kinshishoさんからいただいたCG
いつもいつもありがとうございます設定もいただいておりますのでご紹介します。

海軍元帥大勲位功一級

安芸宮 瑞穂
(あきのみや みずほ)

 五親王家の一つ、安芸宮家の双子の妹として誕生。共に海軍に入り、現在は川本五十六元帥の後を受けて連合艦隊司令長官。因みに姉は米内光正元帥の後を継いで軍令部総長。姉妹は互いに名前(つまりお姉さんなどの敬称はつけない)で呼び合う仲。
 身長175cm、体重60kg、上から88・59・87。血液型はリーダー格には最適といわれるO型。
 他の国と比較して女性軍人がかなり多い皇国だが、海軍はその性格から艦隊勤務の女性が増えたのはごく最近のことで、特に彼女は海軍始まって以来の初めての皇族出身であるとともにお姫様で初めての連合艦隊司令長官である。
 というのも、海軍は伝統的に上下関係が厳しく(規律が厳しくないのとは別の話)、最初は必ず船酔、そして数ヶ月にも及ぶ海上での生活はストレスが溜まりやすく、皇族だからといって務まるような世界ではない。こうした条件から、空軍ほどではないにせよ海軍を志したお姫様は少なく、その意味で彼女は貴重な存在。
 一説には技術の進歩で艦内から不潔さが一掃されたこと、自動化設備が増えて女性でも十分務まる環境が整ったことが一因ともいわれている。但し、潜水艦は今でも女性の搭乗は認められていない。
 そんな状況下で登場した彼女だが、着任する以前からお姫様が連合艦隊司令長官になるという噂が広まっており、姿を見せた時、期待を裏切らない容姿に誰もが熱狂し、虜となった。
 そして、新型空母『雷鳴』級以下6隻を中心とする新第一機動部隊が編成されると、旗艦『雷鳴』に司令部機能が置かれると同時に彼女が座乗、ここに、連合艦隊の新たな歴史が幕を開けた。
 瑞穂姫はカリスマでは有璃紗姫と双璧といわれ、抜きん出た武功を誇ることでも似ており、現に金鵄章功一級の歴代授与者で二度授与されているのはこの二人しかいないなど共通点は多い。しかし、仔細に見ていくと大きく違う点も散見される。
 まず、有璃紗姫がどこか近寄り難い雰囲気を漂わせて高嶺の花のような存在なのに対し、瑞穂姫は気さくで親しみ易く女友達のような存在。尤も、これは瑞穂姫が相当意識して振舞っている側面もあり、艦隊生活は常に同じ顔を数ヶ月に渡って見る以上、垣根はいざ戦いに入ったときに支障となりかねないという判断もあってのこと。
 まあ、これは瑞穂姫の元々の性格でもあるのだが。こうした立居振舞によって艦内の士官と水兵の距離が随分縮まったといわれ、戦闘面では当然のことながら大きなメリットとなっている。それでも一定の上下関係が保たれているのは彼女の統率力の為せる業か。極めつけは士官食堂の廃止で、これによって全員同じ場所で同じ食事をすることになり、陸軍や空軍などでは既に当たり前だったが、海軍では画期的であった。ただ、これはわざわざ士官と水兵で分けること自体コストの無駄という合理的な発想も働いている。但し、そこはやはり海軍で、テーブルマナーは重要視されており、まったく規律がないわけではない。
 公私の区別をはっきりさせる性格で、戦闘時は勝負勘が鋭い上に決断が非常に早く、その指揮統制振りに参謀たちはてんてこ舞いとなるのだが、彼女曰く、『空母の戦いでは、ほんの僅かの妥協や躊躇でも許した瞬間に、死ぬんだ』が口癖だが、同時に空母戦の本質を衝いているともいえる。
 瑞穂姫の空母というより艦隊に対する認識の特徴として、連合艦隊司令長官就任までにほぼ全ての艦種を経験し、戦闘機のほか攻撃機を操縦した経験もあることから、空母専門家にありがちな考えはせず、あくまで艦隊というシステムの一つとして考えていることで、これによって一隻の軍艦にありったけの重武装を詰め込むのではなく艦隊を構成するパーツの一つと考えることでよりバランスのとれた軍艦が造られるようになった。運のいいことに、瑞穂姫が就任する数年前から旧式艦と新鋭艦の交代が始まっており、彼女の作戦思想が反映された設計が施された艦隊が誕生していくことに。特に、日本海軍の軍艦の特徴として、台風のなかでも航行可能であることが前提となっており、このため世界の平均からすると武装がやや少なくなる傾向があるためそれを補う意味もある。
 当然ではあるが、空母が中枢である以上、航空隊には並々ならぬ力を入れていて、錬度の高さでは空軍をも上回る。
 一方、平時の彼女は本当に連合艦隊司令長官かと思うほどで、遊び好きな上に猥談も至って平気。但し、そこはお姫様なので直接的な物言いはしない。実は可愛らしい容姿に似合わずエッチなところがあり、殿方がどういうものなのか心得ているし、男のロマンにも一定の理解を示す。これはストレスの溜まる艦隊生活を乗り切るには仕方がないとしている部分なのだが、何処から入手しているのか、毎月ソフトコア、ハードコア入り交ぜて普通なら手に入らないような雑誌を仕入れるあたり、女性らしい(?)きめの細かさを見せるなど、将兵の間では『蒼き戦乙女』の二つ名の一方で『保健室の救世主』(笑)という二つ名も頂いている。
 そんな状況に対して、瑞穂姫も手を拱いている筈はなく、時折自らもセーラー服とミニスカート(膝上20p以上)という出で立ちで艦内を練歩いて男たちが目のやり場に困るような逆セクハラを仕掛け、いつの間にか他の女将兵もそれを真似て楽しんでいる。但し、この格好は艦内限定でこの格好で上陸したり、或いは訪問者がある場合は禁止されている。
 この他、新発売のお菓子には目がなく駄菓子も含めて毎月チェックを入れており、お陰で酒保は随分賑やかになった。何故なら戦闘時や訓練時を除いていつでも好きな時に買うことができるので誰もが大喜びしている。彼女の嗜好が反映されているとはいえ、結果的にはその恩恵を受けているのだ。
 そんな瑞穂姫の趣味は実はコスプレ。先程のセーラー服姿のほか、平時は様々な衣装で艦内を賑わせているのだが、一方で一部では逆セクハラという批判も。ただ、コスプレには彼女のストレス解消という実利的な側面もあるのだ。





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