美姫処女調教3ダーナ編7
役得というわけだ。
まあいいや・・・。
いたところで何もするわけじゃなし、 放っておこう。
ダーナが恥ずかしがるのがまたいい。
僕はほおっておくことにした。
ダーナが気を失って手持ちぶさたになる。
そこに、例の警備兵が声をかけてきた。
「だんな、いいものを拝ませていただきました。お礼といってはなんですが。ちょっといい話があるんです」
「話?それはなんだ?」
僕は気のない返事をする。
「こんな事を話すと女将がうるさいんですが」
ここまで話して、やけに言い渋る。
女将?あの少女のことか?
女将という歳には見えないが
僕はあくまで気のない返事をしながら、ふところから僅かばかりの小銭を掴んで警備兵に渡す。
警備兵は喜んでしまい込み おもむろに話し出した。
「・・・実は森のことなんです。森の中には蛇なのか、ミミズなのかわからん化け物がいるんです。
まあ、くぼみのような所にいて そこからは出てこれないようで、 助かっているんですが。
こいつは、人を食うといわれてますが、 なんと女は捕まえて、子供を孕ませるとか」
なんだあ?突拍子もない話に僕は耳を疑った
男は更に話し続ける。
ここまで来たら話だけでも聞いておこうと また小銭を渡した。
「いやあ殿下、いいお話ですぜ。化け物を操る薬があって、こいつを使って女をもて遊ぶんです。 最高の見物ですぜ・・・・」
話はそこまでだ。
なんだかなあ・・・。
まともには聞いていられない。
化け物とダーナの絡みか・・・
見てみたい気もする。
僕は警備兵に化け物の巣の場所を聞き、ダーナを連れて森に入った。
警備兵から例の薬とやらを もらうのは忘れなかった。
ダーナと共に森の中を歩く。
・・・・・・・
「大丈夫か?まだお尻は痛いか?」
「・・・・・・・・・・・・」
僕の口から思いもかけない、ねぎらいの声が出た。
ダーナは僕の言葉にきょとんとするだけで。
返事もしない。
怒っているんだろうな・・。
これが、愛し合いされた物同士であればどんなにか楽しいだろうか?
そんな感情さえわいてくる。
もうすぐお別れだと思うと、ちょっとセンチな気分になったのかも知れない。
・・・・・・・・・・・・・・
あいにく僕にはそんな経験はない。
欲望の思うまま生きてきただけだ。
心の通じ合う女性。
それは僕には一番遠い存在かも知れない。
それほど時間はかからず目的の場所に ついた。
・・・ああ。
この日の僕はまともではなかった。
どうしてこんな誘いに乗ってしまったのか?
いかに本能のまま生きてきたとはいえ、 ここまで愚かな男ではなかったはずだ。
だがその時の僕にはそうは思えなかった。
ただダーナとの時を少しでも長く過ごしたかっ ただけなのだ。
どうしようか?
ここまで来たんだ。
見るだけでも。
そう思い、男にもらった薬をまいた。
そして
ダーナの手を引いて中に入っていった。 中は真っ暗だ。何かが蠢いている。
まるで心臓の鼓動のような音が渦巻いている。
「きゃあああ・・・・」
ダーナの悲鳴が上がった。
早くも女の存在に気付いたのだろう。
横にいたはずのダーナは
化け物の手に落ちたようだ。
「ひいっ!いやああ・・・・」
だんだん目が慣れてきた。
僕の目の前にはおぞましい怪物が現れた。
「ひいっ!お助けを!お助けを〜」
ダーナは化け物にからめとられて宙に浮いていた。
化け物。
それはなんと表現したらよいのだろう。
蛇ともミミズともつかぬ化け物が何十匹も蜷局を巻き、ダーナの身体に触手を伸ばしている。
・・・・本当に薬の効き目はあるのだろうか?
試してみる価値はありそうだ。