ネイロスの3戦姫 3姉妹、愛の休息
最終話その.6 求め合う3姉妹
「ハアハア・・・あー、疲れた・・・」 ヨーグルトだらけの3姉妹は、中庭に背中合わせで座り込んでクスクス笑っている。 「やだぁ、服がドロドロよ。」 服までヨーグルト塗れになったルナが怪訝な声を上げる。 「ウフフ、早く洗わなきゃねー。」 「そーそー、そのままほっといたら臭くなっちゃうよ〜。」 そんなルナを見たエリアスとエスメラルダは、意地悪そうな目でルナを見る。 「な、なによ姉様その目は。何かイヤーな予感がするんだけど・・・」 思わずたじろぐルナに、ニヤ〜と笑いながら迫る2人の姉達。 「それーっ、全部脱がせちゃえーっ。」 掛け声をかけるや否や、エリアス達はルナの服を脱がせ始めた。 「やっ、ちょっと待って・・・やーんエッチ〜っ。」 ジタバタ暴れるルナだったが、あっけなく姉達に丸裸にされてしまった。 「ひーん、なんでパンツまで取るわけー?」 「いーじゃん、どうせお風呂に入るんだし。」 「そうと決まれば、お風呂場にルナを連行よっ。」 嬉々とした声のエリアス達は、裸にされたルナの両腕を掴んで露天風呂へと引きずって 行く。 「あたし、お子ちゃまじゃなーい。」 「いいのよー、私達がキレイにしてあげまちゅからねー。」 何やらエリアスの口調が子供言葉になっている。 「そーでちゅよお〜、どこから洗ってほしいかにゃ〜。」 それはエスメラルダにまで伝染していた。 「もう好きにして・・・」 引きずられながらルナは呆れた顔でボヤいた。 別荘の露天風呂は、近くの山から出ている温泉を引き込んでおり、1日中風呂に浸かる 事が出来る。 広い露天風呂の中では、暖かな湯気が満たされており、エリアス達はルナを洗い場の椅 子に腰掛けさせて体を洗い始めた。 エリアスはルナの背中を、そしてエスメラルダは足を洗っている。 「そ、そんなに汚れてないから大丈夫よ・・・」 少し迷惑そうな顔のルナだったが、姉達はそんな事お構いなしに妹の身体を綺麗にする。 「顔にヨーグルトが沢山ついてるわ。舐めて綺麗にしてあげる」 ヨーグルトのついている顔を見ながら、エリアスはルナの頬を舌で舐め始めた。 「や、やぁん・・・くすぐったいよぉ。」 「ダメよ動いちゃ、ンフ・・・おいしい・・・」 「あー、ボクもぉ。」 エリアスが、うっとりした顔でルナを舐めていると、足を洗っていたエスメラルダが顔 の反対側を舐めだした。 「アハハッ、耳はダメだってばぁ。」 「わかったー、ここがルナの弱点だなあ〜。」 そう言うや、姉達はルナの耳の後ろを舌でペロペロくすぐる。 「ヤダヤダ〜、くすぐったいってば〜。」 ルナも嫌がりながら、その反面とても嬉しそうに姉達にされるがまま顔を綺麗にしても らっている。 「はあい、キレイになりまちたよー。お風呂につかりましょうね。」 「はあーい、でちゅ。」 ルナを子供扱いしながら、エリアス達は3人揃って風呂につかった。 暖かいお湯が3姉妹の身体を温める。その温もりは3姉妹を心の中まで優しく癒した。 「はあ〜、極楽、極楽・・・」 タオルを頭に乗せて大きく溜息をつくルナ。 「極楽だって。ルナったら、年寄りみたいだねー。」 「何言ってるの、エスメラルダ姉様こそ子供みたいにお風呂で泳がないでよー。」 風呂の湯からお尻を出して泳いでいるエスメラルダに文句を言うルナ。 「ウフ、本当に極楽ね。」 頬の汗を拭いながらエリアスは妹達の戯れる姿に微笑んだ。 「ルナ、髪を梳いてあげるからこっちにいらっしゃい。」 「うん。」 櫛を手にしたエリアスは、風呂の片隅に腰掛け、前に座った妹の美しい栗毛色の髪を梳 いた。 「綺麗な髪ね、艶があってサラサラしてて。ジョージが羨ましいわ、こんな綺麗な髪を 独り占めできるんですもの。」 「エヘへ、姉様の髪も綺麗よ。ネルソンさんは世界一の幸せ者だなー。」 照れるルナは、甘えた仕草をしながら姉のプラチナブロンドのロングヘアーを手で撫で た。 ネイロスの女神と民達から賞されるエリアス。そしてネイロスの天使として人々から愛 されているルナ。その2人が、互いの髪を梳きながら仲睦まじく寄り添っている。 それは本当の女神と天使が、天国の園で戯れる姿そのものであった。