魔戦姫伝説(ミスティーア・炎の魔戦姫)第2話.伏魔殿の陰謀13
追い詰められた魔戦姫
ムーンライズ
ミスティーア達が罠に嵌った様子を別室で見ていたデスガッドは、
満足げに呟いた。
「フフフ・・・私の思った通りに事が進んだな。これでここに来
た魔戦姫どもを全員捕えたわけだ。」
別室には巨大なスクリーンがセットされており、そこに電撃魔人
に拷問されているミスティーアがあった。
デスガッドの後ろには、地下室での事を報告に来た下っ端弟子と、
ヒトデ魔人が控えている。
弟子達に向き直ったデスガッドは、ヒトデ魔人の顔にできたヤケ
ドの跡を見て尋ねた。
「そのヤケドは炎使いにやられたのか?」
「は、はい・・・不覚を取りました。」
「馬鹿者めっ、油断するなといつも言っているだろうがっ!!」
「すみません、ドクター・・・」
厳しく叱咤され、力なくうなだれるヒトデ魔人。
デスガッドは少し溜息をついて弟子の肩を軽く叩いた。
「まあいい、奴等を追い詰める事ができたのだ。これ以上は言う
まいぞ。それより、他の弟子達の被害はどうなのだ?」
その問いに、ヒトデ魔人は顔色を曇らせた。
「それが・・・女キョンシーに5人やられました。女キョンシー
は地下室のトラップで始末致しましたが・・・」
弟子の言葉に、デスガッドは深刻な顔で目を閉じた。
「そうか・・・5人やられたか・・・親愛なる弟子達の無念、魔
戦姫どもの苦痛で購うしかあるまいっ。」
クワッと眼を開いたデスガッドがヒトデ魔人に向き直る。
「お前も顔の恨みは晴らしたいであろう。倒された弟子達の恨み
も込めて存分に嬲ってやれ。ただし、奴等は魔人製造の糧として重
要な存在だ。死なせてはならんぞ、よいな?」
デスガッドの言葉に、嬉々とした顔をするヒトデ魔人。
「よろしいのですかっ!?では奴等に目に者見せてやりますっ!!
」
弟子の言葉に笑って頷くデスガッド。
「確か・・・地下室で捕えた魔戦姫は毒バチ女に任せているのだ
ったな?」
「はい、毒バチ女は女を嬲るのが好きですから、今頃お楽しみの
最中でしょう。」
ヒトデ魔人の目には、恨みを晴らす悦びに輝いている。
「白雪姫は私が直々に手を下す。それ以外の者はお前に任せるぞ。
では下がってよい。」
「ははっ、失礼致します。」
下っ端弟子を引き連れて部屋を出るヒトデ魔人を見送ったデスガ
ッドが、再びスクリーンに目を向ける。
スクリーンには、電撃魔人達に部屋から引き摺り出されるミステ
ィーアとエル、アルの姿があった。
ミスティーア達には、更なる陵辱と拷問が待っている・・・
それを見ているデスガッドの目には、激しい野望の炎が燃え盛っ
ていた。
「フフフ・・・魔戦姫どもには我が野望の糧になってもらうぞ・・
・私を神界から追放した、憎き神王を倒すための糧に・・・」
デスガッドの野望とは、憎しみとは・・・それは余りにも激しく、
そして狂おしいものだった。
その全てが、囚われのミスティーア達に向けられる事となった・・
・
ミスティーア達が拷問されているのと同様、地下室では天鳳姫が
悪夢の陵辱を受けていた。
地下室の中央、娘達から生気を吸い取っていた魔法陣の上には、
全裸で両手足首を鎖で縛られた天鳳姫が、大の字状態で寝かされて
いる。
魔力を奪う光が魔法陣から放たれており、力を吸い取られる天鳳
姫の悲鳴が地下室に響いた。
「あひいっ!?あああーっ!!」
