古城の艶舞3

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舞台では、パトリシア姫の稽古が続いていた。最初は多くの侍女達が、その稽古を見守っ
ていたのだが、夜も更けていき、一人また一人とお暇を告げていった。
 最後には、パトリシア一人で稽古を続けることになった。
「・・・さすがに私もつかれたわ。お仕舞いにしましょう」
 数時間踊りっぱなしだった、パトリシアもようやく稽古を終わらせる気になったようだ。
 とそのとき。
「あら?・・・物置の戸が開いている・・・」
 舞台の袖に、小道具などをしまう部屋がある。いつもは鍵がかかっている部屋なのだが、
その扉が半開きになっていた。

 話は数時間前に戻る。弟ピエールを城に送り届けて帰ったはずの次男のドワーガは、数
人の兵とともにこっそりと城へと戻りこの物置に隠れていたのである。
 この物置は、城の裏手から道具の搬送をするために舞台のなかで唯一、外からの進入が
可能だった。もちろん普段は両側から鍵がかけられており、やすやすと忍び込みことなど
できぬはずなのだ。事前に調べておいた物なのか、この乱暴者は、まんまと忍び込んで、
淫らな陰謀を企てていたのだ。
 ドワーガがこの物置に進入するやいなや、宴から戻ったパトリシアが稽古を始めた。
そのあいだずっと、姫が一人になるチャンスを狙っていたのだ。
「・・・お、王子・・・や、やっとひとりになりましたぜ」
「へへへ・・・まあ待て。舞台の上では大声でも出されて、近衛兵でも飛んできたら事だ。
上手くここにおびき寄せるんだ」
 ドワーガは好色物でも知られていた。国中でも、拐かし、強姦の常習犯だった。それで
も表沙汰にならないのは、王子付きの数人の兵が上手く立ち回ったことと、金で事を納め
てきたからである。しかし、噂は絶えず。まともな縁談とて無かったのは言うまでもない。
 そこへ来て、ピエールの縁談である。しかも噂によれば、パトリシア姫はなかなかの美
形とのこと。同行をかって出たのはそれが故だった。しかし、父王とて知らぬはずもない。
 宴席に出ずに帰国を命じたのはその為だった。しかし、この男がそれで黙って引き下が
るはずもなかった。
 長い時間この悪党どもはおとなしく時を待っていたわけではなかった。
 この、物置は舞台の下のはじにあった。小窓から覗くと、舞台を下から覗く格好になる。
王子を始め悪辣な部下どもは、遠眼鏡を使って、姫のスカートの下を覗き込んでは、自慰
に耽っていた。さらには小道具を引っかき回し、姫の穿いていた破れたタイツやショーツ
を見つけだして、自分のペニスにくるんだり、擦りあげたりして、しまいには、精液で汚
していった。 
 そんなこととは知る由もない。パトリシアは舞台からおりると、物置に近いづいた。
「おかしいわね?・・・さっきまでしまっていたはずなのに」
 パトリシア姫は不思議そうになかへ入ってみた。
「!!!!」
「へへへえ・・・やっとお会いできましたねお姫様」
 なかに入ったパトリシアは目を疑った。5人もの男たちが、なかには潜んでいたのだ。
しかも男たちは全員素っ裸だ。
「ああああ!」
「おっと!逃がしはしないぜ」
慌てて逃げ出そうとするパトリシアの後ろに回った男が、物置の扉を閉めてしまう。これ
で外に物音は漏れない。
「あ、あなたたち・・どこから・・・」
まともに男たちの姿など見られるはずもない。パトリシア姫は男の裸など生まれてこの方
見たことなどあろうはずもない。思わず足元に眼を落とすと、そこには自分の練習着や破
れたタイツ。洗濯用に着替えたショーツが散らばっている。くしゃくしゃになったそれら
の衣類には、黄ばんだ液体がべっとりと付けられている。その正体が何かは知る由もない
が男たちの荒い息、汗ばんだ雄の体臭。部屋一面に漂う生臭い臭い。
 それよりも、男たちの股間にそびえる、人間のものとは思えない、巨大な蛇のような突
起。先からほとばしる透明な液体。男の一人はその突起に自分の洗い物を擦りあげている。
 それが、パトリシア姫の処女の本能に絶望的な危機を感じさせた。
「ああ・・・な、なにを・・・」
 そこまで言うが早いか。姫の身体に、男たちが群がった。特に初めて見る、短いスカー
トの下の薄手の白いタイツ。乙女の危機を最少限度にしか隠さないフリル付きのショーツ。
 姫の短いスカートは苦もなくめくりあげられ、男たちの手が、その下半身に這い回った。
「あああ!いやっ!いやあああ!」
「へへへ・なんていい手触りだ。まるで素足を撫でているようだぜ」
「こんな短いスカートで、脚をおっぴろげてる姫様が、なにをいいやがる」
「姫様の踊ってるスカートのなかを覗き込んでなんどこいつをしごいたと思ってるんだ」
「ひいっ!そんな!そんなのしらないっ!」
男たちは、姫の珍しい衣装に興奮していた。
 身体に密着し、下半身をまったく隠してはいないその衣装に、脱がさないまま恥辱を与
えたいと思いはじめていた。
 特に薄い白のタイツが、肌色を浮かび上がらせ、桃色に見える事に、かなり興奮を覚え
ていた。


「このタイツはどんな手触りがするんだ?」 「俺のペニスで味わってみようじゃねえか」 男の一人が、自分のペニスを姫の太股に擦り付ける。他の男たちは、タイツの上からあせ まみれのごつい手で撫で回す。薄いタイツの生地は、そのおぞましい感触を直接伝える。 まるで裸にされて責められているようだ。 「ひいっ!いやっ!」 パトリシア姫は全身の力を振り絞って抵抗する。華奢に見えて、高いジャンプを飛ぶその 運動神経で、必死に男たちに抵抗して、スキあらば逃げだそうとする。 「おい!トンだおてんば姫だぜ!」 「押さえ込め!」 パトリシアの抵抗に手を焼いた男たちは、一斉に襲いかかって姫をかつぎ上げた。  そして、壁際においてあった大きな木箱の上に乗せてしまう。 「な、なにするの?いやっ!」 「へへへ・・・おてんばな姫君にはこうしてやらんと・・・」  男たちはパトリシア姫の両手を上に伸ばし、先ほどまで欲情のはけ口にしていた破れた タイツで縛り上げ、都合よくあった柱にくくりつけてしまう。 これで、パトリシア姫は上半身の自由を奪われてしまった。 「いやっ!よらないで!いやだっ!」 唯一自由になる両足をばたつかせ、男たちに抵抗するパトリシア、しかしそれは男たちの 眼を楽しませる格好になってしまったのだ。  

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