(銀河の姫君)ギャラクシー・プリンセス♪(3)
ムーンライズ
さらに数日後・・・
帝国軍に投降した反乱軍のメンバーが、ギャラクシー・プリンセスに助けられた司令官と共に集まっていた。
彼らは皆、帝国への抵抗をやめてギャラクシー・プリンセスに忠誠を誓ったのである。
義手をつけた司令官が、(目をキラキラ輝かせて)ギャラクシー・プリンセスに敬礼する。
「皇帝陛下っ。これより反乱軍の残党に降伏勧告を呼びかけて参ります♪」
平和的な交渉がギャラクシー・プリンセスの望みであったため、彼らは(一応)非武装で抵抗組織の本拠地がある星へと向う事となった。
ギャラクシー・プリンセスは嬉しそうに司令官達を見送った。
「・・・では皆さんのご活躍をお祈りしていますわ・・・」
「「は〜いっ♪がんばってきまーす♪」」
意気揚々と宇宙船に乗り込む一同。
しかし、それを見ていたギャラクシー・プリンセスの胸に、何か言い知れぬ不安が過った・・・
彼らの乗り込んだ宇宙船から、恐ろしい気配が漂っていたのだ。
詳しくは何もわからないが、その宇宙船は危険だと第六感が訴えていた・・・
ギャラクシー・プリンセスは司令官達を引き止めようとしたが、すでに宇宙船は空へと飛び立った後だった。
不安を抱え、インペリアル・パレスの最上階に上るギャラクシー・プリンセス。最上階からは宇宙の様相が一目で見渡せるのだ。
「・・・どうか無事に帰って来て・・・」
手を組んで祈るギャラクシー・プリンセスの後ろから、冷徹な声をかける将軍。
「あの連中は、もう二度と帰って来ませんよ。なにしろ、乗って行ったのは特攻宇宙戦艦FW-0013・・・太陽系をも破壊する帝国軍の最終兵器でありますから。」
衝撃の言葉に、ギャラクシー・プリンセスは顔面蒼白になった!!
「な、なんですって!?そ、そんな・・・宇宙船を与えたのはあなたですねっ?あなたは彼らに無益な命令を強いたのですねっ!?」
すると将軍は悪びれた様子もなく答えた。
「私は命令など出していませんよ。ただ、反乱軍の残党は陛下の命を狙う不逞の輩だと教えただけですがね。」
将軍はとんでもない事を司令官達に言っていたのだ。
ギャラクシー・プリンセスに萌え狂った者が(皇帝の命を狙う不逞の輩)に対してどんな凶行をするか・・・その結果は言わなくても判る。
激しく狼狽したギャラクシー・プリンセスは、将軍に縋って叫ぶ。
「将軍っ、あなたに命令をしますわっ・・・あの人達を止めてくださいっ。早くしないと司令官さんの仲間まで全滅してしまいますわっ・・・」
泣き叫ぶギャラクシー・プリンセスだったが・・・将軍は冷たく言い放った・・・
「申し訳ありませんが陛下、すでに手遅れです。」
その言葉と同時に・・・遠い宇宙の果てで閃光がきらめいた・・・
幾千万の『銀河のお姫さまっ、萌え〜っ♪♪』と言う断末魔と共に・・・
暗い宇宙に光る残光を見つめ、絶望の涙を流して泣き崩れるギャラクシー・プリンセス。
「・・・あ、ああ・・・また私のせいで・・・大勢の人が・・・ごめんなさい・・・ごめんなさ・・・いっ!?」
突如、ギャラクシー・プリンセスは悶え喘ぎ始めた!!
大きな波で弄ばれるかのように、美しい身体が激しく揺れ動く。
「・・・あぐっ・・・はあううっ・・・あ、いや・・・やめ・・・て・・・あひっ・・・あひいっ・・・」
服がビリビリと引き裂かれ、真っ白な裸体が露になる。そして・・・美しくて豊満な乳房が・・・桃のように麗しいお尻が・・・小刻みに震えた・・・
彼女を弄んでいるのは、最終兵器の大爆発で果てた人々の悪霊だったのだ。
その数は凄まじい。まるで巨大なうねりのように、無数の目に見えない手がギャラクシー・プリンセスの裸体を揉みくちゃにした。
『・・・銀河のお姫さま〜♪あなたに萌え萌えです〜♪』
『・・・きれいなオッパイもませてくださ〜い♪お尻なめさせてくださ〜い♪』
迫る悪霊は可憐な手足を掴んで広げ、露になった肌を残さず陵辱する・・・凶悪な責め苦に、か弱いお姫さまが逆らえるはずもなく、ひたすら翻弄され続けた・・・
その中には、なんと・・・彼女の父、先代皇帝の悪霊も混じっていた。(^^;)
『・・・ふぇっへっへ〜。可愛い我が娘〜、ちちうえがイジメてやるぞよおお〜。にょほほ〜♪』
「・・・あうああ・・・やめてやめて・・・あひいいいっ・・・」
そんな悶え喘ぐギャラクシー・プリンセスに、将軍は無責任と言うより、余りにも無情と言ったほうがいい言葉で尋ねた。
「体調が思わしくないようですが、主治医をお呼びしましょうか?」
もちろん、喘ぎ苦しむギャラクシー・プリンセスは返事をする事などできはしない。それを承知で尋ねるのだから、将軍がどれだけ極悪か判ろうというものだ。
延々と大量の悪霊の手で弄ばれるさまを、非道に見続ける将軍であった。