身体を仰け反らせ、目を見開いて叫び声をあげる天鳳姫。
その横では淫靡な目付きの毒バチ女が、苦しむ天鳳姫を見ていた。
「ンフフ・・・苦しいでしょ?さっさと負けを認めなさい、そう
したら楽にしてあげるわ。」
陰湿に笑いながら、魔法陣に呪文を送る。その呪文に呼応して、
魔法陣から光が放たれた。
「うああっ・・・ま、負けないアルよ・・・お、お前なんかに・・
・負けて・・・うああっ!!」
光が増し、容赦なく天鳳姫から力を奪う。それでも天鳳姫は気力
を振り絞って抵抗した。
「まったく強情な奴だわ。普通これだけやられたら早くに降参し
てるんだけどね〜。」
そう言いながら毒バチ女は責めの手を緩めた。
「はあ・・・う・・・はあはあ・・・」
荒い息を吐いている天鳳姫だったが、その眼には衰える事無き怒
りの炎が燃えていた。
「か・・・必ず後悔させてあげるのコトね・・・覚悟するねドブ
スハチ女っ!!」
その怒声に、眉を吊り上げる毒バチ女。
「へえ・・・後悔させてくれるの・・・ふぅん・・・笑わせンじ
ゃないよっ!!」
逆上した毒バチ女が、天鳳姫の脇腹を蹴り飛ばした。
「ぐふっ!!」
嘔吐をあげる天鳳姫に、蹴りの連打が浴びせられる。
「誰がドブスだってっ!?自分の立場ってモンを判ってないよー
だねっ!!なめた口がきけないようにしてやろーかっ!?」
蹴りが炸裂するたび、全裸の天鳳姫を拘束している鎖がギシギシ
と揺れ、縛られた手足首に血が滲んだ。
蹴りと罵声を浴びせられる天鳳姫だったが、それでも降参の意思
は一切無かった。
「フン・・・こ、この程度アルか?たいしたコトないアルね・・・
げふっ!!」
嫌味を言う天鳳姫に、もう一発蹴りが食らわされた。
「呆れた奴ね・・・ここまで強情なのは始めてよ。でも、それぐ
らいのほうがイジメがいがあるけどね。」
ニヤリと笑った毒バチ女が呪文を唱えると、魔法陣から無数の触
手が出現し、天鳳姫に襲いかかった。
触手の先端にはヒルのような口がついており、全裸体の至る所に
取り付いて血を吸い始めた。
「うあっ・・・あああ・・・やめ、やめて・・・」
力も血も触手に吸い取られた天鳳姫の眼から、気力が失われてい
った。
魔族および、魔戦姫の力の源である(魔血)を吸い取られ、さす
がに強気の天鳳姫も根を上げてしまった。
「フッ、やっと降参したのね。」
毒バチ女が指を鳴らすと、触手が速やかに消え去る。後には抜け
殻の様にされた天鳳姫が残された。
「どーやら、血があんた達の生命源みたいね。さっきまでの威勢
はどーしたのよ、ええっ?」
「ううう・・・」
力を奪われた天鳳姫は、嘲笑う毒バチ女に言い返す気力さえ無く
している。
朦朧としている天鳳姫の顔を掴む毒バチ女。
「ウフフ・・・あたしはね、男より女の方が好きなのよね〜。特
に、アンタみたいな強情な奴を屈服させるのが最高の楽しみなのさ・
・・」
気力を奪うような毒バチ女の声に、思わず身震いする天鳳姫。
「お、お前はレズのコトかっ?」
「ンフフ、そーよ。アンタに教えてやるわ、女の花園ってやつを
ね・・・」
笑う毒バチ女は、着ていた服を全て脱いで馬乗りになった。黒と
黄色の毒々しい体が天鳳姫の肌と密着する。
擦りあわされた肌にチクチクと軽い痛みが走り、天鳳姫の肌が赤
く変色していた。
「ああ・・・なにアルか・・・これ・・・」
「あたしの体毛は全て毒針なのさ。肌の産毛から、アンタの身体
