美姫処女調教3パトリシア姫編(幸福と別離と)9
夢の中に あの少女の姿があった。 裸で首輪をつけられている。 泣いているのだろうか・・。 僕は気づいた・・・。 『あの子も攫われてきたんだ・・・』 そう思うと、彼女へのわだかまりが消えていくようだ。 少女が僕に何か語りかけてくる。 「・・・・明日・・・」 その声は小さく 聞き取りにくい 「・・・・外へ 見張りがいますから気をつけて」 「・・・明日? ・・・・どうしようというんだ?」 だが少女の姿は消え 僕も再び眠りについていた。 いつの間にか朝になっている。 僕はむっくりと起きあがった。 光がどこかから射し込んでいる。 部屋の奥の方からだ。 「そういえば・・・」 あの少女の言っていたことを思い出した。 「ただし夜の間はこの扉は閉じております 朝早くから、正午までの間です」 そうか・・・。 少女が言いたかったのはこのことか・・・ だが、所詮夢の話だ・・・。 いや、今はそれにすがるよりない。 よし・・・。 僕は、パトリシアを起こすと。 外へと連れ出すことにした。 「・・・・何を・・・」 パトリシアがうめくように呟いた。 目はうつろで、表情も定かではない。 「良い考えがあるんだ・・・」 「お考えですか? ・・・・・・ お従いします・・・」 昨夜のことがよみがえってくる。 パトリシアは僕を『殿様』と呼んでくれた。 僕を心から信じてくれているのだ。 裏切るわけにはいかない。 「これで最後だ 恥ずかしい思いをするけど、僕を信じて。 我慢しておくれ・・・」 パトリシアは僕の言葉にうなずいた。 ・・・・・