ダーナ氷の女王 第二部 第5話 1

尽きぬ欲望4

ダーナは湯の中からひきずり出された。
さすがに、長時間湯の中に入っていては、アンデッドの渇いた体が溶け落ちてしまうのだろう。
「くううう・・・・・。い、いやあ・・・」
二人のアンデッドがダーナの乳房をむさぼるように吸っている。
逃れようとしても、アンデッドの触手が手足を絡め取り、身動き一つ出来はしない。
湯に洗われ、ピンク色に染まった肌が、淫らな責めに彩りを濃くしてゆく。
「くうっ・・・・あああ・・・」
異臭を放つ生乾きのおぞましい身体が、弾けるばかりのみずみずしい肌を撫で回し、妖しくくねらせる。
「くうっ・・・・だ、だめえ・・・・それは、それは赤ちゃんが・・・・。赤ちゃんが吸うものなの・・・・」
ダーナは未だ果たせぬ我が子への授乳への思いを、せつない吐息の中で切れ切れに呟く。
その目には涙が浮かび、むせぶように泣いている。
だが、そんなダーナの心とは別に、子を産んだ女の成熟した身体は、微妙な変化を見せている。
おぞましい責めの中でも、更に乳房は張り、乳首ははっきりと勃起してくる。
さらには股間からは、透き通る粘液が太股を伝って輝いている。
「ぐふふふふ・・・。姫さまの身体は正直だなあ・・・」
「そういやずいぶんとご無沙汰なんだろう。無理もねえ・・・」
アンデッドの言葉なぶりも、ダーナの耳には届いていない。
今やアンデッドとなったこの男達に、何も知らぬまま無惨に散らされた処女はいまや、はっきりと女の反応を示していた。
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