精神そのものを操作する催眠陵辱術はチャームの
術とは比べ物にならない効果をもたらす。その効果は追って知るべし。
でも、自身の実力をひけらかさないスノウホワイトは、そんな凄い技を身に付けていた
事を皆に話していなかった。そのため、ミスティーアも天鳳姫も驚きを隠せない様子だ。
「スゴイですわっ、今度私に催眠術を教えてくださいねっ。」
「もー、水臭いアルよ。ワタシ達に話してくれないなんて・・・能在る鷹は爪を隠すと
は、この事アルね。さすがスノウホワイトさん。」
2人に誉められて恥かしそうに微笑んだ。
「ウフフ・・・そう言ってもらえると嬉しいですわ・・・」
ハンカチで手の汚れを拭いているスノウホワイトに、天鳳姫は呆けた顔のペドロを見な
がら質問した。
「で、このアホは元に戻るアルか?」
顔に手を当てて、申し訳なさそうに言うスノウホワイト。
「はあ・・・彼が快楽を克服して私を強姦しない限り、この催眠術は解けませんわ。も
っとも、彼にそれだけの精神力があればのお話ですが・・・」
その返答に、ミスティーアと天鳳姫は互いの顔を見ながら呟いた。
「この男に、そんな精神力があるとは思えませんね。絶対に立ち直れませんわね。」
「そうアルね。かわいそーに、こいつは一生このままアルよ。」
2人の言葉は哀れみを述べているが、顔の表情には哀れみは全く無い。
その(かわいそーな)ペドロを取り囲んだ侍女、侍従達が、口々に文句を言いながらペ
ドロをイジメている。
「おらおらっ、アホ面こいてんじゃないよ、このチンカスッ。」
「悔しかったら言い返してみるズラ〜。」
「まーっ、キタナイち○ち○ですわっ。」
「こんな○ん○んはチョン切ってあげますの。」
「イジメダ、イジメダ、チ○チ○チョンギレ。」
陰湿?にペドロをイジメている一同を制するスノウホワイト。
「はいはい、弱い者イジメはいけませんわ・・・彼を尋問しますから、みんな下がって・
・・」
皆を下がらせたスノウホワイトは、顔にイタズラ書きをされたペドロの前に膝をつくと、
彼を縛っている荒縄を解き、眼前でポンと手をたたいた。
「はいっ・・・目が覚めましたか?」
その声に、呆けていたペドロがピクンと体を震わせて目を覚ます。彼の視界に、優しい
微笑を湛えた純白の白雪姫が映った。
「んわ?・・・ああっお姫様っ・・・白雪姫様〜っ!!」
スノウホワイトを見たペドロは、両目から感激の涙を溢れさせて叫んだ。催眠陵辱術に
よって、スノウホワイトに対する至高の(愛)に目覚めたのだ。
(愛)に目覚めたペドロは、女神様を拝するかの如く両手を組み、目をキラキラ輝かせ
てスノウホワイトの前で跪いた。
彼の周囲が(心理的イメージで)愛の花園になっており、頭上には妖精が舞っている。
「おお、白雪姫様・・・美しくお優しい姫君・・・あなたは天使様です、女神様です、
天空に輝く太陽です〜。そしてワタシは貴方様の奴隷です、ペットですぅ〜っ。ワタシは
貴方様に汚い言葉を使ってしまいました、どうか罪深いワタシを罰してくださ〜い。」
声を上げて懺悔するペドロを、優しく、そして慈しむ様に抱きしめるスノウホワイト。
「どうして貴方が謝らねばならないのですか・・・貴方は悪い人に騙されていたんです
のよ。私は決して貴方を罰したりしません・・・悪いのは貴方を騙していた者達です。貴
方を悪い人達から救ってあげますわ・・・」
慈愛あふれるその言葉に、ペドロは目から滝の様に感涙を流してスノウホワイトの胸に
すがり付いた。
「うわーんっ、ゴメンなさいっ、ひめさま〜っ!!」
彼の心には、もはや一切の邪気も汚れも無い。生来、1度も人から愛された事も、愛し
た事も無かった暗闇のハンターだっただけに、その効力はてきめんだった。
侮り難しスノウホワイトの催眠術である。如何なる汚れた心の持ち主でも、彼女の至高
の愛を伴った催眠術によって改心してしまうのだ。それは、比類無き優しさを誇る彼女で
しか無し得ない秘技と言えよう・・・
泣きじゃくるペドロの頭をそっと撫でたスノウホワイトは、子供をあやすかのような口
調で尋ねた。
「貴方を操っていた者の正体を教えてください・・・バーゼクスに巣食う悪の正体を・・
・」
「は、はいっ。全部話させて頂きますっ。」
