淫虐エクステンション1

油屋爆炎斎



――まったく罪な兄だ
ザルハトス星の第二王子ゼオローンは心の中でうなった。兄である第一王子バルブーンが
プレアデス星団を我が国の版図に収めようと勝手に意気込んで、継承戦争に首を突っ込ん
でから既に半年が経った――。戦況は芳しくなく、父王ゴッドバルドは息子に退却を命じ
たものの、バルブーンはそれをまったく無視して、実りのない戦を続けていた。
――どうするんだ。こんなにして
バルブーンは半年間ザルハトスに一度も帰ってきていない。戦況が悪いままでは、父に会
いたくないというプライドもあるのだろうが、あまりと言えばあまりだ。
――だいたいが……。



「視て…ねぇ…ゼオローン……あたしの恥ずかしい穴、視て……」
兄への恨み節を続けていたゼオローンの前に、美しく若い女がやってきて、ゴム製のタイ
トなスカートを自らたくし上げていく。下着は一切つけておらず、ピンクパールのマニュ
キアで彩られた細い指で、女は自らの白い尻を鷲掴みにすると、誘うように徐々に拡げて
ゼオローンの眼前に誘うように曝した。白く艶めかしい太腿の中央部で可憐なピンク色の
花弁が花開き、肌色よりやや濃い目のアナルがひくひくと震えていた。
「――義姉さん。今日は駄目だよ」
ゼオローンは抑制を効かせた優しい声で、綺麗に切り揃えられた女の髪を撫でてやる。女
は義弟の懐に転がりこみ、子猫のようにごろごろと甘えた。
「どうしてぇ?……あたし、じんじんしてる……すっごくされたいの……」
女は太腿同士をもじもじと擦り合わせながら、ゼオローンの股間を妖しくさすった。

 ――この女の名はミュゼ。兄バルブーンの妻にして性欲処理奴隷。
 元々は、3年前に、兄がその清楚で慎ましやかな美貌に惚れ込んで、ルーレリアン星の
王に頼みに頼み込んで娶った可愛らしい姫君だった。
 なぜこんな淫乱な女になったのか。ザルハトスにミュゼを連れてきた当初は、兄も紳士
な風を装っていた。まるで海王星特産の超高密ガラス細工にでも触れるかのように、じつ
に丁寧に気を配ってミュゼを扱っていた。が、しかし娶って1年も過ぎたころから――兄
のもって生まれた嗜虐性がむくむくと鎌首をもたげ、聖女のように無垢なミュゼに対して
、様々な淫具やパルパー(性処理アンドロイド)たちを使って一夜ごとに激しく調教し始
めた。その性のレッスンは過酷で凄まじく、ミュゼの鋭く泣き叫ぶ声が400ノイドも離
れたゼオローンの寝室まで響き渡るほどだった。
 さらに、兄はまだ少女の身体だったミュゼに対し、闇商人から買い取った星間法禁止薬
物レオノギレア(動物性合成成長剤)も用い、強制的に「女」に加速成長させた。レオノ
ギレアはミュゼの体型に、見事な美乳やふっくらとした柔らかに尻などパーフェクトで抗
しがたい魅力を備えさせては、さらなる調教を繰り返した。
――ここからが問題だ。
ゼオローンは大きく溜め息をつく。レオノギレアがなぜ禁止されたのか。それは肉体と精
神の「ズレ」を発生させることが一番の理由だ。レオノギレアは少女ミュゼの身体だけを
一気に成長させ、心は少女のまま置き去りにしてしまった。成長過程の不安定な精神は、
兄の調教によって、すっかりと淫欲の虜となったのである。しかも兄はミュゼの美体に、
「苛られることで興奮する」ことを徹底して刻み込んだため、ミュゼはまるで性奴のよう
に乱暴かつ残虐に辱められることを望む身体にされてしまったいた。
――こんなにしておいて、しかもほったらかしかよ。
 そして兄はプレアデスへと赴き、母国ザルハトスには身体と心のアンバランスを抱えた
ままのミュゼが残された。気の毒なことに、いくらミュゼの身体が男を欲しても、まさか
第一王子の妻であるミュゼ姫に他の男をあてがう訳にもいかない。支給されるパルパーも
リミッター(感情制御装置)がしっかり取り付けられており、ミュゼの相手にはならなか
った。
 満たされぬ心で虚ろになっていくミュゼを哀れみ、意を決したゼオローンが抱いてやっ
たのは、兄が戦役に赴いて1カ月ほど経ってからだった。その夜、ミュゼは信じられない
ことに、自ら「げんこつでして」とねだり、こちらが面食らって「そんなことはできない
」と拒絶すると、「ゼオローンのいじわるっ!!」と叫んで泣き出したのである。
――兄さん、一体どんなこと調教したんだよ?
義姉ミュゼを組み敷き、激しく貫いてやりながら、ゼオローンは兄バルブーンを恨めしく
思ったのだった。


