魔戦姫伝説(ミスティーア・炎の魔戦姫)第一話6


  狩猟解禁、獲物は悪党!!
ムーンライズ

 その頃、ガスターク一味の狂乱の宴は最高潮を迎えていた。
 泣き叫ぶ淑女達を蹂躙している者、奪った貴金属を身につけて踊り狂っている者、酒を
煽りながら生き残った貴族達に暴行を加えている者・・・
 そこには秩序も規則もなかった。唯一ある規則と言えば、(欲望のまま全てを奪え)で
ある。
 己の本能のまま暴れるガスターク一味は、まさに欲望と破壊に狂った邪悪の集団であっ
た。
 その頂点を極めている男、ガスタークこそ邪悪の権化であり、悪を統べる帝王と呼ぶに
相応しかった。
 ガスタークはボトルをラッパ飲みしながら手下達をけしかける。
 「グハハッ、もっと騒げ野郎どもっ。夜は長いんだ、楽しもうぜーっ!!」
 悪の帝王の声に、手下達は歓喜の声で答えた。
 疲れる事を知らぬ彼等は、全てを食らい尽くすまで暴れるつもりだ。彼等の底無しの欲
望は、ミケーネルの全てを食らい尽くしても足りないであろう。
 手下をけしかけ終わり、強奪してきたソファーに腰掛けるガスタークに、彼の愛人が甘
えた声で擦り寄ってきた。
 「ねえ、ガスタークぅ・・・次はどこを襲うつもりなのぉ?次はもっと宝石をいっぱい
もってる国がいいわぁー。」
 「ハッ、宝石ならいくらでもあるじゃねーか、ここで奪った宝石全部お前にくれてやる
ぜ。」
 「ううん、こんなのたいした事ないわよぉ。次はペリラーズ国を襲おうよー。あそこの
王様が持ってるダイヤコレクションが欲しいのっ。いいでしょうぉ?」
 おねだりする愛人に、ガスタークは快く了承した。
 「おーし、じゃあ次はペリラーズ襲撃に決定だ。この国のアホどもを制圧したら武器を
かっぱらって船出と洒落込もうか。ペリラーズの連中も腰抜けぞろい、楽勝よっ。」
 その言葉は虚言ではなかった。平和ボケした貴族が率いる貧弱な軍隊などガスタークの
敵ではない。自信満々の言葉に、愛人は喜びながらガスタークに抱きついた。
 「わーい、ウレシイッ。さすがはガスターク、ホレボレするわぁ。」
 「フフッ、そうともオレ様は帝王よ。悪の帝王ガスターク様に不可能はねえ。この世の
全てのお宝は全部オレ様の物だっ、ガハハッ!!」
 勝ち誇り、余裕の笑いを上げるガスターク。
 確かに彼は(人間の世界で)帝王だった。血に飢えた悪の帝王は無敵であり、最強であ
った。
 でも・・・彼は知らなかった。上には上がいる事を。屈強な軍隊すら一撃で殲滅する恐
るべき存在がいる事を・・・
 そして、その恐るべき存在が自分に矛先を向けている事など露知らず、ガスタークは勝
利の美酒に酔いしれていた。
 
