ローザ姫の悲運第二部:白百合美少女親衛隊
第七話:アンリエッタ大活躍
神光寺雅
どかどかどか・・・
牢屋へと男達が駆け込んできた。
あぶれた若い手下どもだ。
「ここには5人いる一人ずつやれるぜ」
「あの短いスカートをめくってやっちまおうぜ」
普段はろくな褒美ももらえない。今日ばかりは一人に一人ずつ上等な獲物が手にはいるのだ。
息を切らせて部屋に飛び込んできた。
だが・・・
「なんだあ?どうして縄を」
シンシア始め親衛隊の5人は壁際に一団となって迎え撃とうとしている。
引きはなくても多少の格闘技は取得している。
もちろんお稽古ごとの範囲だが。
「おもしろい・・お嬢様の一人や二人訳はないさやっちまえ!」
襲いかかろうとしたとき、アンリエッタが立ちはだかった。
「なんだよ!じゃまするのか?」
5人の若い男達を人にらみするとぼそっと口を開いた
「あ〜あ昨日まで・・あたしに・・毎日迫っていたくせに・新しい小娘に夢中かいいやだね〜」
「・・ど、どけよ・・じゃまするなよ・・・」
「へぇ〜〜どけよかぁ・・・・」
アンリエッタは一番すごむ男に寄り添って
「お姉さんに・・・手でしてもらってすぐいっちゃったくせに・・あの子達に教えてあげようかな?」
「ええ〜それないですよ・・・・」
どうやら・・5人の若い男達はアンリエッタに弱みを握られているようだ。
「またしてあげるから・・・今日は帰りなさい・・ね」
「う・・・」
男達は顔を見合わせた、相手が悪い。
すごすごと・・・牢屋を出ようとする。
「おとなしくオナニーでもしてなさい・・」
アンリエッタが勝ち誇ったように言い放つ。
「案の定だな・・・ひひひ」
入り口から小柄な男の声がした。
「えっ?げえっ?・・・」
アンリエッタが露骨にいやな顔をする。
「こいつがいたんでは若い連中も思う道理にはできないと思ったが案の定だ・・」
若い男達をかき分けて小柄な男が入って来た。ぎょろりとした目【遠目】だ・・
「来るな来るな・・・」
アンリエッタが露骨に嫌がってる。
「露骨に嫌がっておるなそんなところがたまらないんじゃ」
「好かれたくな〜ぃ」
【遠目】がその目でアンリエッタを見つめる。アンリエッタは魔法にかかったように
【遠目】のいうことに従った。
「ありがてぇ!遠目のだんな感謝しますぜ」
「なになに・・若い小娘より、こういういい女をたっぷりとかわいがる方がこのみでな・・ひっひひい・・・」
アンリエッタの手を引いて【遠目】は部屋を出て行く
「どうやら・・一人残さずおぼこ娘のようだ・・・あんまり手荒にやって壊すんじゃないぞ」
ぼそぼそと・・一言二言呟いた。
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