「ねぇ…ゼオローン……お願い……ミュゼを苛めて……」
「だから、今日は駄目だよ。これから父と会議なんだ」
ミュゼはゴム製のスカートをぎゅっぎゅっときしませながら、ゼオローンに絡み付く。
「…そんなこと言わないで……少しだけでもいいから………」
「ふぅ。仕方ないな。――じゃオルートなら――」
「…うん。オルート好き……」
義姉と義弟――決して許されぬ、ミュゼとゼオローン。だが5ヶ月になろうとする2人の
淫靡な世界には実にたくさんの合言葉があった。その中の一つ「オルート」は、ミュゼの
口にゼオローンのペニスをくわえさせ、激しく深く突き刺す行為を指す。一般的なフェラ
チオと違うのは、フェラチオが唇や舌、歯などで女がペニスを愛撫するのに対して、ゼオ
ローンの方が、容赦なくミュゼの「喉」を犯す点だ。ミュゼは当然、呼吸もできないし、
激しい嘔吐を催す。だが、それでも力を弛めず、ただひたすら喉奥を突くのがオルートの
醍醐味だった。
「じゃいくよ」
ゼオローンは、ミュゼをひざまずかせると、自らは仁王立ちになる。そしてミュゼの両手
を頭の後ろに組ませ、隆々と反り返った26センチペニスをゆっくりミュゼの口へと差し
込んでいった。
「んッ――ングッ――」
早くもミュゼは苦しさに顔を歪める。だが、こんなもので義姉が満足しないことはゼオロ
ーンもよく知っていた。腰をさらに前へ突き出す。
「ん゛ん゛ッ!……ぉぼッ!……んンッ!」
ゼオローンの亀頭部は、ミュゼの舌の根元を超え、口蓋垂――いわゆるのどちんこもひし
ゃげ、さらに喉奥――食道の入り口目めがけ、ごりごりと突き進む。
「苦しいかい?」
首を縦に振るミュゼ。
「もうやめる?」
首を横に振るミュゼ。
「じゃ、もっと喉を拡げて――」
ゼオローンは、ミュゼの小さな頭を抱きかかえるように手前に引き寄せると同時に、自ら
も腰を突き上げ、細い喉を突き破るかのごとくペニスを暴れさせた。
「……ンッ……ぇ…ンッ…グッ…ごッ……ぇぉッ…グッ………」
ミュゼの濡れた瞳からつぅと涙が流れる。顎の骨は耳の近くでギシギシと軋みながら鋭い
痛みをミュゼの身体に走らせる。雪肌がみるみる紅潮し、整った顔立ちが苦悶にくしゃり
と歪む。――苦しいのだ。ミュゼの喉からは時折、「がっぽッ」「ごぽッっ」という、詰
まりかけのキッチンの排水溝のような、奇妙な音も漏れている。
「……ン゛゛ッ……ぇぐッ……グぐぐ……………」
「すごくつらそうで、いい顔してるよ。義姉さん」
ゼオローンはそう言うと、いったんペニスを引き抜いた。その表面はミュゼの涎でたっぷ
りと濡れて、ぬらぬらと照り輝いている。
「……ぷハァ!!!」
水面から顔を出した時のように、必死で酸素を吸い込むミュゼ。その唇からはゼオローン
の体液と唾液が複雑に入り混じった濃密な液体が、糸を引きながらだらだらとこぼれた。
毎度のことながら、よくぞこれだけの長さがこの細い喉に収まるものだとゼオローンは驚
嘆する。
「……ゲぼッ!……げぅッ!…ぅぉぇ…げぼッ!……ぅぇ………」
苦痛から解放されたミュゼはうつむいて嗚咽した。胃の辺りがぶるるッと痙攣し、喉の筋
肉が、ひゃっくりの時のように勝手にびくんびくんと収縮を繰り返す。その動きと連動し
て口の中にじわっと酸っぱい液体と苦い液体が交互に補充される。口を閉じたいのに、骨
の痛みで顎の関節が自由にならなかった。
「…………ぇ……げぼぉ……ぇぅ………」
――瞳からは涙、唇から唾液――液体はとめどない。ミュゼは咽び泣きながらも、自ら震
える唇の奥にゼオローンのペニスを挿入し始めた。
「もっと乱暴にされたいんだね?」
ゼオローンは流奈の髪を鷲掴みにして細い喉を仰け反らせると、その顔にまたがるように
して犯し始めた。
「……ぅぐぅッ!!……ン゛ん゛っ!……」
ゼオローンはミュゼの口を完全に「性器の一つ」として無遠慮に扱い、容赦なく腰を突き
動かした。ミュゼの首には、びんッと緊張した筋が哀れに浮き上がる。
「もっとでしょう? もっと喉を拡げないと」
「ん゛ん゛ッ……んむッ……ぇっぐ………ん゛ぼぉっ………」
――ミュゼは喉奥から悲痛なうめきを絶えず上げ、びくんびくんとしゃくりあげながら「
オルート」を続けた。26センチペニスは根元まですっぽりミュゼの口内に収まり、喉の
直径に対し、わずかな隙間も許さない。
「………ンぐっ……ごきゅ……ぢゅばッ……ごぼぉ……」
ゼオローンの寝室にはミュゼの咽び声だけが響きわたる。ミュゼの身体が酸素を失い、き
つく閉じられた目蓋がピクピクと危険な痙攣をし始めると、ゼオローンはまたペニスを引
き抜いた。
「……ぷ…はッ!…ハァハァハァ……ぅぇッ……げぼッげぼッ…」
ミュゼは肩で息をしながら、激しく咳き込み、口の中にに満ちていた唾液をだらだらと吐
き出した。濃厚で粘りの強い唾液は無数の水泡を内包するほどに切れが悪く、ミュゼの唇
から妖しい白銀の糸となって、ペニスの先端にもべっとりと絡み付いていた。
「義姉さん、つらそうだね。やめちゃおうか?」
ゼオローンは唾液まみれのペニスの先端をミュゼの頬にぐりぐりと押し付けながら問う。
「…とっても、くるしいよ…ぇっぐ…ミュゼ…ぉぇ…つらいよ………ぇっぐ……」
涙と涎まみれの泣き顔で流奈は必死に懇願する。
「じゃ今日は終わりね」
ゼオローンが軽蔑したような眼差しでミュゼを見下ろしながら、ペニスをしまう素振りを
する。
「…ま、まって…ぇっぐ…つ、続ける…ぇっぐ…」
「なら口大きく、喉を拡げなくちゃね」
「…うん…頑張る…ぇっぐ……」
ゼオローンは三度、ミュゼの口を犯し始めた。
「はい。あーん」
「ン゛ン゛ッッッ!!!!」
ゼオローンはミュゼの唇が動いた瞬間の微かな隙間にペニスをぎりぎりとねじ込み、一気
に喉奥まで突っ込んだ。顎の骨が一層激しくミシミシと軋み、口蓋の繊細な粘膜までもが
ごりごりと抉られる。

