ダーナ氷の女王 1話 5
「・・・ううう・・・」
あまり知能の高くないガインは、うれしそうにうめき声を上げると。ダーナの小振りなお尻をその大きな手で撫でたり、掴んだりしている。
必死になって、お尻を振ってその手から逃れようとするダーナ。しかし、ガインの手は、がっちりとダーナの腰を押さえて離さない。
「・・・ひいっ・・・・やめて、おやめください・・・」
ダーナの声はやがて力を失っていった。そのうち、ガインはもう一方の手を聖衣の裾へと回していく。そして、気ぜわしくスカートの裾をまくり上げて。中をのぞき込む。
「・・・うっ・・・」
「・・・は、穿いてない!・・・やっぱり姫様はパンツを穿いてない!」
「なんだって?・・・このスカートの下はスッポンポンか?」
「・・・へへへそりゃいいや!」
この国には、パンツを穿く習慣がない。それは男たちも薄々感じてはいたのだが、まさかダーナ姫までとは思ってもいなかったのである。
「へへへ!さっさとひっぺがしちまおうぜ!」
「よし!お前も手伝え!」
スカートを脱がされると知って、ダーナは激しく抵抗する。ガインも姫に思いきりけり上げられ往生する。この国にあっては、王家の純潔は絶対のもの。まして、ダーナは明日禊ぎを受ける身である。しとやかな姫君の印象をかなぐり捨てて抵抗する。
「おい!ノーズ手伝え!」
「へいへい!とんだじゃじゃ馬姫ですぜ!」
ダーナの抵抗は激しいものだったが、それも男3人の力の前には逆らえず。キャミソールは引きちぎられ、スカートは足元に引きずり降ろされた。
「ほう!これはこれは!」
「へへへへ!・・・たまらねえぜ!」
「パンツを穿かねえ姫君なんぞ初めてだぜ」
男たちは手を留めて見入る。豊かな胸に比べると、あきらかに細く幼い下腹部。お尻も十分には発育しておらず、まるで少年のような臀部だ。
「・・・!!」
男たちがダーナの体に見入った一瞬のスキを見て、ダーナは3人の男たちの囲みをついて逃げ出した。
「・・・い、いけねえ!」
ノーズが慌てて手を伸ばす。が、姫の髪飾りをもぎ取って空を切る。ダーナは必死に胸を隠しながら男たちから離れようとする。
「お、おい逃がすんじゃねえ!」
「そ、そっちへ回って外へ出させるな!」
激しい怒号が飛び交う。ダーナは必死になって出口へ向かうが。その度に道をふさがれる。やがて、納屋の奥へ奥へと追いつめられていく。