 同じ頃、狂乱の宴が行われている会場の外では、見張りの手下が寒さに震えながらグチ
をこぼしていた。
 「あ〜あ、なんで見張りなんかやらなきゃなんねーんだよ。どうせ俺達が暴れてるのな
んか街の奴等にわかるわけねーのに、ブツブツ・・・」
 惨劇の城は街から少し離れており、一般人が近付く事は許可されていない。
 それが盲点となっていた。街の人々は城で血の惨劇が広げられている事など全く知る事
が出来ないのだ。
 見張りなど意味はないが、ボスの命令とあれば従うしかない。渋々見張りを続ける手下
は、早く戻って女を抱きたいなどと思っていた。
 そんな手下の視界に、ユラリと動く影が見えた。
 「ん?だ、だれだっ。」
 クロスボウを影に向ける。その影は暗闇の中から音もなく現れ、手下の前に歩み寄って
きた。
 それは、若い娘であった。少女の面影を残すうら若い美少女だったのだ。薄紫のドレス
を着たその姿からは気品が溢れており、単なる一般人ではない事がわかる。
 会場に入り損ねた来賓か?手下はそう思った。相手が少女とわかり油断している。
 「お前は・・・えーっと・・・誰だっけな?見た事がある気がするんだけど・・・」
 少女の顔を見ながら首をかしげる手下。見たことがあるようだが、どうも印象が違うの
で思い出せないのだ。
 貧相な頭を抱えて悩んでいる手下に、少女はクスクス笑いながら近寄ってきた。
 「ウフ・・・寒いですか?」
 無邪気な微笑を浮かべる少女は、手下の両肩にそっと手を置いた。
 「お?おい、なんだよ、お前。俺を暖めてくれるってか?」
 「ええ、暖めてあげますわ・・・」
 少女はそう言うと、おもむろに手下に抱き着いてきた。突然の事に喜ぶ手下。
 「へへへ、丁度いい、寒くて困ってたんだ。ついでに俺のチ○コも暖めてくれよ。」
 下品な事を言いながら少女の下半身に大きくなったモノを押しつけた。
 少女は特に嫌がる様子も見せず、笑いながら跪き、手下のズボンとパンツを下ろし始め
る。
 「お、おおうっ。イキナリかよぉ、相当の好きモノって・・・ぬうう!?こ、こりゃあ・
・・いいっ!!」
 少女の可愛い舌が手下の勃起したイチモツを舐め、その妖艶な舌技に手下は歓喜の声を
上げる。
 少女の舌が反り立ったイチモツの裏側や筋を這い回り、モミジのように小さな手がキ○
タマを揉んだ。その度に手下は喜び悶えた。
 「うおお・・・が、我慢できねえ・・・だ、出させてくれ〜。」
 イキそうになった手下のイチモツを咥える少女。絶妙な舌技によって、イチモツの先端
から大量の精液がほとばしる。
 「ンふ・・・んん・・・ごくん・・・」
 少女は口に溢れた精液を残らず飲み干すと、興奮冷め遣らぬイチモツを尚もしゃぶり、
再度勃起させる。
 「うはは・・・ちょっと休ませてくれ・・・って・・・おお?おっ・・・す、すっげえ・
・・も、もういイク・・・おおうっ!!」
 再び射精するが、少女は休む間も無くイチモツをしゃぶり続ける。その眼は、獲物を貪
り食う肉食獣のような鋭い目つきになっていた。
 そして少女がイチモツを吸うと、睾丸に溜まった精液が、いや、手下の体中の精気がイ
チモツから吸い取られていった。
 イチモツは少女の(怪しげな)力によって強制的に勃起させられ、連続して射精させら
れる。
 「のおお・・・い、イクう・・・イキすぎるう〜。」
 寸断なく精気を吸い取られながら、手下は底無しの快感に飲み込まれていった・・・
 