「…げきゅッ…ごぽぉッッ…ぇっぐッ…ごきゅごきゅっ…っぇっぐッ…ンぐングッ……」
ミュゼから漏れるのは奇怪な嗚咽と唾液だけ―――良心のあるものなら正視に堪えない―
――惨い光景だった。仁王立ちのゼオローンに、両手を頭の後ろ――脇下を曝す無防備で
恥ずかしい格好の華奢な女が喉を強引に犯され続ける。
「今度は息継ぎなしです」
三度目のスロートはひたすらにそして一切の妥協なかった。ゼオローンは徹底的に流奈の
喉奥を蹂躙し続ける。
「……ぇぉッぐ…ん゛ッッ…ぇぐッッ……ごぇッ……」
限界を超えたディープスロート――。既にうさぎのように真っ赤に充血したミュゼの目か
らは、さらにとめどなく涙がこぼれ、まぶたの縁も鼻の先も哀れに赤い。だが、どれだけ
涙が流れようと、どれだけ哀れみを誘ううめき声をあげようと、「オルート」に容赦はな
かった。
「頑張りますね。義姉さん」
ミュゼの頭をがっしりと固定しながら、ゼオローンは冷たく笑った。
「……ぅう゛ッ……ごきゅッ……んググッ……ぇぉッ………ぇぐッ……ンぐ……」
ミュゼの喉から動物じみた、危ういうめきが漏れ始め、鳩尾の痙攣が肩の上下と激しく連
動してきた。ゴム製衣装が「ぎゅぎゅっ」「ぎゅぎゅっ」と激しくきしむ。ミュゼは意識
も朦朧としてきているらしく、後頭部に組んでいた両手がとうとうだらりと落ちた。
「実にいい顔をしてる」
近付いてくる絶頂を目前にゼオローンがとどめのグラインドを開始した。
「ほら、義姉さん。もっと喉を拡げるないとッ―――」
「……ぇぉッ…ぇぎゅ…ぉぇ……」
もうミュゼに返事はない。泣きながらゼオローンが股間に押し付けている顔を激しくしか
めているだけだ。張はミュゼの雪肌が次第に赤く染まり、完全に酸欠に陥る寸前まで責め
ると、三度目のオルートから解放した。
「ぷっはっ!!!……うぇぇッ……ぇぇおぇぇぇッッ!!!!」
頭を離されるとミュゼはぐったりと四つん這いになって、激しく咽せ続けた。
「あぁあ。涎もだらだら。みっともないな」
ゼオローンがしゃがみ込み、ミュゼの髪を掴んで掴んで、顔を仰け反らせる。情けなくへ
の字に曲がった唇からは、涎やら張の体液やらがだらりとこぼれ、美貌を汚していた。
「……もう……ぇっぐ……で、できないよ……ぇっぐ……」
流奈はくしゃくしゃの泣き顔で懇願した。
「そう―――」
ゼオローンは残念そうに立ち上がると、ミュゼを放って会議の準備を始めた。
「さぁ。義姉さん。もう自分の部屋に帰ってくれ」
そこまで張がしゃべったところで、ミュゼはがばりと起きあがり、号泣しながらミュゼの
足にすがる。
「……冷たくしないで……ぇっぐ……お願い…もう一度……ぇっぐ…ミュゼ頑張るから…
すっごくすっごく頑張るから……」
ゼオローンはミュゼの顔をじっとのぞき込む。餓え、寂しさ、背徳――鬼畜な兄に見初め
られたばっかりにあまりに哀れな人生を歩むことになった姫君――。
「しょうがない。もう一度だけですよ」
ミュゼの泣き顔にパッと明るさが戻る。
「…………ちゃんと………喉で受け止めるから………」
そういってミュゼは自ら唇を開き、ゼオローンのペニスをかぽっととくわえた。
「頑張ってください。義姉さん」
「……ごぷッ…ンぐッ……ごぎゅ……ぐぷッ………」
流奈は激しく噎び泣きながら、痛々しいほどに喉奥を拡げて、4度目のオルートに挑む。
「ほら、まだ拡げられるでしょう?」
無慈悲な言葉にミュゼは激しく顔をしかめながらも、さらに数ミリ、亀頭部を奥にくわえ
た。巨大な異物の侵入を押し返そうと舌はびくんっびくんっ大きくと震え、咽頭はみりみ
りと悲鳴を上げる。
「……ぉぶッ……ごぇ……ぐムッ……ごきゅ……」