に淫靡性の猛毒を仕込んだのよ。これでアンタもレズビアンの虜・・
・ククク。」
艶かしい口調で肌を擦り合わせていく。毒針と化した産毛から、
淫靡性の猛毒が天鳳姫の体内に送り込まれていった。
「はう・・・ううう、ああ・・・」
身体の表面から、ジワジワと痺れるような感覚が浸透して行く。
どんなに逆らおうとしても、その猛毒に抵抗する術は無かった。
「キモチイイでしょう〜?どんな淑女でも、あたしにかかったら
イチコロなのさ。あっという間に女の快楽に溺れていくのよン。」
「何を言うアルかっ・・・だれが女同士でなんか・・・はうう・・
・」
思わず喘ぎ声を上げる天鳳姫。彼女の巨乳を毒バチ女が揉んでい
るのだ。
「中々の巨乳じゃないのお、悔しいけどアンタの方がデカイわね。
」
そう言いながら、乳首を噛んで引っ張った。
「い、いたいっ!!」
「なによ、これだけデカイんだから神経が鈍いくせにっ。」
嫉妬じみた口調で乳首を責めたて、溢れるミルクを飲む。
警備の兵を溶かした猛毒も、毒を操る妖女にとっては美味なる味
だった。
天鳳姫の力を吸い取るが如く、巨乳のミルクを飲み干す毒バチ女。
「ウフフ、ごちそう様。アンタの猛毒、全部飲み干したわよ。こ
れでオッパイが軽くなって楽になったんじゃない?キャハハッ!!」
「こ、この・・・ううう・・・」
睨もうとするが、猛毒の影響で焦点があわない。ケラケラ笑って
いる毒バチ女の姿がダブって見えるのだった。
そんな天鳳姫に、自分の乳房を向ける毒バチ女。
「今度はあたしのミルクをご馳走してあげるわ。神経をズタズタ
にする毒蜂のミルクをね・・・」
「何するアルか・・・や、やめるの・・・こ・・・」
ハチの縞模様の乳房が迫り、思わず顔を背けるが、顔を両手で掴
まれ乳首を無理やり口に押し込まれる。
「むぐぐ・・・やめ・・・」
「遠慮しなくていいのよぉ〜、タップリ飲ませて、あ・げ・る。」
天鳳姫の口の中に、ハチミツの様に甘美なミルクが流し込まれる。
敵兵を倒した時とは全く逆の立場で責め立てられるのであった。
「ぐぐぐ・・・ぶぐっ・・・んんくく・・・」
「ほらほら、吐くンじゃないわよ〜。」
顔と鼻を押さえられ、強制的にミルクを飲まされた。
やがて体内に吸収されたミルクが、全身の神経に異常な感覚をも
たらし始める。自分の身体が自分のものでないような感覚だ。
「あうう・・・うあっ・・・め、目が・・・目があああ・・・」
視神経を猛毒で犯され、視界が急激に暗くなる。
目が見えなくなった天鳳姫に、淫乱な毒バチ女の毒牙が迫った。
「ウフフ、身体中がおかしいでしょ?アンタが飲んだミルクは全
ての神経をメチャクチャにするのよ。もちろん、アソコの神経もね。
」
毒バチ女の指が天鳳姫の秘部を弄った。指先がヒダやクリトリス
を怪しく刺激し、異常な快感が天鳳姫の全身を包んだ。
「うああ・・・や、やめてぇぇぇ・・・」
落ちるような感覚に翻弄され、哀れな喘ぎ声をもらす。
「やめてじゃないでしょ?こんなに感じてるくせに。」
毒バチ女の手が全身の至る所を弄る。感覚神経が異常に過敏にな
っているため、全身が全て性感帯と化しているのだ。
「あああっ、あむっ!?」
悲鳴を上げる天鳳姫の顔に、毒バチ女の股間が押し付けられる。
そして淫靡な秘部を口に擦りつけた。
「どう?おしゃべりできないでしょ、ククク・・・」
そして強制的に広げられている天鳳姫の股間に顔を埋め、秘部を
舐め始めた。
