バラステア戦記

第十四話

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リュウとアリアは、命からがらバラステア軍の包囲網を突破したが、味方とは離ればなれ
となってしまった。そしてソードロックの近くの民家の廃屋へ身を隠した。
(とりあえずは乗り切ったな・・・)
アリアはまだ目を覚まさなかった。荒く息をし、大粒の汗をかいている。
「うう・・・ああああ・・・」
悪夢をみているかのようにうなされている。
「ちくしょう・・・あの野郎、将軍に何をしたんだ・・・!?」
「・・・・リュウ・・・水を頂戴・・・・・・」
アリアは目を覚ますと、虚ろな目をリュウへ向けた。
「将軍!目が覚めたか!わかった、水をくんでくるよ」
リュウは廃屋の裏手にある井戸から水をくんでくると、手ですくってアリアへ飲ませた。
「味方はどうした・・・・・」
「わかりません・・・スーチェン達とは途中で離れてしまいました。おそらく全滅に近い
状態だと思います」
「そうか・・・・」
「とにかくいつここにもバラステアの追手が来るかわかりません。一刻も早くここを出て、
ソードロックへ戻らなければ」
「ああ。あんたは怪我はないのかい?」
「俺は大丈夫です」
リュウとアリアはバラステア兵の姿が見えないのを確認すると、廃屋を出てソード・ロッ
クへ向かった。
(俺は・・・こんなところでくたばれない)
リュウはバラステアを倒すために、そしてリンスを守る為にもこんなところで倒れるわけ
にはいかなかった。
(まだ戦える。ソード・ロックはそう簡単には陥落しないはずだ)
今回のアリアの奇襲は、クレファーによって見破られて味方は大敗した。やはり今度の敵
はカルム山道でたおしたバランのように簡単ではない。そして率いている部隊はバラステ
アの中でも中核となる主力部隊である。
アリアは、特別な怪我はしていないが、腰に力が入らず自分で歩くことができない。
(あたしはどうしてしまったんだ)
あの時、不気味に光るクレファーの目を見た途端に意識を失った。あとの記憶は一切無い。
全身はだるく、リュウに肩を借りて歩くしかなかった。
「・・・・んん・・・?」
突然、アリアの体に奇妙な感覚があふれてきた。それは一種の発作のようにやってきた。
(これは・・・一体・・・・)
それはアリアが初めて感じる感覚であった。全身が震え始め、火照りはじめる。
(これは・・・・こんなことが・・・・)
アリアの女性の秘部がはげしく熱を帯びていく・・・・・アリアが自分でも理解しきれな
いでいるうちに、秘部からは男を求める淫らな愛液があふれ、つう・・・とふとももへ垂
れてくる。
(これは・・・・まさかクレファーに魔法を・・・・?)
アリアは全身に全く力が入らなくなり、その場へ倒れ込んだ。
「将軍!大丈夫ですか!?」
「はあ・・・・はあ・・・ああああうううう」
それはアリア程の歴戦の将軍でも押さえられるようなものではなかった。アリアの体は激
しく性欲におおわれる。そしてアリアの理性が無くなっていく。
「将軍・・・・!!」
「ああああ・・・うううううう・・はああああああああ」
人間の本能としての性欲が魔法により極限まで高められる。倒れ込んだアリアは、全身を
ぶるぶると振るわせながら鎧を外し始めた。その場にリュウが居ることなど全く頭から消
えている。
「将軍・・・・!?」
アリアの手は自然に股間へと伸びていた。いままで自慰行為などしたことのないアリアだ
が、本能なのであろう、鎧の下につけていた下着の脇から指を入れると、その秘部をすり
始めたのである。
「はああああ・・・・・うううううんんん」
アリアのもう片手はその豊かな乳房を揉んでいる。今まで男を軽蔑し、全く寄せ付けずに
至高の戦いの人生を歩んで来たアリアが、その美しい顔を快感にゆがめ、目の前に自分の
部下がいることも忘れて自慰にふけっているのである。
(将軍は一体どうしたんだ・・・?)
リュウはそのアリアの様子をただ見守るしかなかった。今まで女を抱いたことのないリュ
ウだが、アリアが自慰にふけっていることぐらいはわかる。この美しく強いアリア・レン
ハルトが、しなやかなブロンドの長い髪をふりみだして股間をすっている・・・・
リュウも若い男である。いつバラステア兵に見つかるかもわからない状況ながら、その股
間は隆々としてくる。
(何故突然・・・・これはまさかあの時の魔法の効果か・・・・!?)
ふと、アリアとリュウの目が合った。
「リュウ・・・・後生だ・・・・たのむ・・・・あたしを慰めてくれ・・・・・」
「!?」
「リュウ・・・・このままじゃああたしはおかしくなっちまう・・・たのむ・・・あたし
を抱いてくれ・・・・!」
「将軍・・・・」
その時、アリアの手がリュウの股間へ伸びた。隆々と立つリュウの男をつかむと、上下へ
擦りだし始めた。
「うう・・・将軍・・・!」
リュウには我慢することが出来なかった。一瞬リンスのことが頭に浮かんだが、まだ女を
抱いたことのないリュウはすぐに理性をなくし、鎧を外して下半身裸になると、アリアに
おおいかぶさる。
二人は激しくお互いの口をむさぼる。リュウはアリアの豊かな胸をむき出しにすると、な
れない手つきで揉みしだき、可憐な乳首を吸った。
「あああああ・・・・いいいよおおおお・・・」
リンスに勇猛な女将軍の姿は全くない。この場にいるのは淫らに男を求める一匹の雌であ
る。リュウはアリアの股間へ手を伸ばす。秘部をなでると、あふれた愛液でベタベタにな
っている。クリトリスを擦ると、アリアの全身がびくんと痙攣する。
「リュウ、リュウ、早く・・・・早く・・・・・!」
アリアが激しくリュウを求める。リュウはあまりの興奮につつまれながら自分の剛直をア
リアの秘部にあてがう。
「将軍・・・・・!」
「あうううううう・・・ぐううううううう!」
アリアの愛液であふれた処女口は、あっさりとリュウの剛直を受け入れた。一瞬破瓜の痛
みが走るが、すぐに快感に変わった。
(ああああ・・・気持ちいい・・・・これが女か・・・・・!)
リュウは自分の剛直がすっぽりとアリアの中に収まると、すぐに腰を前後に動かしはじめ
た。だがあまりの快感に、リュウの精はすぐにはきだされた。
「くっ・・・・将軍・・・・・!」
「あうううう・・・・」
リュウの精がアリアの中へ流れ出ていく。そしてアリアの股間からは破瓜の血とリュウの
精液のまざったトロトロの愛液が流れ出ていく・・・・・しかしアリアはリュウが離れる
のを許さなかった。
「もっと・・・・もっと動かすんだよ・・・・あああああ・・・・もっと・・・・」


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