魔戦姫伝説異聞〜白兎之章〜
白い少女 第24話
Simon
「――オオオッ!…イデエエェェ…ォォ…」
股間を抑えて蹲る男――ついさっきまで、ユウナの口を犯していた
恐ろしい勢いで広がっていく黒い水溜り――体中が激しく震えている
――ゴロロ…ロ…
最期の悲鳴が、喉の奥で絡まり――激しい痙攣の後――力が抜けた
――ブリュ…ブリ…ブリ…――ゴボッ…ゲロゲロ…
緩んだ肛門からの脱糞――嘔吐――――男は死んだ
「――ちょっと待てぇ! なんだそりゃあ!」
――そんな馬鹿な話があるか!
ぶっ壊れた便所女が――を食いちぎった…?
見たものを脳が受け付けない
そんなことができる筈がない!
――アイツの心は、完全に殺したはずだ! 目ン玉抉られたって、歯ぁ圧し折っ
たって、逆らうはずがないんだ
10人以上が寄って集って――半日以上も犯し抜いたんだぞ
あそこまでやられて、『女』を保っていられるはずが――
――ゾクッ
言い知れぬ悪寒が背筋を走った
――女…じゃないの…か?
――ゴ…ゴボォッ!――――――ベシャッ!
ユウナの口から、赤黒いブヨブヨした肉の塊が吐き出された
――ああ、あれは…
馬鹿だなぁ、みんなぼんやりと見てるだけだよ
そりゃそうだよな――歯ぁ立てられたんなら、ぶん殴るとかするけど、いきなり
食い千切られるなんて思っても見ないもんなぁ
――ははっ 俺なんか、おま○こにチ○チン入れたまんま…で――え?
――やばい 逃げ――!
――――――――だめ
――ギヂギヂュ!ギヂィ!
少女の滑らかな白いお腹に――凄まじい筋肉の束が盛り上がった!
(――――――――――グシャッ!!)
音は聞こえなかった――だが、誰もが解った
「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
声にならない絶叫を上げながら、後ろ向きにぶっ倒れる男――その股間に、ある
はずのものが……ない
一瞬でショック症状を起こす――俺はこんな顔で死にたくない――恐怖を顔面に
こびりつかせたまま
――――ベチャ…ボト…ボト…
さっきまで精液を垂れ流していたおま○こが、今は赤黒いミンチをひり出してい
る
――キチキチ…キチ…
――? 何の音だ?
――キチ…ギリリ…
――鉄?――鉄と鉄が……擦れる音?…
――ギ…ギ…ギ…ギ!…ギ!…
――鉄と鉄と……柔らかい肉が……擦れる音
――ビキッ!…ブシッ!…メギ…キ…
――あんな風に――鎖が…千切れるとき――枷が…砕けるとき――肉が…弾ける
ときの…
――ギッ…………………………バギィィィッ!!
「あー、はは――切れちまった…」
モゾモゾと起き上がる――あぁ、あれは痛い――足首の腱が切れてるなぁ――右
手の親指の肉も削げ落ちてるし……無理に外そうとするから
――左足なんか、折れてるんじゃないか?――あんなにふらふらして――あ〜あ、
口の周り、血でベットリ――ああなると大変なんだよ……息するたんびに、凄い
血の臭いがしてさ――吐きそうになるんだよな
――それにあの眼――濁り切って……腐ってて――こっち見てるし――
――こっち……を――俺を見てる?
――リンスサマニ――テダシ――サセナイ
――!!!!!
「――ぶっ……ブッ殺せぇぇぇっ!!!!」
「「「「「「――おおおおおおおおぉぉぉっ!!!」」」」」」
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