神風剣士ロゼッタ (魅惑の魔界商人登場♪)
(4) 惚れ萌え薬は危険がいっぱい!?
原作:神光寺雅
ムーンライズ
麗しの王子さまとダンスするロゼッタ姫は、先程(危険な)惚れ萌え薬を飲んでた事をすっかり忘れてルンルン状態。
「ああ〜、今夜は最高ですわ〜。皇太子さまのハートはロゼッタちゃんのもの♪」
そんな有頂天になってるロゼッタ姫の身体に、異変が起こったのだ!!
・・・もわわ〜ん・・・
突如、ロゼッタ姫の身体からピンク色の妖しいオーラが立ち始め、踊っている王子さまを包んだのだった・・・
「?・・・なんだこれは・・・はぁうっ!?」
突如、驚愕の声を上げて悶え始める王子さま!!
「うああ〜、ろ、ロゼッタ姫〜っ。」
「あ、あら、どーしましたの殿下!?・・・って、なんなのこのモヤモヤは?」
よーやく自分の身体からピンク色のオーラが出ている事に気付いたロゼッタ姫。そして更なる異変が!!
「・・・ロゼッタひぃめぇ〜、あなたをあいしてますぅ〜。」
ロゼッタ姫の身体から発生したピンク色のオーラによって理性を狂わされた王子さまが、ロゼッタちゃん萌え萌え状態で迫ってきたのだ!!
王子さまの豹変に、ロゼッタ姫はオロオロしちゃう。
「あ、あにょ〜。告白は嬉しいけどなんかコワーイ。とゆーかアソコもおっきくなってる〜っ!?」
ロゼッタちゃん大絶叫っ!!
なんと・・・王子さまの(ぴー)が激しい欲望で巨大化しているではないか!!そして麗しの王子さまはケダモノに変貌する(O.O;)
「ロゼッタひめ〜っ、がぁおお〜っ。」
「あ〜ん、皇太子さまがオオカミになっちゃいましたわ〜っ。てゆーか他の殿方も〜っ!?」
周りを見れば・・・ピンクのオーラに触れた殿方全員が、性欲ギンギンのケダモノになっているのだ。
「うああ〜っ。わ、私の理性がコワレる〜っ。私が私でなくなってしまうう〜。のおお〜っ。」
「そ、それがしの股間のサーベルが猛り狂っているであります〜っ!!」
「ああ〜っ、ぼ、ぼくはなんてイヤラシイ事を〜。ロゼッタひめさま〜、ゴメンなさーいっ。はうっ♪」
悶えた純情美少年、股間を押さえたまま真っ白に燃え尽きて倒れた・・・
「あ、あら〜。純情くんイッちゃったのね。ロゼッタちゃんの可愛さは罪ですわ・・・って、ノンビリしてる場合じゃないの〜っ!!」
欲望で獣化した男達が怒濤の如く迫り、脱兎のよーに逃げるロゼッタ姫。
「あ〜んっ、助けてパパ〜。」
国王であるパパに助けを求めるも・・・驚愕の近親相姦がロゼッタ姫に迫る!!国王パパまでピンク色のオーラで萌え狂ってしまったのだ。
「ロゼッタや〜、パパの愛を受け止めておくれ〜♪。」
「きゃ〜っ、パパまでっ!?」
大ピンチのロゼッタ姫は所かまわず逃げまくる。
ところがピンク色のオーラが淑女をも巻き込み、淑女達は全員色欲に悶え狂ってしまった!!
「はぁうう〜、あ、アソコが疼きますわぁ〜♪そのビンビンの(ぴー)で私を犯してええ〜♪」
ケダモノと化した殿方と欲情した淑女達が大乱交を始めたのだ。(^^;)
華やかな舞踏会が一変し、そーぜつな大乱交パーティーとなってしまった。(笑)
逃げまくるロゼッタ姫の前に、笑顔を浮かべたまま眉間に青筋を浮かべているママが立ちはだかった。
「・・・ロゼッタ、これはどーゆーことか説明してもらえるかしら?」
「あ〜んママ〜、お小言は後回しにして〜。(泣)」
鬼より怖いママから逃げ出したロゼッタ姫は、お城の外に飛び出す。
だが・・・陵辱の脅威はなおも続く。今度はピンクのオーラに萌え狂った衛兵達が迫ってきたのだ!!