「これだけ弄ばれたなら、陛下も我慢の限界に達しておられるはずだ。フフフ・・・」
鋭く眼を光らせ、将軍は悪霊どもを睨み付けた。
「どけっ、虫ケラどもっ。」
将軍の一喝で、大量の悪霊も先代皇帝までもが退散した。
後に残ったのは、可憐な裸身をピクピクと震わせて横たわる、美しいギャラクシー・プリンセスただ一人・・・
将軍はギャラクシー・プリンセスの御前に恭しく跪き、忠誠の一礼をした。
「私は陛下の忠実なる下僕であります。陛下の御命令とあらば幾千億光年の彼方に光る星々をも征服してさしあげましょう。この卑しき下僕に、なんなりと御命令を。」
将軍の言葉に、ギャラクシー・プリンセスは快感に飢えた表情で縋り付いた。
「・・・はあはあ・・・おとこのひとの・・・これが・・・ほしいですの・・・はあはあ・・・」
喘ぎ悶えながら、将軍のズボンを下ろす。そして・・・黒光りする凶悪なイチモツをくわえた・・・
「・・・あふ、あふ・・・おいひいれす・・・もっと・・・もっと・・・ほしい・・・」
そして将軍に激しく求めた・・・
「・・・ぎ、ぎんがこうていのなにおいてめいじますうう・・・わ、わたしを、はずかしめなさいい・・・」
狂おしく悶えるギャラクシー・プリンセスの命令に、将軍は速やかに応える。
「承知致しました。御命令に従い、心を込めて陛下を辱めて差し上げましょう。」
ギャラクシー・プリンセスの後ろから、怒張した黒い肉棒が突き刺さるっ!!
激しい将軍の責めによって、快楽に翻弄されるギャラクシー・プリンセス・・・
「・・・あうああ・・・きもちいいですわああ・・・もっと・・・もっとイジメてえええ・・・ああっ・・・い、イクっ・・・あっ、あひいっ!!」
激しくも狂おしく、銀河のお姫さまは絶頂で果てた。
可憐なる裸体を横たえ、失楽の闇に堕ちる姫君・・・闇に堕ちながら、彼女は悲しみの涙を流した。
そして・・・一番平和だった時の記憶に身を委ねるのであった・・・
(・・・おかーたまぁ、ミルクがほしいでちゅ・・・)
それは赤子の頃、最愛の母君に懐かれた時の記憶であった・・・
母の甘い母乳を、無心になって飲んだあの頃・・・優しい母の胸で眠った、あの日々・・・
「・・・おかあさまぁぁ・・・わたしをたすけてぇぇぇ・・・」
ギャラクシー・プリンセスの瞳に、愛しい母と・・・そして数多くの(姉達)の幻影が浮かび上がる・・・
闇に堕とされた多くの姫君と、その娘達・・・その魂を受け継ぐ彼女にしか見えない幻影であった。
だが、それは単なる幻覚ではない。
ギャラクシー・プリンセスを慈しんだ母や、姫君や娘達の魂だったのだ。
姫君を助けるべく、彼女達は地獄の闇から復活を遂げた。失われた帝国の正義を伴って・・・
そして復活した彼女達の魂が宿り、そしてギャラクシー・プリンセスは正義に目覚める。
「・・・わたしには・・・おかあさまと・・・おねえさまたちがいる・・・私は負けない・・・」
ギャラクシー・プリンセスの声が静かに響く・・・
悪の権化たる将軍は、姫君の瞳に正義が宿っている事に気付いていない。
「では皇帝陛下。私は用がありますゆえ、これにて失礼致します。お身体を御自愛くださいませ。」
黒いマントを翻し、悪の将軍は姫君を残して部屋を出て行く。
狡猾で強大な将軍であったが、彼は大きな油断をしていた。
非力な姫君が、自分に戦いを挑んでこようなど思っていなかったのだ・・・
姫君の陵辱された身体が、自己修復能力によって元の汚れない姿に戻る。
立ち上がったギャラクシー・プリンセスは、自分の足元に美しい軍服と、そして正義の力を宿す(光の剣)が置かれているのに気付いた。
軍服と光の剣・・・それは、姫君の母と姉達、そして帝国の正義の意志が形を成したものだった。
ギャラクシー・プリンセスは、軍服を裸身に羽織り、光の剣を暗い宇宙にかざした。
光の剣は青き閃光を放ち、宇宙の闇を照らす。
正義に目覚めた姫君は、神聖なる青き光に誓った。如何なる事があっても、悪を倒して見せると・・・
「私は銀河帝国を平和にしてみせますわ・・・銀河の姫君の名において、必ず・・・」
その日を境に、姫君の耐え忍ぶだけの日々は、悪との戦いの日々へと変わった・・・
将軍の傀儡ではない、真に銀河帝国を統べる姫君となるため、光の剣を手にし、密かに力と技を磨いた。
ギャラクシー・プリンセスが、正義の軍服を身に纏って戦う時はそう遠くない。
悪の権化である将軍との対決を経て、姫君は銀河帝国に平和をもたらすであろう。
如何なる戦いがあるかは、いまだわからない。
だが正義は必ず勝つ・・・美しき銀河の姫君の愛がある限り、必ず・・・
(銀河の姫君)ギャラクシー・プリンセス♪
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