*A week・第2日目(4)

T.MIYAKAWA


「フフフ…。」
 天海は王子の顔を楽しむように見つめながら、抱きしめる力を強めた。
 天海に抱きしめられた王子は彼女の大きな胸の感触に包まれていたのだ。
 「あぁ…。」
 あまりの大きな胸の心地良さに王子は思わず声を上げてしまった。
 「私の胸、気になるでしょ?
 いいわよ、好きなだけ楽しませてあげますよ。」
 そう言って天海はさっきまで抱きついた腕の力を緩めて、上体を起こしてきた。
 王子は露になった天海の裸体、特に大きな胸に釘付け状態となってしまった。

 「どうしたの?
 遠慮しなくてもいいのよ。」
 天海は王子を見下ろしながら尋ねてきた。
 「…う、うん。」
 うなずいた王子は大きな胸の間から見える天海の顔を見上げるように見ていた。
 そしてしばらくしてから王子は両腕を恐る恐る天海の巨乳の方へと伸ばしていった。
 「さあ、いらっしゃい…。」
 そう言って天海は王子を招き入れるかのように両胸を前の方に突き出すと、王子は
両手をめいっぱい広げても隠し切れない程の大きさをした天海の両胸を掴み出した。
 (すごいっ、思っていたより柔らかかったなんて…。)
 王子はそう思いながら両手に感じた天海の巨乳の柔らかな感触の余韻に浸っていた。
 「もう終わりなの?
 別に遠慮なんかしなくてもいいのよ。」
 天海は王子の動きが鈍くなっている事に気付いて、鋭い目つきでこんな挑発をしてきた。
 「は、はい!」
 天海の言葉に驚いたのか、王子は思わず声を上げてしまい、慌てて両胸を揉みだした。
 「フフ、そうよ。
 もっと続けなさいよ。」
 天海は今度は命令口調で王子を更に挑発してきた。
(こんなにスベスベしている。
 気持ち良過ぎて手が止まらない…。)
 両手を動かしながら、王子は心の中で叫んでいた。
 すると天海は、両手を王子の下半身の方へと伸ばしていった。

 「?」
 この天海の動作に気が付いた王子は両手の動きを止めようとした。
 「あら、いいのよ。
 あなたはそのまま続けなさい。」
 王子に優しく言いながら、天海はパンツも一緒に王子のズボンを脱がしていった。
 「フフ、こんなに大きくしちゃってるのね。」
 天海はむき出しになった王子の股間をじっくりと見ていた。
 「思ったより大きいわね。
 しかも、皮がまだ残っているのね。」
 天海は王子の股間が予想以上に大きいという事に関心を示していた。
 「王子様、ちょっと痛いですけど、すぐ済みますから我慢してくださいね。」
 天海の言葉を聞いて、王子は意味が理解できず首をかしげていた。
 天海は包茎をしようと、器用な手つきで勃起した王子の股間の皮をむき始めた。
 「っつ!!」

 「じゃあ、いくわよ。」
 天海は包茎を済ませた王子の股間を掴んだまま離そうとしなかった。
 離すどころか掴んだ手を前後へスライドするように動かし始めた。
(こ、これは!?)
 王子は視線を胸から自分の下半身へとずらすと、天海が自分の股間を掴んで手の平で
擦りつけるように動かしている光景に驚いていた。
 その光景は王子が天海がいないときにしていた行為と同じであったが、自分で
していた以上の快感が体中を突き抜けたのだ。
 「もう、ダメだ…。」
 「そう、それじゃあ仕上げといくわね。」
 天海のその言葉と共に、手の動きがより早くなった。
 手が動くほど王子の股間はそそり立ち、その先端からは白濁とした液体が出始めた。
 「うわっ!」
 王子のこの声と共に精を一気に放ったのだ。
 王子の股間から放射線を描くように勢い良く射精したのだ。
 「たくさん出したのね、スゴイじゃない。」
 天海は笑顔で王子の耳元でささやいていたが、あまりの快感に頭の中が真っ白に
なった為、その言葉は届いていなかった。
 日が沈み出した頃、王子はベッドの上で意識を取り戻した。


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