「姫さま〜っ、今行きま〜す♪」
「いや〜んっ、来なくていいわよ〜っ!!」
城壁の外まで逃げたロゼッタ姫、お掘に架かっている跳ね橋のレバーを引いた。
・・・ばっこ〜んっ!!
すごい勢いで跳ね上がった橋によって、衛兵達はお城の中へ吹っ飛ばされる。
バタンと閉じられた大きな城門を見ながら、ロゼッタ姫はおっきな溜息をつく。
「・・・ふえ〜ん、危ないとこでしたわ・・・それにしてもなんなの、この変なピンクのオーラは?」
もわわ〜んと立ち上っているオーラを見ていたロゼッタ姫は、先程大量に飲んだ惚れ萌え薬の事を思い出した。
「・・・も、もしかして・・・今頃になって効果がでてきたのかしら〜。(汗)」
よーやく事態を理解したロゼッタ姫は、溜息をついて大乱交パーティーで大騒ぎになってるお城を見た。
「仕方ないわ、騒ぎが収まるまで待つしかないわね。あーあ、またママに怒られちゃうわ、とほほ〜。」
座り込んだロゼッタ姫の前に、シッポを振りながら野良犬が現れた。
うれしそーにしている野良犬を、シッシと手を振って追い返そうとする。
「あー、もう。邪魔だからどっか行ってちょうだい・・・って・・・ちょっと、まさか〜。(汗)」
シッポを振ってる野良犬の目に、ギラギラと獣の欲望が燃え上がった!!
「きゃ〜っ!!獣姦はイヤですわ〜っ!!」
ドッカ〜ンと蹴り飛ばされた野良犬が、夜空にキラリと光るお星さまになった・・・
はーはーと荒い息をついてるロゼッタ姫。その身体から沸き上がるオーラが、色欲を催すフェロモンとなって町中に流れ込んだ・・・
すると町中から騒々しい物音が起き始める!!
「な、なにかイヤな予感がしちゃうわ〜。も、もしかして・・・」
やがて、夜の町からドドド〜ッと足音が轟き、町中の男達が目をハート型にして迫ってきたのだ!!
「ロゼッタ姫さま〜っ、あいらぶゆ〜っ♪♪♪」
「あひ〜んっ。もう勘弁して〜っ。(涙)」
涙目で逃走しちゃうロゼッタ姫。その後から津波のよーに男達が追いかけてくる。
逃げる逃げる、夜の町をロゼッタ姫は逃げまくる!!
そんな珍騒動が起きている最中、城外で警備をしているアンリエッタは寒さに震えていた。
「あ〜もうっ、寒いったらないわよ〜。今頃姫さまは美味しい御馳走食べて、殿方とラブラブしてるんでしょうね〜。まったく私の苦労も知らないで・・・あら?」
地響きのよーな足音を聞いたアンリエッタが、騒動のする方向を見ると・・・ピンク色のオーラを撒き散らすロゼッタ姫が、大勢の男達に追いかけられているではないか。
「ひ、姫さま?どーしたんですか。」
ボーゼンとしてるアンリエッタの横を血相を変えたロゼッタ姫が通り過ぎる。
「あ、アンリエッタ〜ッ。早く逃げたほーがいいわよおお〜っ。」
「あ、あの、これは一体・・・ひぃえ〜っ!!」
男達の大群が轟音をあげて通り過ぎる。その後には・・・足跡だらけになったアンリエッタが伸びていた。(笑)
「ひ、姫さま〜。ま、またなにかやらかしましたわね〜。(ぱた)」
おてんばロゼッタ姫が起こす騒動の一番の被害者は、やっぱりアンリエッタさんなのであった。(^^;)
でもって、その不毛な追い掛けっこは深夜まで続いた・・・
男達に追い回されたロゼッタ姫は、なんとか町の裏通りに逃げ込んだ。
「はあはあ〜、ここなら安全ですわね。あ〜、やっと一安心☆」
しかし、そこは荒れ果てた廃墟が立ち並んでいる場所で、ならず者や浮浪者が屯する危険極まりない場所だった。(O.O;)
無論、町の無法地帯の事など全然知らぬロゼッタ姫は、そこが最悪の場所であるなど気付いてもいない・・・
迷路のよーに入り組んだ路地裏の最も奥、そこは逃げ場のない袋小路だったのだ・・・
「なんですのここは?薄気味悪いとこね〜。」
キョロキョロしてるロゼッタ姫は、暗闇に蠢く人影があるのを見た。大勢の凶悪な気配・・・それはならず者や浮浪者の群れだったのだ!!
