王女戴姦 第4話
隠者
「俺の計画に協力してもらうぞ」
犯された余韻に、呆然とするデルフィナに、ルデロは「命じた」。
「…何を…するの…」
デルフィナは泣いている。その理由は複雑だ。
「アリゾンを奪取する」
「!」
さすがにデルフィナは驚いた。兄の来訪の真の目的はそこにあったのだ。夫ガザン
は、義娘の王女リリアは、一体どうなるのか。
「心配するな。お前の体を使って合法的に手に入れるのさ」
ルデロは妹の心配を読み取るかのように答えた。
「…私の体…?」
厭な予感がする。
「王妃であり、その美しさを持つお前は俺の大切な性奴だ」
「…いや…そんなの…」
「厭?だと?」
ルデロの手がぬぅとデルフィナの股間に伸び、まだぬめぬめとする膣内に指を突っ込
んだ。
「あぅうっっ!」
「ふん。お前のここの過去をガザンの老いぼれに全部話してやろうか?」
そんなことをされたら、王妃デルフィナは終わりだ。追放だけではない。処刑される
恐れもある。過去を知らぬ夫に、性玩具としての自分の過去など知られたくもない。
「…そ、それは…」
「だったら協力するしかないなぁ」
兄の精液と妹の愛液はデルフィナの膣中でぐちゃぐちゃに入り交じ、その液体の海で
ルデロの指は膣壁をなぞるように激しく、蠢く。
「…だ、だめぇ…ま、また…いっちゃうぅぅぅ…」
「ククク、いけよ。牝犬が」
ルデロの指は容赦なくデルフィナの膣中を引っ掻きます。犯されたばかりのデルフィ
ナの子宮は膣口に向かって下がっており、ルデロの長い指は子宮の入り口をくすぐる
ように刺激した。その刺激が快楽の海へとデルフィナを引き込む。
「…あぅっ…ぅぅ…うぅン…いく…やぁ…いっちゃうぅぅぅぅぅ!!」
股を大きく開いた無様な格好のまま、デルフィナはまたいかされた。─惨めだった。
だがその惨めさが、デルフィナの心の奥の被虐心をむずむずと煽るのだった。
「完全に淫らな女に戻ったな」
ルデロは笑いながら、指を引き抜く。指はねっとりと濡れ、湯気が立ち上ってきそう
なほどだ。
「うぅ…酷い…どうして、どうして…」
封印していた過去を蘇らせた兄を罵るデルフィナ─。だが、心とは裏腹に、その肉体
は兄との再会を待っていたのかも知れない。「兄が憎い」と思えば思うほど、その兄
に蹂躪されることで、ぞくぞくとした悦楽を覚えている自分にデルフィナは気が付い
ていた。心のどこかで兄に犯されたい、汚されたいという願望が働き、ハープの音色
や兄を迎える時の姿態の美しさとなって、無意識のうちに現れてたのだ。
「さぁて。せっかく思い出したんだ。忘れないように刻み込んでやろうか」
ルデロは再び、デルフィナを犯し始めた。二度もいかされ、ひくひくと痙攣しながら
愛液を滴らす膣口に、ぴたりとルデロの陰茎が充てられる。
「もう…ほんとうに…許して…兄様…お願い」
うつ伏せのまま、床を這いずりながら、デルフィナは逃げようとする。だが、泣きな
がら、少しずつ寝室の出口へ向かう彼女をルデロは強引に引きずり戻す。抵抗すれば
抵抗するほど、ルデロの加虐心は増幅するのである。大理石の床に、手入れの行き届
いた爪を立てながら、前に進もうとするデルフィナの両脚をルデロはカエルのように
無様な格好に広げ、そのまま犯した。
「くっぅぅぅぅン」
デルフィナの声は甘く、ほとんど嬌声とも言える。ルデロのふてぶてしいほどに張っ
た亀頭部によって産道を掻かれる度に、デルフィナは泣きながら、悶えた。ルデロの
陰茎は愛も無く、ただひたすらに杭のように打ち付けられる。ルデロはデルフィナの
腰を持ち上げ四つん這いにさせると、両腕を後方に引っ張り、ぐりぐりとデルフィナ
の子宮を奥深くえぐった。
「…ひぅ…こ、壊れるぅぅぅ…」
「ふん。お前は奴隷だ。犬だ」
容赦の無い言葉でもデルフィナを嬲るルデロ。
「うぅン…お、おかしくなるぅ…あぅ…」
「狂え!狂ってしまえ!淫欲に溺れろ!」
─もう、止らなかった。その晩、デルフィナは信じられないほどの量の愛液を滴ら
せながら、兄に犯され続けた。性奴デルフィナは、その肉体に徹底的に快楽を刻み込
まれ、堕ちた。朝方になって、気の抜けたデルフィナの耳に、ルデロは催眠術のよう
にアリゾン奪取計画を吹き込んだ─。
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