美しさと神々しさ、 そして純粋なまでの清らかさと健気さを醸し出す2人の前では、どんな崇高な芸術品です ら色あせるであろう。 「姉様、ルナ・・・きれいだね・・・」 湯に浸かりながら微笑ましい姉と妹を見ているエスメラルダは、少し羨ましそうに呟い た。 「エスメラルダ、あなたの髪も梳いてあげるわ。」 エリアスはそう言って妹を手招きした。少し恥かしそうに姉の前に座ったエスメラルダ は、自慢の赤いショートヘアーを姉と妹に梳いてもらった。 「ぐすっ、うれしいよ・・・姉様、ルナ・・・」 エスメラルダは喜んでいた。彼女も母親が恋しかったのだ。男勝りで勝気な分、他の誰 よりも寂しがり屋なのだ。その思いは姉と妹が叶えてくれる。誰よりも優しく暖かい2人 が・・・ そして日は沈み、いつもよりも平穏にして安らかな夕暮れが訪れた。 心の汚れに苦しめられる事もない、暗闇の悪夢に怯える事もない、悲しき記憶に責めら れる事もない・・・真の平穏が3姉妹にもたらされていたのだ。 夕食を適当に済ませた3姉妹は、寝室にある特大のベッドの上に、生まれたままの姿で 横たわった。 「ふう・・・」 食後の気だるい雰囲気に包まれた3姉妹は、何の気もなくそれぞれの顔を見合わせた。 そして誰からともなく、それぞれの裸身に手を触れ、求め合った。 「ねえ、姉様・・・」 「なあに?どうしたのよ甘えんぼさん達。」 2人の妹は、甘える様にエリアスの胸にすがりついた。まるで母親に甘えるかのように 豊満な乳房に顔を埋め、乳首を吸った。 「あ、あうん・・・」 エリアスの可憐な口から微かな声が漏れる。妹達は無心で姉の乳房を吸い続ける。静寂 の中、チュ、チュ・・・と乳首を吸う音だけが響いた。 「姉様・・・ミルクが出てる・・・」 不意にルナがそんな言葉を発した。妹達を想うエリアスの母性がそうさせたのであろう。 エリアスの乳房から暖かな、そして甘い母乳が溢れてきたのだ。それを無言で飲んでいる エスメラルダとルナ。 「ねえ、今度は私があなた達に甘えさせて・・・」 エリアスはそう言ってエスメラルダの巨乳に顔を埋めた。胸の谷間に顔を挟み、先程の 妹達の様に甘えた。 「エスメラルダ、私の頭を撫でて・・・良い子、良い子って言って・・・」 切なそうに呟く姉の顔を見ているエスメラルダは、母親になり切ってエリアスの頭を撫 でた。 「姉様は良い子だよ・・・とっても・・・優しくて賢くて・・・とっても良い子だよ・・ ・」 「うん・・・ありがとう・・・」 涙を流しながら妹の胸に甘えるエリアスだった。 「あーん、あたしもぉ。」 駄々子の様に愚図るルナが、姉達の間に割って入ってくる。 「もう、ルナったら。」 姉達は間に入った妹の頭を優しく撫でてあげた。その甘える仕草に悪戯心を沸き立たせ た姉達は、ルナの両腕を脇の下に挟み両足をそれぞれの足で押さえつけた。 「ちょっと、何するの?うごけないよぉ。」 「ウフフ、イジメてあげるわよルナ。」 「そうだよぉ。ボク達がルナを天国に連れていってあげる。」 エリアスとエスメラルダに手足を押さえつけられ、とても不安そうな表情になるルナ。 「そんなぁ、ヤダ・・・」 切ない顔の妹をエリアス達は嬉々とした目で見つめている。 「いいわぁ〜、その顔。とっても可愛いわ・・・」 「ルナのオッパイしゃぶってあげる。」 エスメラルダはそう言いながらルナの乳房を舐めた。 「ンフフ、すっごく起ってるよぉ、ルナの乳首。」 「うあ、ああうっ。」 ルナの口から喘ぎ声が漏れる。エスメラルダの舌が可愛い乳房を舐めるたび、ルナは何 度も喘ぎ声を上げた。 「どうしたのよ、ここがこんなに濡れてる・・・」 「あ、ダメ・・・そこは・・・ああっ!!」 エリアスの指がルナの秘部を弄った。小さなつぼみを中指の腹で擦り、溢れる愛液を塗 りつける。 「あ、ああっ・・・」 身体を仰け反らせて痙攣するルナは、今まで感じた事のない快感に翻弄され、天にも登 る気持ちになった。 「ああダメ、もっと、いや・・・ダメだって・・・もっといじって・・・ダメ・・・」 嫌なのか嬉しいのか判らない表情で何度も悶えるルナ。そして、快感の波がルナを弄び、 最高潮にまで上り詰めた。 