「うぶっ・・・ううう・・・」
「ムフフ、アンタの猛毒の愛液、とーってもオイシイわよぉ〜。」
ピチャピチャと音を立てながら秘部を舐め回す毒バチ女。
「イカせてあげる・・・ホラホラ・・・」
容赦無い責めに、天鳳姫の意識が高ぶって行く。淫靡な快楽に手
も足も出ない・・・
「むううっ、うーうーっ!!んんんーっ!!」
全身を痙攣させ、絶頂を迎える天鳳姫・・・
「うふっ、イッたのね、カワイー奴っ。」
ニヤニヤ笑う毒バチ女が、地下室の奥に向かって手招きをした。
すると地下室の奥から数人の下っ端弟子達が現れ、毒バチ女の前
に歩いてきた。
カエルやイモリのような面構えの弟子達は、天鳳姫を捕まえた魔
人だった。
「お呼びっスか、先輩。」
「ああ、そーよ。ドクターがスパイどもを痛めつけてやれって仰
ったから、アンタ達にも協力してもらおうと思ってね。」
毒バチ女の言葉に、一同は色めきだった。
「痛めつけるって、こいつをヤッていいって事ッスか?へへ・・・
それは願ってもねえ事で・・・」
イヤラシイ顔でニヤニヤ笑う下っ端弟子達。
「そいつの猛毒はあたしが無効化しといたから、安心してイジメ
ていいわよ。あたしは用事があるから、後は頼んだわ。」
「へへっ、任せてくださいよ先輩〜。」
イヤらしく笑った弟子達は、手足を拘束され、猛毒に犯されてい
る全裸の天鳳姫に歩み寄った。
「ううう・・・だ、だれアルか?」
目が見えない天鳳姫は、ヒタヒタと歩み寄ってくる邪悪な気配に
身を震わせた。
「へっへ〜。可愛がってやるぜ〜、カワイコちゃん。」
「ち、近寄らないでアルよっ・・・」
おぞましい気配に慄く天鳳姫だったが、視力も魔力も、そして気
力をも奪われている彼女に術はなかった・・・
「オレが一番だ〜っ。」
イモリの姿に変貌した弟子が、醜悪な形のイチモツをかざして襲
いかかる。
「あうあっ!?」
「ウヒヒッ、気持いいぜ〜っ。」
「ひいいーっ!!」
イチモツを捻じ込まれ、激しく悶える天鳳姫の巨乳を、カエルの
姿になった他の弟子達が揉みくちゃにする。
「わ〜おう、きょにゅーちゃんだぜ〜。」
「さあ、オレのをしゃぶりなっ!!」
「い、いやあーっ!!」
問答無用で弟子達に陵辱される天鳳姫を、ニヤニヤ見ている毒バ
チ女。
「フン、ざまーないわね。毒使いの魔戦姫か何か知らないけど、
所詮あたしの方が上なのよ。思い知るがいいわ、バイバイおバカさ
ん。」
その言葉は、陵辱されている天鳳姫の耳にはっきりと届いていた。
「ううう・・・ハチ女・・・リンリンとランランの仇は・・・必
ず討ちマスワッ!!覚えてるがイイワッ!!ドブスハチ女ーっ!!」
怒りの絶叫が響き、それを嘲笑う毒バチ女は、中指を立てて去っ
て行く。
閉ざされた地下室に残された天鳳姫は、激しい陵辱に苛まれなが
ら、奈落の底に落ちて行った・・・
陵辱の悪夢は、スノウホワイトや天鳳姫のみならず、ミスティー
アと侍女達にも同様に迫っていた。
拷問室に連れ込まれたミスティーア達3人の前には、ドラゴンの
ような面構えをした電撃魔人の兄弟が立っている。
「ヒッヒッヒ〜。さあ、どーやってイジメてやろうか〜?」
電気ムチをかざしながら、サディスティックに笑っている電撃魔
人の弟を見たエルとアルが、恐怖に慄きながらミスティーアに寄り
添った。
「あうう・・・姫様、怖いですわ・・・」
「ムチで殴られたら痛いですの・・・」
「大丈夫よ、私が守ってあげるから。」
