*A week・第4日目(4)
T.MIYAKAWA
イザベラの体が王子から離れたことにより、彼の股間はようやく解放されたかに見えた。
しかし薬のせいなのか、股間の勃起は衰えるどころか先端からは精液がビュッという
音を出しながら止め処となく溢れていた。
「フフフ…元気そうですね。
まだ物足りないのかしら?」
イザベラはいきり立つ王子の股間を見下ろしながらこう呟くと、体を王子の方へ
沈めていった。
「えっ!?」
王子はこのイザベラの次の行動に驚いた。
イザベラは王子の股間の上で舌を出すと、そこへ目掛けて唾液を滴らせてきた。
その光景を例えて言うと、パンケーキに蜂蜜をたっぷりかけているのと同じだった。
「そ、そんな…。」
唾液が股間を覆うほど、王子は快感の為に顔を歪ませていた。
「実は私もまだ物足りなかったのですから、もっとやらせてもらいますよ。」
イザベラは舌を出しながらこう言うと、口を大きく開けて唾液まみれになった
王子の股間をいきなり咥えてきた。
「!!」
股間を咥えこまれたと同時に、王子の顔はより一層強ばってきた。
喉の奥まで咥えこんだイザベラはそのまま頭の上下運動をやり始めた。
同時に舌を勃起した股間の巻きつけるかのように動かしてきた。
「私ばかりじゃなく、王子様も腰を動かして私を楽しませてください。」
イザベラは口を動かしながら、上目遣いで王子に誘っていた。
(そんな事を言われても…。)
今の王子は薬で体が満足に動けない為、イザベラの要望には応じることは出来なかった。
イザベラの執拗といえる責めに何とか堪えていた王子だったが、ついに限界に達して
しまい、精液を彼女の口の中に放出してしまった。
口や顔が精液まみれになって満足そうなイザベラに対して、絶頂を達した王子は
そのまま意識を失ってしまった。
「王子様気が付かれましたか?」
エスメラルダの声で王子は意識を取り戻した。
目を覚ました王子は、ここが自分の部屋だということに気付いた。
(いつここに戻ったか、まったく記憶にない…。)
王子は頭を抱えながらこう考えていた。
エスメラルダに尋ねた王子はイザベラが地下室からこの部屋まで運んできてくれたこと
を知った。
王子はあの絶頂の寸前でイザベラが口にした言葉を思い出した。
「私をもっと楽しませて下さいね。」
イザベラの言葉を思い出したと同時に、王子の股間は再び勃起してしまった。
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