魔戦姫伝説異聞〜白兎之章〜
白い少女 第39話
Simon
――カサ…
――カサ――カサ…リ…
風の音に混じって――小さな音がする
土を指先で掬うような
――カ…サ…
奇妙なことに、辺りには人も――動物の姿もない
ではこれは――虫……だろうか?
――カサ――カサ――カリ――
誰も聞いていない――誰も不思議に思わない
ただ、小さな音だけが、風に舞う――
――
「――お…ほぅ――はふぅ…」
クタリと、力の抜けた小さな身体
緩みきったアヌスは、指が抜けた後も、小さく口を開けて震えている
それが窄まってしまう前に――
――トロロロッ……
「――ぶほおぉぉぉぉぉっ!?」
――プチュルゥゥゥ!
突然の冷たさに反射的に収縮したアヌスが、20センチ近くも粘液を吹き上げた
「おおっと!――行儀が悪いぜぇ!」
「おがぁぁぁぁ!!!――ひゃがぁぁぁぁぁ!!」
「下から食べる山芋も、なかなか乙なもんだろう」
男たちが嘲笑うが、リンスはそれどころではなかった
上に向けられていたお尻から、冷たいものが一気に胎内に流れ込んできたのだ
どれほどお尻を締め付けようとも、一度入ってしまったものは、ズルズルとリン
スの中を容赦なく滑り降りていく
「――くひゅぅぅ!――ご…おぉぉ!!」
男の手を跳ね除け、激しく身を捩っても、べったりと張り付いた異物感は拭いさ
ることができない
その冷たさが、リンスの胎内に染み込むように消えていき――代わってジワジワ
と――奥の方から、痺れるような熱さが湧き上がってくる
「――ふっ――ふごっ――お…おぉっ!…」
体中がジリジリと炙られていく
中からも外からも――引いてはかえす波のように
リンスの心がグラグラと揺れ、視界が歪みながら蕩けていく
「――くきゅぅぅ――ふっ…ふぁがぁぁぁ!」
無意識の内に、腰がビクビクと跳ね上がる
胸を揺すって、少しでも火照りを逃がそうとする――小ぶりな胸は殆ど揺れるこ
とはなかったが
おま○こもまた激しい刺激の中で、肉襞を痛々しいほどに充血させ、太腿が捩れ
るたびにピチャピチャと蜜を滴らせ始めていた
リンスがたとえ同じ年頃の少女に比べれば、多少は心が強かったとしても、最初
からこのような責めを受けていれば一溜まりもなく精神をズダズダに引き裂かれ
て、一匹の浅ましい獣に成り果てていただろう
「――おおっ!――ぶがが…がぁ!…」
段階を踏みながら、ギリギリでとは言えそれを乗り越えさせられたことで、短い
時間にもかかわらず、身体がこの刺激を学習してしまったのだとしたら
「――あごぉ!――あっく…んららあぁぁぁ!!…」
「――おごごぉぉ……あうえぇえぇぇぇ!!!」
それはすなわち――発狂寸前の熱夢の中で、男たちの気が済むまで延々と嬲られ
続ける、ということだった
「――おぅあぁぁぁ!!――ううあぁぁぁぁぁぁ…あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
――ユウナ――ユウナ――ユウナユウナユウナユウナァァァァァァァ!!!!
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