クレール光の伝説ミッドランド編


第11話


エルにはまだ恐怖が迫っていた。
「えへへへ・・・お嬢ちゃんの処女もいただいた事だし、今度は・・・・」
「え!なに?い、いやっ!」
強力の子分は、力任せにエルの身体を裏返す。
今度はお尻を引き上げて、お尻の割れ目に手をこじ入れる。
「な、なにをするんだ!そ、そこは!」
「えへへへへ・・・きまってら!お尻に穴の処女もいただこうと思ってね」
「!」
 お尻の穴!?エルには排泄器官以外には考えもつかなかった部分に、男が欲情を抱くな
ど。
「いやあああ!やめて!やめろおお!」
「えへへへ・・・いいなあ〜その男言葉も最高だぜ!このきゅっと締まった尻といい、い
いとこの坊ちゃんをやったのを思い出すぜ」
「!」
男の言葉に、エルはいい知れぬ恐怖を感じた。
『男色』という言葉を下世話な話で聞いたことがある。あまりの汚らわしさに、その意味
さえも聞かずじまいだったが。このげすな男が、男とさえ交わったというこの男に、自分
の女の貞操を汚され、今また、鬼畜道にも劣る汚辱をくわえられようとしているのだ。
「へへへ・・・きれいな尻の穴だぜ」
「や、やめろおお!」
 しかし、両手の自由を奪われ、あらがうことすらできない。
 やがて、男が背中から多い被さってくる。お尻の穴に、厚い肉棒と、圧迫感を感じた・・
・。
その時
どがっ!激しくとを毛破る音!そして!げすのうめく声!そして、どさりと倒れる音。

「おおお!こいつはいい眺めだぜ!」
「・・・その声は・・・!」
 相棒(エルはそうは思っていない)のブライトだ。
「見るな!」
「とは言っても、縄はほどかなきゃいけないんでね・・・」
 ブライトは妙に事務的にそう応えると、縄を剣で切り裂いた。
 身体が自由になると、エルは身体を手で隠して身構えた。
「ほら・・・着替えだ・・・」
 どすんと。ブライトがエルの衣装袋をおいた。
「見るなよ!」
「へいへい・・・・」  

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