泣いている2人を抱きしめるミスティーアだったが、先程の電気
ムチの攻撃でボロボロ状態になっている。
しかも、3人とも魔法陣によって魔力を奪われているため、炎を
発することも怪力を振るう事もできない。
非力な娘でしかない彼女等を、凶悪な電撃魔人兄弟は容赦なく責
めたてるべく身構えている。
「ククク・・・守ってやるだと?魔力をなくした貴様に何ができ
るんだ。今の貴様は只の小娘よ、泣き喚く事しかできない哀れな小
娘だっ!!」
電撃魔人の兄が電気ムチを床に叩きつける。凄まじい音がバシー
ンッと響き、3人の恐怖を更にかき立てた。
「ひいいっ。」
叫んだエルとアルがミスティーアにしがみ付いた。
「くっ・・・」
2人を抱いたミスティーアが、電撃魔人兄弟をキッと睨みすえる。
「やれるものならやってみなさいサディストドラゴンめっ!!そ
う簡単にやられたりしないわっ!!」
恐怖を振り払い、震えながら睨むミスティーアを嘲笑う電撃魔人
達。
「ヒャハハッ、気の強い小娘だ、気に入ったぜーっ。」
「お望み通りにしてやるぞ小娘どもっ。」
にじり寄る電撃魔人兄弟・・・もはやミスティーア達に逃れる術
はなかった。
「あ、ああ・・・来ないでーっ!!」
悲痛な叫びが、拷問室に響いた・・・
同じ頃、デスガッドからミスティーア達を嬲るよう命令されてい
たヒトデ魔人は、電撃魔人がミスティーア達を連れ込んだ拷問室に
向かって歩いている。
その途中、ミスティーア達に倒された雪男が廊下の真ん中で伸び
ているのを見つけた。
「?・・・あいつ、雪男じゃねーか。なにやってんだ?」
廊下が一面、コールドブレスや炎の攻撃でボロボロになっており、
ここで如何なる事が起きていたか一目で知る事ができる。
「チッ、バカゴリラが・・・あの小娘にやられたな。」
怪訝な顔で呟いたヒトデ魔人は、炎で真っ赤になっている雪男の
尻を蹴飛ばした。
「起きろゴリ公っ!!」
突然の事に、雪男は尻を押さえて飛び跳ねる。
「うっほお〜っ!?いっでで・・・あ、あにすンだっ、このヒト
デ野郎っ!!」
半泣きの雪男を見て、ヒトデ魔人はフンと鼻息をついた。
「ギャーギャー喚いてンじゃねーよ。ドクターからのご命令だ、
奴等を痛めつけろってな。」
その言葉にキョトンとする。
「ほえ?奴等って?」
「アホかテメーはっ、お前の汚いケツを焼いた奴等だよっ。」
ヒトデ魔人に言われ、マヌケ面で納得する雪男。
「あ〜、あいつ等ね・・・ウホホ、何の事かと思った。」
「まったく、てめえって奴は。」
頭をボリボリ掻いたヒトデ魔人は、デスガッドの命令を雪男に伝
えた。
「・・・と、言うわけだ。奴等は電撃魔人のサド兄弟が拷問室に
連れ込んでる。俺もこれから奴等を痛めつけに行くんだ、お前も付
き合え。」
その言葉に、雪男は嬉々とした顔をする。
「ウホホ〜、あのカワイ子ちゃん2人もイジメるのか〜?行く行
くっ、付き合うどお〜。」
悦んでいる雪男を見て、ヒトデ魔人は少し思案をした。
「あの2人?ああ、炎使いの手下の事か。オカッパ頭の双子姉妹
がいたな。」
彼の脳裏に、スクリーンに映っていた2人の美少女が思い出され
た。そして、雪男の性癖も思い出した。雪男はロリコンである。
「・・・ったく、乳臭い小娘の何処が良いんだ?」
「あンだって〜っ!?未熟な女の子のカワイさを理解できねーの
かよお〜っ!?せーじゅんな天使をイジメるのが最高なんだどっ!!