 ――1分――2分。ミュゼは必死にオルートを続けた。
「うぅ――出ますッ」
不意にゼオローンのペニスはぐんっと一回り大きくなった。――その瞬間、流奈は大きな
瞳をカッと見開き、びゅるびゅると注がれる夥しい精液を喉で受け止めた。口――喉――
いや身体中にゼオローンの汁がじわじわと満ちていく。どくどくと溢れ出す精液は、口内
に納まり切らず、ぷちゅッと軽い破裂音を立てて唇から飛び散った。
「……ぉぇッッッッ!!!!」
ペニスが引き抜かれるとほぼ同時にミュゼは、唾液と精液――そしてちょっぴりの胃液が
入り混じった半透明の白濁液を唇からごぼごぼと溢れさせた。異妖な粘りを持つその液体
は溢れてなお、ミュゼの雪肌にとどまり、ぬらぬらと妖しく照り輝く。
「……ぅぇぇッ…ぇっぐ…ひぐッ…ぉぇッ……ぇっぐ……」
「頑張ったね。義姉さん――」
凄絶な苦しさから解放された安堵に号泣するミュゼ。ゼオローンはミュゼの口の周りの液
体をタオルで優しく拭い取ってやりながら、頭を撫でてやる。
「さ、義姉さん。立って」
ひっくひっくとしゃくりあげるミュゼを立たせ、ゼオローンはその股間の、柔らかな割れ
目にそっと指をあてた。―――ミュゼのヴァギナは大量の愛液でびしゃびしゃだった。
「また、オルートでいっちゃったの?」
恥ずかしそうに俯き、ミュゼはこくんと頷く。清楚で可憐な顔立ちをしているのに、その
美体は徹底して虐められて絶頂を迎える淫乱な性の奴隷――兄の調教の徹底ぶりをゼオロ
ーンは改めて痛感した。

(つづく?)



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