ペドロは知り得る事の全てを語った。彼に命令を下していたゲルグの事や、バーゼクス
国王を操っているデスガッドの事を・・・そして、彼等が行なっている悪の所業の一切を
スノウホワイトに告白した。
その驚愕の告白に、スノウホワイトは表情を曇らせた。いや、彼女の後ろで話を聞いて
いたミスティーア達も同様だ。
全てライエル領主の言っていた通りだったのだ。
「・・・では、誘拐事件も全てデスガッドの仕業だったのですね?」
「そ、そうです。若い娘が大勢連れて来られて、城の地下室に閉じ込められました。こ
の事を知ってるのは、俺も含めたゲルグ指令の直属の部下と、デスガッドの弟子達だけで
す。」
若い娘達が囚われている・・・その言葉に一同は固唾を飲んだ。
ミスティーアが、手に持っていた城の見取り図を目の前に広げる。
「その若い女の子が囚われている地下室と言うのはどこですか?すぐに助けに行かなけ
ればなりません、教えてください。」
見取り図の一角を指差すペドロ。
「地下室はこの部屋の下です。見取り図には書いてないけど、この部屋に地下室に行く
通路があります。」
見取り図には地上階の詳細しか書かれておらず、地下室と言う存在自体、多くの者に知
られていない事がわかる。
でも一番懸念される事は、囚われている娘達が、そこで何をされているかであった。そ
れを解明するため、スノウホワイトはペドロの両肩を掴んで強い口調で聞いた。
「娘さん達は何をされているのですっ!?デスガッドは一体何をしようとしているので
すかっ!?」
いつもは温厚な口調のスノウホワイトも、この時ばかりは強い口調になっていた。
「す、スミマセン姫様。俺、それ以上は知りません・・・そこに入れるのは、デスガッ
ド一味にゲルグ指令と・・・モルレム国王だけです。本当にスミマセン・・・お役に立て
なくて・・・」
泣きそうなペドロを見て、彼の手を握り締めるスノウホワイト。
「いいんですよ・・・よくぞ話してくださいました・・・貴方のお陰で娘さん達を助け
る手掛かりが出来ましたのよ、感謝しますわ・・・」
「は、はいっ。俺に出来る事なら何でも致しますっ、どんな事でも仰ってくださいっ。」
スノウホワイトに励まされ、喜びながら答えるペドロだった。
しばらくして、黙って話を聞いていた天鳳姫が、重い口を開いた。
「その地下室に国王も入っていると言う事は・・・国王も連中とグルだったわけアルね。
デスガッドとか言う奴と一緒に、女の子達をイジメてるのは間違い無いコトよ。」
独り言の様に呟いた天鳳姫に、ミスティーアも同意の言葉を発した。その表情には怒り
が露になっている。
「多分そうでしょうね。彼等が何をしているのか判りませんが・・・許せない事ですわ
っ。」
ミスティーアの言葉に、ペドロは目を輝かせて即答した。
「そうですよっ、あいつ等は許せません・・・娘達を誘拐し、悪事を働いているあいつ
等は本物の悪党ですよっ。俺・・・白雪姫様のお陰で目が覚めましたっ。俺はたった今か
ら貴方達の味方です。もうゲルグの冷血野郎やモルレムのアホ国王なんかクソ食らえスッ
よ。」
愛と正義に目覚めたペドロの目は、純真なまでに光り輝いている。いかつい顔にキラキ
ラした瞳は余りにもギャップがあり、天鳳姫とミスティーアは思わずたじろいだ。
「あいやー、その目はちょっとキモチ悪いのコトよ〜。近寄らないで欲しいアルね。」
「少し洗脳が、あ、いや、術が効き過ぎたんじゃないですか?人格がすっかり変わって
ますよ、怖いぐらいに。」
引いている天鳳姫とミスティーアに、スノウホワイトは首を横に振った。
「いいえ・・・これが彼の本来の姿ですわ。私は彼の心の中に封じられていた、本当の
優しさに手を差し伸べたに過ぎません・・・私の術は優しさを持つ方にのみ有効ですから・
・・」
謙虚な口調でそう語るスノウホワイトに、2人は互いの顔を見て呟いた。
「スノウホワイトさんは、別の意味で魔戦姫最強じゃないですか?スノウホワイトさん
の力を全力にしたら、世界中の悪党が改心するかも・・・」
「う〜ん、それは言えてるアルね、スノウホワイトさん恐るべしアルよ。」
スノウホワイトは戦う為の能力を一切持ち合わせていないが、その代わり如何なる能力
