淫汁の白鳥(第3話)
「へへへ!いい格好だぜ!この尻がたまんねえぜ・・・」 「ひいっ!いやあ!」 莉菜が悲鳴を上げる。 男の一人が、自分のペニスを莉菜のチュチュに押し付けて、こすり上げ始めた。 「だめえ!そんなの!押し付けないで!いやあ!」 莉菜はこの時初めて『俺達にもやってもらいたい』ことの意味が分かった。 男のペニスを直接衣装に押し付けられるなど考えもしなかったからだ。 タイツ越しではあっても、勃起した男の生殖器がこんなにも大きく、こんなにも硬く そして熱いものだとは・・・。 それは、王子役の男に押し付けられた時とは比べ物にならない。おまけに男のものから 先走り液がでて、タイツを伝ってぬめりを伝えてくる。 「や!やだあ!やめて!恐いの・・・・」 莉菜はこれからどんな恐ろしいこと、おぞましいことをされるのか、不安と恐怖が頭の 中を駆け巡っていた。 「へへへた、たまんねえぜ!プリプリしてやがる・・・・」 莉菜の悲鳴などおかまいなく、男はフリルに飾られたチュチュの下腹部にぐりぐり とペニスを押し付けていく・・。 「こ、ここで一発出しておくか」 「ひいっ!?な、なに???」 「ひいっつ!えええ!な、なに!いやあああ!」 莉菜は男の言葉の意味を測り兼ねていた。しかし、押し付けられる男のものが大きく 固く膨れ上がるのを感じて、恐怖に震え上がった。実際男のペニスが、ひどく熱を帯びて くるのまで感じ取られた。 「おおつ!こいつはたまらん!柔らかいいい尻だ!俺が最初にここで出すぞ!」 「ひいい!いやっ!いやああああああ!」 お尻に押し付けられ、激しくこすり上げた男がついに噴射を始めた。 「おおおおお!でるぞ!出るぞ!…・」 「ひいつ!いや!そんなとこで!だめえ!」 莉菜は男達の言っていた『ぶっかける』の意味を初めて理解した。男が女性のヌード写真 などにオナニーして射精するのを聞いたことがあった。しかし、まさか、大事な白鳥の衣 装にまで・・・。ましてそれを着ている自分にまで。 あたかもオナニーグッツのごとく性欲の捌け口に使われていることに、ひどい侮辱を感じた。 『汚されてしまった』莉菜は惨めな汚辱感に打ちのめされていた。 「生写真やポスターには何度もぶっかけたけどよ。本物にやれるなんて最高だぜ」 男が『ぶっかけた』精液がお尻に吐き出され、太股を伝わってタイツに染みを作っ ていく。男の言葉が、莉菜の傷心に拍車をかける。 「あああ…なんてこと…・」 莉菜は股間に生暖かい、粘っこい液体を感じた。そして、漂ってくる生臭い栗の花 の匂い…。 ひどい汚辱感におそわれる。 『精液・スペルマ・射精…・』 言葉では知っている。それが何であるかももちろんだ。 莉菜は『囚われた白鳥の姫が何をされたか』を実感せざるをえない。 そして、次に何をされるのかという恐怖もまた実感してきていた。