雨宿り-セレナ-の受難

第四話: 神光寺雅
山小屋のドアが激しく破られた。
「誰か来た・・・」
お城の守護兵に違いない。俺は気を失ったままの姫の股間に漏らした自分の精液をふき取って証拠の隠滅をはかる。
姫の下着も整えた。
だが・・。

3人ぐらいの男の声がする。聞き覚えのある声だ。
「あいつらだ・・・・ここまでおってきたのか」
女の声もする。さっき出て行った女か?災難だな。

城の守護兵ではないと分かるとホッとした。だが危機は去ったわけではない。
ここが分かるはずもないが、俺はじっとして成り行きを見守った。
セレナ姫が気を失っていてくれるのがせめてもの救いだ。

「そらみんな引っぺがしてしまえ!」
「ひひひ・・素っ裸にしてたっぷりかわいがってやるからな」
びりびりい・・・・
「いやあ・・やめてやめて!」
『姫様がいなくて良かった・・どこかに隠れているんだわ・・よかった』
スカートに目をふさがれていても、姫様がここにいないのは分かった。
もし姫様があのままここにおられたら男達が黙っていないだろう。
獣たちが肌着姿の姫様を見たらどうなっていたのかそう思うとぞっとする。
悲鳴を上げながらも、小屋に姫がいないのにほっとしたミルだった。
だが、自分自身にかかる災難が去ったわけではなかった。
『わたしが男達を引きつけておければ姫様に気づかずに帰るに違いない
姫様の身代わりになる。侍女としたら、むしろ誇りに思わなきゃ・・・・』
だが、身体はがたがた震えて歯もあわせることができない。
「どうしてこんな股引みたいなのをはくんだ・・」
ドロワースが乱暴に引き下げられる。形がよいお尻がプリンと剥き出しにされた。
続いて白い太腿が男達の目の前に。
『いくら姫様のためでも・・怖いよ・・・』
巾着縛りになってまったく抵抗できないままに、肌着をすべてはぎ取られた。
やがて、凶悪な三人が次々と襲いかかってきた。
一番手はデブ禿と決まっている。細くて白い艶々の肌が、醜い男の身体に押しつぶされる。

「おお!入ったちっちゃくて具合のいいマンコだ」
「きゃああ!・・いたああい!」
ミルももちろん経験などなかった。だが男達はミルが処女と分かると、ますます図に乗って、乱暴なつっこみを続けている。
男達もたまっていたのか、ぶち込んでは果てていく。やがてミルの叫び声も消えて
悲しげにすすり泣いているだけだ。

「変だな・・・」
三人のリーダー格のデブはげが小屋の中を見回して呟いた。
「なにがです?兄貴?」
ミルを気に入ったのか、毛ジラミが二度目のつっこみをしながら聞いた。
ミルはすでに泣き声さえ上げていない。
「そういや・・・」
全身毛だらけの大男が兄貴の言葉にうなずいた。
「小屋に入ったときから火がついてたぜ・・誰かいたんじゃねえのか?」
悪に長けたワルどもの直感は鋭かった。
「それに・・・臭うな・・カビくさい匂いに混じって・・化粧の匂いか?」
デブ禿げはくんくんと鼻を鳴らして。
「臭うにおう・・嗅いだこともない高級な匂いだ・・・」
今度は犯されてるミルを見ながら
「こんな子娘が一人で歩いてるのも変だろう?お付きの誰かと一緒のはずだぜ」
デブはげは、毛ジラミに目配せをした。
「おらおら・・いっちゃえよどこかのお嬢さまと一緒だったんじゃねえのか・・ほらほら」
毛ジラミが激しく腰をうごかしてミルを脅す。
「うわあ・・あああ・・知らない・・知らない・・姫様ぁ」
「姫様?」
「姫様だって?」
ミルは激しい責めに思わず姫に助けを求めてしまった。
何かにつけて一緒に生活しているのだから無理もない。それにまだ幼い娘に激しいつっこみで責める物だからたまった物ではなかった。

「あにきこれはなんだ?」
小屋の奥で全身毛だらけの大男が花のように広がるペチコートを見つけたのだ。
俺がドレス隠すときにあわてて落してしまったのだ。

おまけに靴の方一方も。
「まだぬくもりがするぜ・・・匂い袋まで付いてるぜ・・・ひひひ」
デブ禿は、レース飾りの付いたペチコートに顔を埋めて臭いを嗅いだ。
「確かに・・ぬくもりがある・・こいつがここにあるということは・・姫様はどんなお姿かな?」
デブ禿も干し草の方に歩いてゆく。ミルを犯した後で醜い腹をたぷたんたんと揺すっている。
「ここに部屋があるぜ・・ここに姫様がいるんじゃねえか・・」
男達は姫と俺の隠れている部屋に近寄ってきた。


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