「ううあ・・・もう、ダ、メ・・・あ、ああーっ!!」 激しく痙攣しながら絶頂に達したルナ。 「ルナ・・・イッちゃったのね。」 ハアハアと息をするルナの頭を撫でながら、エリアスとエスメラルダは優しくキスをす る。 「う、うう・・・わあーん・・・イジメたぁ・・・姉様があたしをイジメたぁ・・・」 ルナは嗚咽を漏らして泣いた。 始めてだった。ルナにとって始めての絶頂だった。陵辱された時とは全く違う感覚を覚 え、その余韻に身を委ねた。 「ゴメンなさいね、ルナがあんまりにも可愛いかったから・・・」 「ええ〜ん、グスグス・・・」 泣いている妹を見て、少しやり過ぎたかと思ったエリアスだった。 「そうでもないみたいだよ、見てよルナの顔。」 エスメラルダに言われて見てみれば、ルナの顔には喜びと安らぎが溢れていた。潔癖症 が治ったときの様に幼子に帰り、無垢な天使の笑顔を見せて眠りついた。 「まあ、もう寝ちゃったわ。」 「カワイイね、ルナの寝顔。」 笑いながらルナの寝顔を見ているエリアスとエスメラルダ。 「じゃあ、次はあなたねエスメラルダ。」 「えっ、あ、いやその・・・ボクはいいの。」 エリアスに迫られて思わず逃げ腰になる。そんなエスメラルダの肩を姉の手が掴んだ。 「遠慮しなくて良いのよ、あなたも天国にイキたいでしょう?」 「い、イクって・・・なんかヒワイだけど、その、あっ・・・」 突然エスメラルダが喘ぎ声を上げた。エリアスに太ももを舐められたのだ。 「あ、やめて・・・その・・・ダメだよぉ・・・」 「ダメなんて言って、本当は嬉しいくせに。」 エリアスは、舌を妹の内股から大切な部分へと移動させ。赤い陰毛の下にある花びらを、 そしてクリトリスも舐めた。 「あう、ああ・・・ダメだってばぁ・・・そんな・・・あひっ。」 舌が大切な部分をキレイにしていく。まるで陵辱された悲しみも汚れも拭い去るかのよ うに・・・ 「私のもイジッて・・・やさしくね・・・」 そう言いながら、自分の下半身を妹の顔の横に寄せた。2人は横向きに寝た状態で、お 互いの大切な部分を見せ合う形の体位になった。つまり、シックスナインの状態になった のだ。 そして、エリアスは淡いピンク色の大切な部分を、エスメラルダに見せた。それはとて も綺麗だった。純真で汚れないまでに・・・ 「あ、姉様・・・これ・・・その。」 どうしていいか判らずに戸惑っている妹に、穏やかに話しかけるエリアス。 「私と同じ様にして欲しいの、優しく舐めてね。」 「う、うん・・・」 生返事をしながら姉の大切な部分を、そっと、舌で舐める。 「うう、あっ。」 「姉様、感じてるの?」 「ええ・・・あなたもでしょう。」 そしてエリアスもエスメラルダの大切な部分を優しく舐めた。2人の喘ぎ声と、舌で舐 める音だけが静かな寝室に反響している。 「う、ふう・・・うっ・・・」 「もっと・・・あう・・・はああ・・・」 2人は無心になってお互いを求め続けた。安息の帳が彼女等の姿を覆い隠し、その闇の 中で2人の身体が揺れていた。 彼女等の興奮は徐々に高まり、やがて・・・頂点を迎えようとしていた。 「ああっ、もっと・・・エスメラルダ・・・もっと・・・」 「姉様、姉様・・・あねさまぁ・・・」 互いを呼びながら、興奮を高めていく2人・・・そして 「ああーっ!!」 2人は同時に果てた。 「ハアハア・・・ああ、はあ・・・」 エリアスもエスメラルダも何も言えないほどに高揚していた。 いや、何も言う必要がなかったのだ。互いの心の内は全て判る、感じる事が出来るのだ。 「ふう・・・ルナ・・・」 2人は同時に、そばで眠っているルナの元に近寄っていった。 「んん?姉様・・・」 目を擦りながら静かに目覚めるルナ。その両脇に穏やかな表情で微笑む姉達が寄り添っ てきた。 「あたし達・・・綺麗になれたのね・・・」 「うん、綺麗になれたよ・・・」 「そうよ、とっても綺麗になれたの・・・」 3姉妹は互いの胸に手を当て、胸の鼓動を感じあった。3人の鼓動がシンクロし、心も 身体も1つになった。 戦いの傷も、悲しき記憶も、全て消えて行った。 安息の世界に身を委ね、3姉妹は深い眠りについた。