「おおう〜、誰かと思えば可愛いロゼッタ姫じゃねーか、飛んで火にいる夏のお姫さまだぜ〜っ♪」
ピンクのオーラで萌え狂ったならず者達が、邪笑いを浮かべている。
そして・・・(きたなーい)下半身モロ出しの浮浪者達が・・・悶えながら迫ってきた!!
「ひ、姫さま〜っ。や、ヤらせてくだされ〜っ♪」
「ロゼッタちゃ〜ん。オラの(ぴー)をしゃぶってほしいだよおお〜♪」
薄汚れたイカ臭いにおいの充満する袋小路で、萌え萌えの飢えたオオカミどもに囲まれたロゼッタ姫・・・万事休す!!
「あ〜れ〜っ!?ロゼッタちゃん絶対絶命ですわ〜っ!!」
こーして、薄暗い路地裏にロゼッタ姫の悲鳴が響き渡ったのであった・・・(O.O;)
※汚いオオカミどもに襲われたロゼッタ姫がどーなったかは、御想像にお任せしまーす(^^ゞ
次の日、騒動の収まったパンパリアのお城では、目を×印にしたロゼッタ姫が自室で伸びていた。
「あうー、昨夜はひどい目にあいましたわ〜。ノミにお尻を刺されてかゆーい。」
そんなロゼッタ姫を見ているアンリエッタが、溜息をついて文句を言ってる。
「まったく〜。調子にのって変な薬に手を出すからいけないんですわよ。私がお助けしなければ、姫さまは今頃どーなっていたことか。惚れ萌え薬の一気飲みだなんて、オバカにも程がありますわ。」
「ふえ〜ん、お小言はママだけで十分なの〜。耳が痛〜い。」
朝からママに散々怒られたらしく、さすがのおてんば姫も参っている様子だった。
「これに懲りたら大人しくなさってくださいね。まあ、惚れ萌え薬も全部なくなったことだし、姫さまに萌えた男達に追いかけられることもないでしょうね。」
そう言うアンリエッタだったが・・・ロゼッタ姫がこの程度で参るはずはなかったのだ〜。
速攻で立ち直ったロゼッタ姫が、高笑いをあげて傍らの段ボール箱を指差した!!
「それなら心配ないわ♪だって惚れ萌え薬をケースで一ダース分買い込んであるもんね。これだけあれば世界中の王子さまと男達を手玉にとれるわよ〜。ロゼッタちゃんは世界一〜っ♪」
それを聞いてズッこけるアンリエッタさんであった・・・(^^;)
「もう勘弁してくださ〜い。少しは懲りてほしいですわよおお〜。」
アンリエッタさんの苦労と婚期は、おてんば姫のせいで延々と長引いてゆくのであ〜る。(笑)
その頃、危険なアイテムを売りつけた白魔天は、たっぷり儲けたお金を数えてご満悦の笑顔を浮かべていた。
「・・・ひい、ふう、みい・・・ずいぶんと儲けましたわね〜。ロゼッタ姫は最高のごひいきさまですわよ〜ん♪次は何を売ろうかしら?商売繁盛、商売繁盛。お〜っほっほっほ♪」
こーして、パンパリア公国の平和は守られたのだった(?)
でもってロゼッタ姫は、明日も平和の(陵辱の)ため、お元気に大活躍するのだ!!
それ行け、がんばれ神風剣士ロゼッタ姫!!
神風剣士ロゼッタ (疑惑の魔界商人登場♪)
お・わ・り♪
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