クレール光の伝説(第一話)2


ハーン国の北のはずれの森。この奥深く、大きく口をあいた洞窟があった、クラリス達はここに連れ込まれていた。

 クラリスとフローラそして3人の親族の少女達だけは、他の女達とは別に、戒めを説かれ、広間に連れてこられた。そこには、先ほどの化けもの達とは明らかに違う男が、たいそう立派なイスに座っていた。身なりも整っていたが、その頭からは大きな角が生えていた。
 この男がこの化け物達を操っている悪党の親玉。そう思って間違いはないようだった。

「ヒルデガルドの娘はどいつだ?」
 低く、よくひびく声で娘達に話しかける。
「ヒルデガルドの二人の娘はどいつだ」
男がさっきより大きな声で叫んだ。
「私です!」
 クラリスが前に出る。このような目にあっていても、決して臆することなく、凛とした態度で男を見返した。
「私がヒルデガルドの娘クラリスです!どのような目的で、このような無礼を働くのか!あなたは何者ですおなのりなさい!」
「お前がクラリスか・・・」
 男はクラリスの言葉には応えようともせず、じろじろとクラリスの全身を舐めるように見回す。
「もう一人の娘はだれだ?」
 男は、必死になってクラリスにしがみつく少女達をじろじろと舐め回すように見回した。
「クレールはここにはおりません!私がその娘です!私に何の要件があるんです!ほかのご婦人方はどうしたというんです!」
 男はソレには応えない。取り囲んでいた化け物達がげたげたと卑わいな笑い声を上げた。
「無礼な!応えなさい!」
 クラリスは悲鳴に近い声を上げた。気丈に振る舞う姫だが、その場の雰囲気におぞましいものを感じ、声は震えがちだった。
「おい!みせてやれ」
 男が化け物達に命令する。化け物の一人が入り口とは別の壁に向かっていき、窓のようなものをこじ開けた。それは、今でいえばマジックミラーのようなもので、隣の部屋の様子が全て明らかになる。
「ひっ!」
「お、おかあさま!」
「・・・・・!」
 さして広くはないその部屋では、3匹の化け物が一人の貴婦人に襲いかかっていたのだ。
「なにをするのです!」
「なにをって?きまってるじゃねえか!」
「それともいいところのご婦人はそんなことしらねえってか?」
「や、やめてよらないで!いやです!」
貴婦人は必死に悲鳴を上げ抵抗するのだが、すぐに壁に追いつめられてしまった。6本の手が次々と貴婦人の躯に伸びて、大きくあいたドレスの胸を引き下げる。ドレスの裾を捲り上げてペチコートを捲り上げる。
「なんてでかい!おっぱいだ!こいつは揉みごたえがあるぜ」
あっと言う間に豊満な乳房は掴み出され、後ろに回った化け物の手で鷲掴みにされる。
「ひいっつ!い、痛い痛い!そんなに!引きちぎれちゃう」
 ドレスは一気に引きずり降ろされ、幾重にも重なった豪華なペチコートは、びりびりに引き裂かれる。そして、フリルでたっぷりと飾られたズロースの裂け目を力任せに引き裂いて、豊満なお尻を、太股をむきだしにする。
「ひいっ!み見ないでえ!」
「うるせい!小娘じゃねえんだ!さっさと尻を上げろ!」
 お尻を、アソコを必死になって隠そうと躯を固め、手で隠そうとするが、その手はねじ上げられ、獣のように四つん這いにされ、大きく尻を持ち上げられた。
「ひいっ!そんな!こんな格好で!ひいっつ!」
 婦人が振り返ると、すでにオーク達は腰布を脱いで自慢のものをそそり立たせていた。
 ソレは人間のものとは比べものにならないくらい大きく、そして太かった。
「どうだ!お前のだんなのより良さそうだろう!けけけけ・・・」
「あの年寄りのダンナじゃご無沙汰だったんじゃねえか」
「そんな!そんな太いの!壊れちゃう!」
 必死に逃げようとする婦人。しかしがっしりと豊満なお尻を捕まれて、身動き一つできない。
「それ!くわえな!」
「ぎひいいい!」
 前義などあろうハズもない、いきなり自分たちの男根を埋めていく。
「あ、あれええ・・・!だめいやああ!」
「およしになって!だめ!あああ!そんな大きい!太いいいい!」
「へへへ・・・こいつはいいぜ!あんなガキどもよりよっぽど立派な躯をしてるし。コレならたっぷり子供をはらませられるぜ!」
「この大きな尻を見ろよ!コレなら何人はらませても大丈夫だぜ!」
「ひいいいい・・・それだけは!それだけは!いやああ」
「そら!どんどんぶち込んでやるぜ!たっぷりくわえてちゃんと妊娠するんだ!」
 それはフローラの母親マーサだった。必死に抵抗するマーサ、そんなことにはお構いなしに、化け物達は自分の男根を埋めては激しく発射する。一匹が女陰を責めれば、もう一匹は前に回ってくわえさせる。もう一匹は自分のものをしごいて、発射の準備をする。次から次へと代わる代わる、挿入しては思いきり射精する。ソレが何回も続くのだ。
 その激しい息つかい、くちゃくちゃという卑わいな音まで、クラリス達の耳に達してきた。いくら気丈なクラリスも思わず気を失い掛けてやっとの事で立っている。まわりの少女達、特に母親の恥辱を目の前に見せつけられたフローラは悲鳴を上げて失神し、ばたばたと倒れていった。
「・・・もう一度言う!クレールはどいつだ!」
「・・・い、いませんここには!ここにはいません!」
 クラリスは必死の思いでそれだけ言う。

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