クレール光の伝説(第4話)1
「ここはどこなんだろう・・・」
クレールは、はっと気づいたように自分の身なりを確認する。
「やだ・・・下着だけになってる・・・」
クレールが身につけていた男性用のチュニック、白いタイツは既に脱がされている。まるでTシャツのような肌着が上半身を隠すのみだった。
クレールは脚を閉じ、躯を硬くした。必死になって身を丸めても腰までしかない肌着は、クレールの華奢な太股も、お尻も隠してはくれない。
「安心しろ・・・まだなにもしてはいない」
その声にはっと後ろを振りむく。いつ入ってきたのか、ミューレンが立っていた。ミューレンも同じように上半身裸で、腰に布きれを巻いているだけだった。
「・・・・・」
クレールは黙って顔を伏せると、真っ赤になって、さらに躯を硬くする。
「ここでは服などきておれまい・・・・」
ミューレンがそういって、クレールの横に座った。 そういえばここはやたらに蒸し暑い。辺り一面を蒸気が蔓延している。
クレール達の国ハーンはこのあたりの国には珍しく入浴の習慣がある。それは、山手に温泉がわき出ているからだ。この温泉の源泉は幾つもあるらしく、その幾つかから湧き出す温泉を城の中にひいて、浴場の設備さえあるのだ。ここもそのひとつらしかった。
「・・・こんなところに連れ込んでなにをするつもり」
クレールは躯を丸めながら、言葉だけでもあらがおうとする。そんなクレールの虚勢がおかしいのか、ミューレンはクックッっと笑いながらクレールに話しかける。
「・・・おまえはしらぬかもしれん。しかし、お前の躯には、かくしようのない証拠が刻まれている。ご丁寧に、温泉などで暖まらなければででこないというお前の躯にあるあざのことだ・・・」
「あざ?あかし?なんのことだ?」
「お前は普通の人間とは違う。先ほどの闘いぶりを見てもわかる。その証がお前の躯にある・・・」
「普通の人間じゃない?そのあかし?・・・ふっ!そのようなこと」
「それはお前の躯に聞けばわかることだ!」
ミューレンは急に表情をこわばらせると、クレールの顔をにらみつける。いきなり、クレールの肩を掴んで引き寄せる。ものすごい力だ。クレールはあらがうことさえできない。
「なんならさっきあの場で、豚どもにくれてやってもよかったんだぞ!やつら!お前が気を失うと、一斉に飛びかかろうとしやがった。オレは大声で奴等を一喝して、お前をここに連れてきたんだ。あのままだったら、おまえもあの姉のクラリスと同じに豚どもの餌食になっていたんだ」
「え!ね、姉様!姉様がなんだって!」
ミューレンの剣幕に押されていたクレールだったが、クラリスの名を聞いて突然反撃に出る。
「・・・もうおそい!それでも知りたければそこの窓から覗いてみるがいい」
クレールはミューレンの手をあっさりなぎ払うと、窓に飛びついた。
そこには地獄のような光景が展開されていた。
「さあ!お姫さんいい加減我慢は躯に良くねえぜ!一気にひりだしちまえよ!」
「へへへそうだそうだ!おれたちもお姫さんがどんな糞を放り出すのかみてみてえからよ!」
「ひいいいい!もうもう!だめええ!あ!そこは!」
オークの一人がクラリスのぷっくりと膨らんだおなかを思いきり押す。ソレが我慢の限界だった。
「あ!だ!だめえええ!でちゃううううう!」
ぶりぶりぶり・・・。大きな音とともに、クラリスの肛門を大きく開けて大きな固まりがとぐろを巻くようにひねり出されてくる。
しゃあああああ・・・。今度は激しく尿が吹き出してきた。
「ひゃはははは・・・臭え!臭え!こんな大きな糞をひりだしやがった!」
「小便まで!こんなに吹き出しやがって!とんだお姫さんだぜ」
「いや!いやああああああ!」
「ね、姉様・・・!うわああああ!」
クレールは姉クラリス姫のあまりの有り様に、最初はそれが、姉クラリス本人とはとても思えなかった。
すでに豪華なパーテイ用ドレスは跡形もなく引き裂かれ、下着とて身につけてはいない。白い肌は、オーク達の手垢、唾液、精液にまみれていた。美しくカールされたブロンドはぐちゃぐちゃに乱れ、その先端に残る王冠がなければ、とても本人とは思えなかった。
さらには、女陰と口から泡のように精液を溢れさせ、今また排便を強要される姿を見てしまっては。
あの美しく気高い姉クラリスはいまや一介の性奴に落ちてしまっていた。
「ね、姉様・・・・・・・」
やがて、オーク達は今度は、クラリスの躯を四つん這いにして再び襲いかかった。
「へへへ・・・こ、今度は尻の穴をいただくぜ」
「お、おいらは口だ。ほら舐めろよ!」
「ひいっ!い、いったあ〜い!ひいいい!」
唐突に、オークが尻の穴に挿入する。何の遠慮もなくいきなり奥まで。クラリスは絶叫する。
「・・・・・姉さ・・・・」
クラリスは怒りを通り越し、絶望のまっただ中にたたき落とされた。あまりのショックにクレールはそのまま、気絶してしまった。
やがて、ミューレンに抱き抱えられ、部屋の奥にある湯に連れて行かれた。