にも勝る最高の能力を、彼女は持っている。
それは・・・限りない優しさと慈悲の心である。
リーリアが彼女を魔戦姫として迎えたのも、この純真なまでの優しさがあっての事だっ
た。日々、戦いに明け暮れている魔戦姫達の心は、常に怒りや憎しみに苛まれる事が多い。
そんな彼女等を癒す重要な役割を担っているのが、スノウホワイトなのだ。
魔戦姫において、普段は目立たない存在であるスノウホワイトの実力を目の当たりにし、
改めて彼女の凄さを実感するミスティーアと天鳳姫であった。
その2人や侍女達を促すかのように、スノウホワイトが潜入作戦の続行を告げた。
「全てが明らかになった今、直ちに行動しなければいけませんわ・・・一刻も早く囚わ
れた娘さん達を助けに行きましょうっ。」
その声に、一同は力強く頷いた。そして城の見取り図を再度広げたミスティーアの前に
集まった一同は、各自の行動分担について協議を始める。
その結果、ミスティーアと天鳳姫は、侍女達と共に地下室へ直接乗り込んで調査を行な
い、スノウホワイトとドワーフ隊は、ペドロの案内でデスガッドの居場所を探る事になっ
た。
多くの娘達が囚われているとなれば、それなりの警護も成されている筈であり、警備員
と一戦交える事もありうる。そうなった時には、戦闘面に長けているミスティーアと天鳳
姫が有利なのだ。
話し合いを終え、立ち上がった3人の姫君は、それぞれドレスの胸元に手を当てる。そ
してドレスを変化させた。
「潜入モードッ。」
3人の掛け声と共に、ゆったりとしたドレスがシュッと音を立てて引き締まる。そのド
レスは体にそってピッタリと装着され、潜入に適した軽快なデザインになった。
肌に直接着ている服は、レオタードのような感じで、ドレスを変化させたベストを上に
羽織っている。スカートはスパッツの形状に変化しており、その腰にはスカートの一部が
変化した長い布が巻かれている。
それぞれの色は元のドレスの色彩そのままで、ミスティーアは赤紫、スノウホワイトは
純白、天鳳姫は真紅と白を主体とした色彩になっている。そして彼女等が履いていたパン
プスとストッキングが、レッグガードの装着されたブーツへと変化していた。
見目凛々しき3人の姫君の姿を、エルとアルがウットリと見ている。
「皆さん、カッコイイですわっ。」
「とってもホレボレしますの。」
2人の言葉に、姫君達はニッコリと笑顔を見せる。カッコイイ彼女等を称えているのは
エル、アルだけではない。改心したペドロも嬉々とした声でスノウホワイトを賞賛してい
る。
「ああっ、白雪姫様・・・なんて美しいんだ・・・なんて凛々しいんだ・・・その白く
美しい足で蹴られるなら、俺は・・・オレは本望だ〜っ!!」
美しい脚線美を見て、感涙に咽ぶペドロに近寄ったスノウホワイトが、膝をついて語り
掛ける。
「ではペドロさん、私達はこれより娘さん達の救出に向かいます。それには貴方の力が
必要なのです・・・私達の、いえ・・・囚われた方々のために、力を貸して頂けますか?」
それにペドロは即答する。
「はいっ、喜んでご一緒させて頂きますっ!!白雪姫様のためなら、たとえ火の中、水
の中っ。地獄の果てまでお供致しますっ。」
「ダンケシェーン(ありがとう)、ペドロさん。貴方は本当の勇者ですわ・・・」
スノウホワイトはドイツ語で感謝の言葉をのべると、額にキスをした。
(白雪姫)の祝福に、ペドロは至高の笑顔で喜ぶ。
「ひめさま〜っ。俺は永遠に貴方の家来です〜。」
そんなペドロを見て笑顔を見せていたスノウホワイトだったが、彼がズボンをずり下ろ
したままだったのを見て、顔を真っ赤にした。
「あ、あの・・・ズボンを履いてくださいな・・・大事なモノが出てますわよ・・・」
恥かしそうなスノウホワイトに言われ慌ててズボンを履いた。
「おおっ!?こ、これは失礼をば・・・」
スノウホワイトに催眠術をかけられた時から、下半身丸出しだったのだ。
ペドロがズボンを履き終えると、一同は城に目を向ける。
「では、行きましょうか。」
「ええ・・・」
一同は歩み出す。悪魔の潜む伏魔殿に・・・
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