美姫処女調教3パトリシア姫編(幸福と別離と)5
僕はこっそりと戸を開けて、外の様子を探った。 辺りには誰もいない。 あの少女も。 「大丈夫そうだ・・・」 僕が目で合図をするとパトリシアも従った。 足音を忍ばせて階段を上がる。 そして入り口へ続くホールへ出た。 明かりも消え静まりかえっている。 相変わらずここにも誰もいない 「しめしめ・・・ おもったよりうまくいきそうだ・・・」 だが、現実はそんなに甘くはなかった。 暗闇の中からあの少女が立ちはだかった。 「お客さん。どういう了見なの」 「くっ・・・・」 僕はパトリシアの手をひいた。 華奢な少女一人ぐらい、どうとでもなるだろう。 そう考えたからだ。 だが 「くうっ・・・・」 後から何かに殴られたようだ。 僕はその場に倒れた。 気が遠くなっていく。 パトリシアの悲鳴が聞こえたような気がした。