」
どアップで力説する雪男に、思わずたじろぐヒトデ魔人。
「あ〜、わかったから、さっさと行こうぜ。」
呆れるヒトデ魔人の顔に、ヤケドの跡があるのを見た雪男がニン
マリと笑う。
「よお、ヒトデ野郎。おめーもヤラれたな?」
その言葉にドキッとする。
「な、なんの話だ?」
「おめーのツラ見たら、炎使いにヤラれたってのがバカでもわか
るど。そのツラじゃ女にモテねーな。ウホホ〜。」
雪男にからかわれ、ヒトデ魔人は顔を真っ赤にして反論する。
「うるせーっ!!尻を焼かれたテメーに言われる筋合いはねぇっ!
!ツベコベ言ってねえでサッサと来やがれロリコンゴリラッ!!」
怒鳴ってごまかすヒトデ魔人は、雪男に背を向けてズンズン歩き
出した。
その後ろでは、ロリコンの雪男がエルとアルをイジメる妄想に浸
っている。
「ウホホ〜、あの双子のカワイ子ちゃん達を・・・あーやって、
こーやって・・・ウホホッ。楽しみだ〜っ。」
凶悪なサディストの電撃魔人兄弟に加え、ミスティーアへの復讐
に(燃えている)ヒトデ魔人と、可愛い美少女のエルとアルに(萌
えている)雪男の報復がミスティーア達に迫ろうとしていた・・・
そして、ここは拷問室。
囚われのミスティーア達は電撃魔人兄弟に追い詰められ、絶体絶
命となっていた。
「や、やめてっ!!え、エルとアルに手を出したら承知しません
わっ!!」
怯えるエルとアルを庇うミスティーアだったが、逆らう術を失っ
た彼女には、ただ叫ぶしか抵抗できなかった。
その姿に、電撃魔人の兄がニヤリと笑う。
「フフン、威勢だけはいいな。その生意気な口を封じてやるぜっ!
!」
ヒュンと風を切る音が響き、ミスティーアの身体に電気ムチが絡
みつく。
「ひっ!?きゃあああーっ!!」
電気ムチから青白い火花が飛び、ミスティーアは絶叫を上げて叫
んだ。
「ああっ、ひめさまーっ!!」
慌ててミスティーアを助けようとしたエルとアルを、電撃魔人の
弟が捕まえた。
「へへっ、ジタバタすンじゃねえっ。」
「いやっ、離しなさい、ですわっ!!」
「姫様をイジメちゃダメですのっ!!」
激しく抵抗する2人だったが、あっけなくその場に取り押さえら
れる。
そして、電撃を食らったミスティーアが床に倒れた。
「あ、あああ・・・」
美しいカールヘアーを鷲掴みにされ、拷問室の中央に引きたてら
れた。
「さあっ、こっちに来るんだっ!!」
「うああ・・・いたい・・・」
投げ出されたミスティーアに、電撃魔人の兄が荒縄を手にして近
寄って来た。
「ククク・・・俺様は女を縛るのが得意でね。お前にも味合わせ
てやるぜ、最高の縛りの妙技をよ。」
荒縄を手にした兄貴に、ヤンヤの声を送る電撃魔人の弟。
「待ってたぜ兄貴〜っ。やれやれーっ!!」
悦んでいる凶悪な兄弟に、ミスティーアは恐怖の色を隠せない。
「ううう・・・縛りですって・・・」
「そうさ、若い娘を縛り上げて苦しめる、俺様の陵辱技に貴様は
どれだけ耐えられるかなっ?」
右手のムチを通常の手に変化させ、半裸状態のミスティーアを縛
り始めた。
「うああ・・・やめ、やめて・・・」
悲痛な声を上げるミスティーアの肌に、節くれた荒縄が巻き付い