 しばらくして会場から1人の男が現れ、見張りの場所に歩いてきた。見張りの交代の時
間になったのだ。
 見張り場所に来た男は、暗闇の中で手下が喘ぎ声をあげて悶えているのを見た。
 「あいつ、何やってんだ?」
 様子がおかしい手下にランタンの明かりを向ける見張りの男。
 「おい、交代のじかん・・・う、わああっ!!」
 ランタンに照らされた手下の顔を見て思わず絶叫した。
 「お、おいっ・・・どーしたんだよ、おまえっ!?何してンだよっ!?」
 絶叫を聞いた手下が、ゆっくりと顔を向ける。その顔は・・・
 「はえ?なにて・・・しゃぶてもらてぇぇ・・・おおう・・・きき、きもちい、いいい
ぞぉ、うへへ〜。」
 ヘラヘラ笑っている手下の顔は、顔面シワだらけになり、真っ白になった髪の毛がパラ
パラと落ちている。まるで100歳の老人の様な姿になっているのだ。
 その手下の足元には、1人の少女がイチモツを咥えて吸っている。その少女がイチモツ
を吸う度に、手下の顔から生気が失せ、見る見る痩せ細っていった。
 「お、おまま、えももも・・・や、やってもら、らええ・・・さ、さいこう・・・に、
き、きもちいイ・・・イイカら・・・カ・・・カカカカカ・・・」
 手下の体から水分が全て無くなっており、完全にミイラ化している。それでも手下は生
きていた。全ての精気を奪われながらも、剥き出しになった歯をカタカタ鳴らしながら笑
い、快感に翻弄されている。
 「カカカ・・・カイカカ・・・ンンン・・・カカカ・・・」
 手下のミイラ化した頭部がずり落ち、乾いた音を立てて床に転げた。それと同時にミイ
ラ化した体も崩れ落ちる。
 「ひっ!?ひいいっ!!」
 仲間の凄惨な最後に、男は腰を抜かして床に這いつくばった。その前に、手下の精気を
吸い尽くした少女が歩み寄ってくる。
 暗闇に浮かんだ少女の顔を見た男は絶句した。
 「あ、あわ・・・あわわわっ。お、おまえは・・・み、ミスティーア!!」
 怯える口から漏れた名前は・・・ミケーネルの宝石である姫君、ミスティーアの名前で
あった。
 その顔は紛れも無くミスティーア姫であったが、雰囲気が全く違う。薄紫のカールヘア
ーであった筈の髪は漆黒に染まり、美しいエメラルドグリーンだった筈の瞳は、暗黒の闇
を宿した眼になっている。しかも、その眼にはかつての優しさは無く、凄まじいまでの怒
りと憎しみが眼光となって放たれている。
 その眼光は、腰を抜かしている男に向けられていた。
 「お前は化物か・・・うっ?」
 逃げようとした男の両腕を、黄色いドレスを着た双子の少女が捕らえた。エルとアルの
姉妹だ。
 「あなたは・・・姫様の事をお前って言いましたわ、ね?」
 「あなたは・・・姫様の事を化物って言いましたの、ね?」
 無慈悲な声でそう言うエルとアルは、男を強引に寝かせると、ズボンとパンツを引き破
って下半身丸出し状態にした。
 「悪い人ですわ、イジメてあげますわ。」
 「悪い人ですの、イジメてあげますの。」
 「ひえっ、な、なにしやがるっ・・・うぐぐ・・・」
 腕と口を押さえられた男は、2人の少女を振り払おうとした。だが、エルとアルの力は
尋常ではない。いくらもがこうとも2人の強力から逃れられないのだ。
 こんな小娘の何処にこんなバカ力が・・・
 男はそう思ったが、そんな思考は即座に沈黙させられた。
 床に寝かされている男の上に、ミスティーアが足を広げて立ったのだ。
 「ウフ、ウフフ・・・怖がらなくてもいいですよ・・・」
 ミスティーアはそう言うとスカートの裾を持ち上げ、下半身を露にした。彼女は下着を
はいていない、ノーパン状態だ。
 怯える男の目に、ミスティーアの美しい秘部が丸見えになった。
 「おお、き、キレイな、○マ○コ・・・あ?」
 その美しい秘部を見た途端、男のモノが勢い良く勃起する。そして、ミスティーアはそ
の反り立ったイチモツの上に腰を下ろした。
 「あなたの精気も頂戴しますわ・・・」
 「精気を頂戴って・・・おいっ、やめろっ!!やめてくれーっ!!」
 叫ぶ男の声も空しく、イチモツはミスティーアの秘部に咥えこまれた。
 「ひいっ、ミイラになるのはイヤだっ・・・あ?・・・ああ・・・あああ・・・」
 ミスティーアは男のイチモツを秘部に咥えこむと、絶妙な腰使いで男を攻めた。
 その秘部の感触は、まさにトロけるような感触であった。
 膣内のヒダがイチモツを怪しく刺激し、最高の快感をもたらした。
 男性を知らなかったミスティーアが、これほどの性技を使えるようになっているのも、
全てリーリアが彼女にもたらした闇の技によるものだ。
 男の顔が恍惚とした顔になる。そして、先ほどの手下同様、快感に翻弄されながら精気
を全て吸い取られていった・・・



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