美姫処女調教3パトリシア姫編(幸福と別離と)1
「パトリシア姫ですね。それではこの鍵を」 少女は確認するように、僕に鍵を手渡した。 「姫のお部屋は下って右のお部屋です。 ごゆるりと・・・」 用事は済んだとばかり、 少女は立ち去ろうとする。 僕は慌てて 「あの・・・」 声をかける。 「なんでしょう?」 少女が再び冷たい目で僕を見つめた。 僕たちのような若造を 露骨に嫌がっているようにさえ見える。 「あ、い、いいです・・・」 僕は黙ってしまった。 「ごゆるりと・・・」 少女は立ち去った。 「おいいこうぜ。たのしみだなあ」 悪友はダーナ姫を選んだ。 かわいらしい姫さまだったのに・・・。 こんな男の手にかかるなんて。 僕は自分のことは棚に上げて ダーナ姫の悲運を惜しんだ。 「ああ・・・」 まあいいや。 本当にお姫様なのか わかったものじゃない。 今の僕には、立ち去ったばかりの少女の ほうが気にかかった。 「あの子は誰なんだろう・・・ 気品のある顔立ち ただの娼婦とは思えない」 階段を下りながらそんなことを考えていた。 そして ドアを開ける[ 部屋は暗い。 古ぼけてはいるが、それなりの設備を持った部屋だ。 「どなたですか・・・」 暗闇の中から声が響いた。 まるで鈴がなるような軽やかな声。 だがその声にはおそれの響きが伴っている。 「パトリシア姫?」 僕がつぶやくその声に応じるかのように、 少女が現れた 似顔そのままの美少女だ。 不安そうに目をまばきをして僕を見つめている そして・・・あの太股さえ隠さない短いスカートをはいている。 白いタイツを履いているとはいうものの、すらっとしたおみ足が丸見えだ。 僕はガラにもなくどきっとしてしまった。 「あの・・・・」 パトリシア姫がおそるおそる話し出す。 その表情からは恐怖の色が隠せない。 「あの、・・・・ここはどこなんでしょう? あなたはどなた・・・・」 おそるおそる言葉を選んで話し出す。 僕は話を聞いてみることにした。