て行く。露になった乳房を強く締め上げ、太ももとふくらはぎを縛
って動けなくする。
「い、いたぁい・・・ほ、解いてえっ。」
両腕は後ろに縛られているため、荒縄から逃れる事が全くできな
い。荒縄は生きているかの如くミスティーアの自由を奪い取った。
「痛いか?その程度で根を上げるなよ。本番はこれからだぜっ。」
そう言うなり、天井の金具に縄を通してミスティーアの身体を吊
り上げる。その影響により、柔肌に荒縄がギリギリと食い込んだ。
「あうあああっ!?ひいいっ・・・」
苦しむミスティーアを見て、エルとアルが悲鳴を上げた。
「いやあっ、ひめさまーっ!!」
泣き叫ぶ2人だったが、弟に取り押さえられているため、ミステ
ィーアを助ける事ができない。
「騒ぐんじゃねーぞっ!!てめえらは大人しく見学してりゃいー
んだよっ。」
2人の髪を掴んで、悲痛な姿のミスティーアを強制的に見させる
電撃魔人の弟。
無力な2人は泣いた。
・・・力さえあれば・・・魔力さえ奪われていなければ、こんな
奴ぐらい簡単に叩きのめせるのに・・・姫様を助けられるのに・・・
だが、その嘆きと悲しみが、電撃魔人達のサディスティックな精
神を更に掻き立てる事となった。
「ヒヒヒッ、泣いてる暇はねえぞぉ〜、あの小娘をイジメたら、
次はお前達だからなぁ〜。」
エルとアルに卑猥な言葉を浴びせる弟。
宙吊りにされているミスティーアの身体に、次々と縄を巻きつけ
る電撃魔人の兄。そして太ももに縄を通すと、縄の端を別の金具に
くくりつけた。
「あああ・・・そんな事したら・・・だ、ダメッ。」
ミスティーアの太ももが大きく開かれ、下着のみの大切な部分が
露になった。
「純白のパンティーか、純真なお姫様って感じだぜ。闇の姫君に
しては純朴じゃねえか。」
その言葉に、ミスティーアはハッとする。なぜ電撃魔人はその事
を・・・
「あなた達は・・・まさか、私達の正体を・・・」
ミスティーアの問いに、電撃魔人はニヤリと笑う。
「フッ、ドクターから聞いたぜ。貴様等は悪魔に魂を売った闇の
姫君だってな?確か・・・魔戦姫とか・・・」
ミスティーアの顔から、見る見るうちに血の気が引いて行った。
誰も知るはずの無いその名を、どうして奴らが・・・
だが、思案に暮れている暇は無かった。
上半身に残っていた服が全て剥ぎ取られ、ミスティーアに残され
た衣服はパンティーのみとなったのだ。
「さあ、闇の姫君のアソコを拝ませてもらおうか・・・」
邪悪な手が股間に迫る。
「やめてっ、ダメェッ!!」
懇願空しく、純白のパンティーが引き裂かれた。
「いやあっ!!」
「おおっ、こいつは・・・最高にキレイなアソコだぜっ、見てみ
ろっ。」
醜悪な視線が、露にされた秘部に集中する。
「うひひ〜、まるで未開通のアソコじゃねーか〜。」
卑劣な笑いが拷問室に響き、身動きの取れないミスティーアは激
しい恥辱に苛まれる。
恥辱のみならず、身体に食い込む縄の苦痛がミスティーアを責め
たてた。
「アソコも縛ってやるぜ。」
背中から垂れている縄に結び目を作り、股間に通した。
その結び目がクリトリスを強く刺激する。
「いた・・・くうう、あっ・・・」
「フフン、喘ぎ声なんぞあげやがって。以外と感じてるんじゃね
