ロゼッタ姫と白雪姫の大活躍♪
(6) ロゼッタ姫と白雪ちゃん、絶体絶命!?
原作:神光寺雅
ムーンライズ
「おうおうっ、誰が騒いでやがると思ったら、パンパリアのロゼッタ姫じゃねーか。飛 んで火に入る夏のオ○ンコとはこの事だぜ〜。」 肥え太った毛深い親方を見て、ロゼッタちゃん大絶叫っ。 「きゃ〜っ!!く、熊ですわっ!?誰が見てもどー見ても熊ですわ〜っ!!お姫さまを 食べるキョーボーな熊男ですわ〜っ!!」 そんなロゼッタ姫に、顔面どアップで迫る親方☆ 「あ〜ん、誰が熊だって〜?もしかして俺の事かぁ〜?」 「あれえっ、死んだフリですわ〜っ(ぱたっ)。」 すると白雪ちゃん、おとぼけの顔で親方にツッコミを入れるっ。 「まあ、あなたは怪人クマ男さんですのね。始めて見ましたわ・・・がお〜って吠えま すの?」 「吠えるわきゃね〜だろっ!?」 「そんなに怒らないでプーさん・・・後でハチミツご馳走しますわ♪」 「がお〜っ!!!!!だれがプーさんじゃゴルァ〜ッ!!!!!」 ブチ切れた親方に、ロゼッタちゃん達3人が尋ねる。 「「「じゃあ、何者ですの?」」」 (トリプルでハモッてる。) 「ふっふっふ、聞いて驚け、見て戦けっ。俺さまの名前はベアジャック、泣く子も黙る 盗賊団の親方さまよ〜。」 踏んぞり返って威張る親方を見た3人組、全っ然驚かずに顔を見合せてヒソヒソ〜。 「やっぱりあいつ熊男ですわ〜。」 「・・・名前からして熊男さんですものね・・・」 「きっと森にエサがなくなって人を襲ってるんですわよ、あの熊男は。」 (※ベアジャックを和訳したら熊男(くまお)で〜す☆) 完璧にアホ扱いされた親方のベアジャック、落ち込んでオイオイ泣いてる。 「うにょれ〜っ、よくも俺様の気にしてる事を〜。どーせ俺はモテナイ熊男だよおお〜 (涙)。」 どーやら、かなり暗い青春時代を送ってた様子だ。 激憤したベアジャックの背後から、怒りの炎がごおお〜っと吹き上がった。 「俺さまをクマゴローなどと言いやがった奴は生かしちゃおけねえ〜。野郎どもっ、お 姫様を犯っちまえ〜っ!!」 手下どもが全員、ロゼッタ姫達に迫る。 ゴキブリのよーな手下8号、汚い手をワキワキさせながらヨダレを垂らした。 「じゅるる〜、オッパイ揉ませろ〜。ズロース拝ませろ〜。」 キョーアクな手下どもを前に、パニック状態になるロゼッタ姫。 「こーなったらヤケですわっ!!オッパイぐらい揉ませてあげますわよ〜っ!!白雪さ んのズロースでも見て萌えまくりなさーいっ!!」 いきなりスノウホワイトの白いスカートを捲るっ。すると・・・盗賊どもが突如フリー ズする。でもってスカートを捲ったロゼッタ姫もアンリエッタまでもギョッとする。 「し、白雪さん・・・の、の、のーぱ、ん。」 キョトンとしていたスノウホワイト・・・急に顔を赤くして一言!! 「あ、あの〜。さっき女の子にズロースあげたの忘れてましたわ・・・」 ---ブッシュウウウウ〜〜〜〜〜ッ!!!!! 盗賊どもの鼻から噴水のよーに血が大噴出〜っ!! そして、すかさずロゼッタ姫達は遁走した。 「やりましたわ♪白雪姫に萌え萌え大作戦、成功ですわ〜☆」 (しかし、こーゆーの を作戦と言うのだろーか?) でもって、床には手下1号と5号がピクピク痙攣している。 「お、オッス〜。じ、自分は出血多量であります〜。」 「親方〜。お、俺もうダメっスよおおお〜。」 「えーいっ、鼻血の1リットルぐらいでメゲてんじゃねえっ、いくぞ野郎ども〜っ!!」 萌える悪党ども、お姫様陵辱に萌えてゾンビのよーに立ち上がった!! どうにか逃げたロゼッタ姫、屋敷の中をドタバタ走り回る。 「2人ともこっちですわっ。」 急に進行方向を変えたロゼッタ姫は、2人を伴って屋敷の屋根に逃げ延びた。 でも屋根の上には逃げ場はない。アンリエッタは心配そうに尋ねる。 「姫様、ここでは逃げる場所はないですけど・・・これからどーするのですか?」 するとロゼッタ姫、自信満々に答えた。 「大丈夫ですわ、私が考え無しに逃げてたと思いますの?さあ白雪さん、あなたの出番 ですわよ。」 言われたスノウホワイト、戸惑った顔で返答する。 「私ですか・・・なにをすればいいんですの。」 「簡単な事、あなたは魔法が使えるのでしょう?空飛ぶ絨毯か、魔法のホウキでピュ〜 ンと飛んで、ピュ〜ンと逃げて・・・あら、白雪さん?」 スノウホワイトの顔は、とっても申し訳なさそうになっている。どーやらロゼッタ姫の 思惑は外れたよーである。 「・・・スミマセン。今日は飛行用のアイテムを持ってきてないんですわ、だからその 〜。」 (がちょ〜ん)と響く絶望の音。 ここは屋上・・・どこにも逃げられない。しかも階下から、ドドド〜ッと盗賊共の足音 が響いてくる。 ロゼッタ姫、とっても困った顔で笑っちゃう。 「え〜っと、これからどーしましょ♪笑ってごまかせ、あっはっは〜。(乾いた笑い)」 「思いっきり考えなしじゃないですか〜、もうダメ〜、いつもの如くの展開ですわ〜。」 もはや絶体絶命の3人・・・するとスノウホワイト、何やら考え込んでる。 「・・・こんな時の事は・・・ええ〜っと・・・(考える事30秒)・・・そうですわ、 墓穴を掘るって言うんでしたわね♪」 「そーゆーボケをかましてる場合じゃないです〜っ。(大涙)」 いつものパターンが3人を待ってるのであった。 彼女達の運命は如何に!? と、ゆーわけで、後編に続く♪ To・Be・Continued・・・(^^;)
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