魔戦姫伝説異聞〜白兎之章〜
白い少女 第40話
Simon
――プシャアァァァァァ…ァァァ…
ガクガクと激しく痙攣しながら、山芋にかぶれたおま○こから、幾度目かの小水
を撒き散らす
「ごおぉぉぉぉ!――ごおぉぉ!――ごおおぉぉぉ!!」
喉の奥を真赤に腫れ上がらせ、少女のものとは思えない血を吐くような絶叫を上
げ続ける
血走った目には、もはや理性の色は欠片も見られなかった
「――おがぁぁぁぁぁぁ!!!!」
――ガッ!――ガッ…ガッ!――ガッ!
リンスが一際激しい絶叫を上げながら、後頭部を激しく床に叩きつけ始めた
「おぉ! また始まったぜ!」
「ひゃはは! すげぇ、すげぇ!」
男たちが笑いながら、リンスの頭と手足を押さえつける
細い腕や足を尻に敷いて、暴れすぎたせいで手首に食い込んだ綿縄を少し緩めて
やる
「あ〜あ、やっぱり血が出ちゃってるよ」
四肢を押さえられたまま、それでも少しでも身体を跳ね上げようとしながら、リ
ンスは弱弱しく喉を鳴らす
言葉は封じられているが、こんなときに女が言うことはただ一つ
――私を殺して――だ
「だめだよリンスちゃん――そんなことしたら、頭怪我しちゃうでしょ」
「おうおぅ――いあえぇぇ――うぅあぁぁ!…」
「しょうがないなあ――じゃあまた、掻いてあげようか」
――ヒクッ
掻く――と言う言葉に反応したのか、リンスの瞳が揺れる
「痒いんなら、このお兄ちゃんに、掻いてもらおうな」
「そ! 今度は、この俺の番!」
指し出された男の手は――山芋の汁に塗れていた
「――あ…ぁぁ――あ…」
それが何を意味するか判断できたのは、当の昔のこと
動物的な――ある意味素直な感情を浮かべるその瞳は、期待と喜びに輝いていた
「へへへ――もうそろそろ、戻ってこれなくなりそうだな」
「まだ大丈夫だよ――じゃあ、頂きま〜す」
――ニュル!――クニュクニュ!――キュッ
「ふわぁぁぁ!――あは!――あぁぁー!」
腫れ上がった乳房を揉み解され、喜びに喉を震わせる
待ち望んでいた刺激に、少しでも男の手を受け入れようと、精一杯その胸を突き
上げる
掌全体で胸が押しつぶされ――痛々しいほどに尖りきった乳首に、コリコリと爪
を立てられる
「おふ!――あらえぇぇ!――お…おぉぉぉ!」
――あはは! すごい もっと掻いてぇ
「すげぇ、反ってる、反ってる!」
「なぁ、おま○こも寂しいって啼いてるぜ」
「分かってるって――」
「――おごぉぉ!――ああぁごぉ!!」
――そこよ! そこ――あぁぁ!
「――う!…ぎぃうぅぅぅぁぁぁぁ!!」
――カリ――
――カリ…カリ――――ボコッ…
誰も見守るもののない中で
小さな何かが、地面からはえた
土で汚れていてもなお、月明かりに白く浮かぶ――
――カリ――ガ…リ――ガラ…ラ……
今ここに――『………』が――――黄泉返ろうとしていた
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