えか?」
「あひいいっ!!」
電撃魔人が縄を掴んで引っ張るたび、結び目が食いこんだ秘部に
苦痛とも快感ともつかない感覚が走った。
「どーしたお姫様よ、観念したかい?」
「だ、黙りなさいサディストドラゴンッ!!観念なんかしません
わっ!!」
叫ぶミスティーアに、電撃魔人の兄は目を吊り上げた。
「フッ、貴様は俺達兄弟の恐ろしさを理解できてない様だな。お
いっ、お前の出番だぞっ。」
「へへっ、任せてくれ兄貴っ。」
電撃魔人の兄弟が入れ替わり、吊り下げられたミスティーアの前
に、残忍な弟が電気ムチを振り回して立った。
「ウケケッ、今度は俺がイジメてやるぜ〜。俺様のムチの技を食
らえ〜っ!!」
叫ぶなり、電気ムチの連打をミスティーアにお見舞いした。
「ひいあっ!?あひっ、あうっ・・・」
「オラオラッ、もっと泣けーっ、もっと苦しめーっ!!」
情け容赦無い電気ムチが、縄で張り詰めた肌を痛めつける。過敏
になった神経に、凄まじい苦痛が走る。
激しい責苦に、とうとうミスティーアは悶絶した。
「あうう・・・」
「へへ、オネンネには早過ぎるぜっ。」
そう言いながら、電気ムチの先端をミスティーアの秘部に捻じ込
む電撃魔人の弟。
「ああ・・・まさか・・・やめて・・・」
「ケケッ、これでアソコに電気を流せばどーなるかな〜?」
「だ、ダメッ・・・やめて、やめてーっ!!」
「もう遅いぜっ、おら〜っ!!」
強烈な電撃が秘部を襲ったっ。
「あひいいいーっ!!ひいっ、あうあああーっ!!」
ミスティーアの絶叫が拷問室に響き渡る。秘部を直撃する激痛は、
魔界のハードトレーニングで鍛えたミスティーアの精神をもってし
ても耐え難いものだった。
「きゃあああーっ!!やめてーっ!!いやーっ!!」
「ギャハハ〜ッ、イイ声で鳴きやがるぜ〜っ!!」
ヨダレを垂らして悦ぶ弟は、更に電撃を秘部に流す。
そして激痛に耐えかねたミスティーアは、白目を向いて気絶して
しまった。
「はう、ううう・・・」
「ありゃ?クタバッたかな?」
ヘラヘラ笑う弟が、ミスティーアの股間から小便が垂れているの
を見て顔をしかめた。
「おおっと、こいつ、ションベン漏らしやがったぜ。なあ兄貴、
ケツの穴でやったらクソ漏らすんじゃねーかな?」
ムチについた尿を振り払いながら兄に向き直る
「その辺にしとけ、クソ塗れの姫君を見たら萎えちまうぜ。」
「へへっ、それもそうだな。」
電撃魔人兄弟が笑っていると、拷問室にヒトデ魔人と雪男の2人
組が入って来た。
「よう、楽しんでる様だなサド兄弟ども。」
ヒトデ魔人の声に振り返る電撃魔人兄弟。
「おう、お前達もこいつ等を痛めつけに来たのか?」
尋ねられた2人がニヤリと笑う。
「ドクターのご命令でね。それに炎使いの小娘には借りがあるん
だ、俺達も楽しませてもらうぞ。」
「ウホホッ、オレはカワイ子ちゃん達をイジメたいんだな〜。」
2人の顔には陰湿極まりない表情が浮かんでいる。残忍なサディ
スト兄弟に加え、凶悪なヒトデ魔人と雪男の魔の手がミスティーア
達に迫る・・・
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