ダーナ氷の女王 第二部 第5話 2
乳房を吸いながら、にやにやと眺めていたアンデッド達に、おもわぬ変化が現れてきた。
「あ、あにき?こいつは・・・・・」
「・・・ほんとだ・こいつはたまげた・・・・・」
ダーナの乳房を放して、股間を見つめるアンデッド。
その股間には、触手の根本に醜く垂れ下がっていたはずの陰茎が、むくむくと膨れあがって
いる。
それは、あり得ない話だった。
「ひいっ!・・・・・」
男達の責めが止まって、ようやく視界のはっきりしてきたダーナの目に、あのおぞましい凶器が、牙を剥いていた。
「ひいっ!ひいいいい!いや!いやあ!」
ダーナの頭に、一年前の恐怖がよみがえった。
目の前にいるのはアンデッドの筈。だが、アンデッドの二人は、肌の艶や容姿さえ、以前に近い姿へと変わっているようだ。
「・・・こいつはたまげた。姫さまのおかげか?」
「姫さまの乳を飲んだら、魔法さえ解けるというのか?」
二人は、狂ったように叫ぶ。本当にダーナのおかげなのだろうか?
だが、人の姿に戻るやいなや、二人は、ダーナに襲いかかった。