淫らの森の美女(第16話)


「へへへ・・・お嬢ちゃん今度は俺達の番だぜ」
「ひっ!」
禄助が派手に吐き出すと、今度は兄貴が鰻平に合図した。
可愛らしい赤ずきんのチュチュを着た桜子は小柄で、一番幼く見え
る。
一方の鰻平は素っ裸である。だがこの男、見かけによらず毛深い男
だった。胸毛や、陰毛だけではなく、全身コレ毛だらけといった風
体である。
それはまさに、赤ずきんと狼の舞台をそのまま再現したようである。
逃げる桜子の手をつかんでクルクルと回したり、抱きかかえてリフ
トしたりする。その度覗くスカートの下の白いパンツが見ている男
達の欲望を誘った。
「ひいっ!いや、いやああ!」
必死になって逃げようとする赤ずきんの桜子。鰻平は無理に捕まえ
ようとせず。適当に追いかけながら、やがてスタジオのすみに追い
込み、桜子を捕らえると大きくリフトして舞台の中央へ連れてくる。
「いやっ!はなして!はなしてえ!」
「へへへ・・・ここからは振り付けを知らないだろう!おじさんが
教えてやるからな!」
「え!?きゃああああ!」
赤ずきんと狼の振り付けよろしく、桜子の腰を持って振り回す鰻平。
予期せぬ鰻平の行動に目を回し、桜子は。ステージの中央に倒れ込
んだ。チュチュのスカートが傘のようにまくれ上がって、スカート
の純白の裏地、衣装とは解っていても、飾りの付いたパンツ、そし
てタイツと、全て純白の下半身が見ている男達の目の前にさらけだ
される。赤いずきんとのコントラストは、否応なく男達の欲望をそ
そっていく。
襲いかかる毛むくじゃらの鰻平の、あさ黒い肌。春菜は目を覆い。
男達は、獣と化してゆく。
「そうだ、舞台の袖で、赤ずきんはこうしておおかみさんに喰われ
ちまうのさ」
「ひつう!痛い!」
鰻平が倒れた桜子のお尻を引き上げると、そのまま桜子に入り込ん
だ。
桜子は痛みから泣きわめき、足をばたつかせて必死に抵抗する。
だが、それも鰻平に軽くあしらわれてしまう。
「やだやだ!おじさん痛いよお・・・」
「おおそうかいそうかい!・・・・」
まるで幼子のような幼い悲鳴を繰り返す桜子。鰻平は、まるで孫に
も当たるその美少女を、猫なで声であやしながら、容赦なく引き裂
いて、腰を振ってさらに悲鳴を上げさせている。
白いタイツに包まれた純白の両足が哀れに九を切った。
「・・・・ああどうしたらいいの・・・・」
春菜は目の前で繰り広げられる地獄絵図に、自分の無力さを感じて
いた。
「ううう!痛い!痛いのお・・・・」
ひときわ甲高い声で桜子が叫んだ。鰻平がフニッシュを迎えようと
言うのか。声をあらげ、激しく腰を動かしている。
やがて。
「お、おおお!たまらん・・・・」
「ひっ!イヤ!出さないで!中で出しちゃいやだああ!」
鰻平が引きつったように身体を振るわす。
「ああ・・香山さんまで・・・・」
どくっ!どくっ!中出しされるその音が、春菜の耳には聞こえたよ
うな気がした。
琴慧を羽交い締めにしていた耕太は、むずむずしていた。れな、桜
子と次々と処女を奪われていく。いずれも美少女達ばかりだ。
「ちくしょう!あんなおやじどものきたねえチンポにくれてやるの
は惜しかったぜ」
さっさと美春の身体を犯しておきながら。この男の身勝手な怒りが
燃えさかった。
その欲望は、いまや一人残った琴慧にと向けられていた。あまりの
恐怖に声も出せず、ただ震えているだけの琴慧の、スレンダーな身
体を撫で回す。やはり若いからだろう。思ったより、骨張ってはい
ない。身体の柔らかい筋肉が、耕太の欲望を刺激した。
「あ、兄貴!今度はこいつを・・・・」
そのとき、兄貴が耕太を制止した。
「ばかやろう!おめえは!俺の言うことも聞かずに一番美味しいと
ころを取ったじゃねえか!その娘はお前にはやらねえ・・・・」
いつの間にか他の男達も、耕太をにらみつけていた。
「ほらよ!こっちへ来るんだ!俺が可愛がってやるからな!」
「あ、い、いやあ・・・・」
兄貴は、耕太の手から琴慧を奪い取って。バーの方へと連れて行っ
た。
「へへへ・・・当然だな!いいざまだよ」
「・・・・お前にはそっちの女がいるだろうが・・・・」
「く・・・・・」
兄貴は琴慧をバーをもたせて立たせると、足を上げるように言う。
「・・・ほら、レッスンの時のように・・・大きく・・・・そうだ
そうだ・・・・」
「・・・・・・」
琴慧には男の言葉に逆らう気は失せていた。泣きながら、ぶるぶる
震えながら、アラベスクのポーズをとる。
それを見て、兄貴が後ろから襲いかかった。
「・・・ひぎっ!い、痛い!・・・・・」
「・・・へへへ・・・バレリーナの処女をこうやって奪ってみたか
たんだ。一番身体の柔らかそうなお前が一番向いていると思ってな・
・・・」
琴慧の悲鳴を皮切りに、再び男達の陵辱が始まった。





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