美姫処女調教3パトリシア姫編(幸福と別離と)4
「助けて上げても良いよ ただし・・・・」 「ただし?」 いったんはほころんだパトリシアの表情も 少し曇っていく。 「ああ・・・。 ここがホントに君の言うようなところだとすれば 僕も命がけだ。 条件の一つぐらい良いだろう?」 パトリシアは半信半疑で僕の言葉を聞いている。 それはそうだろう。 ここが売春宿だと知った今は 素直に信じられないのも無理はない なんと言っても僕はここに入ってきた客 なのだから。 「・・・・そのようなこと」 パトリシアは再び目を閉じてしまう。 「嫌なら良いんだが・・・」 「嫌と言ったら? いかにされるというのです・・・」 僕の言い方が姫の感情を逆撫でしたというのか。 返事は以外にもきっぱりとした物だった。 「殿方に肌を許すのは私のお殿様になる方だけ それ以外の私は、私ではありません」 僕の下心を見透かすかのように パトリシアは言い切った。 「・・・わかった。助けて上げよう・・・」 僕は考え抜いたあげくつぶやいた。 「え?ほんとうですか」 パトリシアは大きな目を更に大きく開けて まるでうたうような声で答えた。 「ああ・・・ 僕もこんなやり方は好きじゃない」 「何か御礼を・・・」 「それは助かってからでいい・・」 「それではせめてお名前を・・・」 「・・・・ピエール・・・」 「ピエール様・・・」