クレール光の伝説(最終話)1


ハーン城が破滅の時を迎えていたころ。クレールにも危機が迫っていた。
「う、う〜ん」
 クレールが目を覚ます。まだはっきりとしない意識の中で、体中がぽかぽかとあたたか
いさに包まれている。体を動かそうとすると自分が水の中にいることに気づいた。いや、
正確に言うと温泉の湯の中なのだが。
「なぜ・・・私温泉に・・・」
「やっと気づいたようだな・・・お姫様」
 背中越しに聞こえる声にクレールは振り向いた。
 そこには、ミューレンがいた。
「あっ!」
 クレールはその時初めて自分が全裸なことに気がついた。慌てて胸を隠すと、湯の中で
身体を丸めてしまう。
「ふふふ・・・もう遅いよ・・・お前の秘密は全て見せてもらった」
「えっ!」
 クレールは驚いて、ミューレンに振り返った。今の自分の姿を見ればソレが事実である
のは疑いようもないこと。口惜しさに泣き出しそうになる。
「・・・勘違いするな。オレの知りたかったのはお前の太股にある痣だ。不思議に湯で身
体を温めないと浮かび上がらないと言う。確かに確かめさせてもらった」
「・・・まあ、当然お前の胸の膨らみ具合や、アソコの毛の生え具合。そして、まだしっ
かりと閉じ合わさった、お前の花びらも堪能させてもらったがね」
「!」
 クレールは顔を伏して黙って泣き出した。クレールとて、普通の女の子なのだ。ことも
あろうにこのような男の目に曝されることは、耐えきれるものではない。
「ふふふ・・・まるで鬼神の如く暴れ回るあのクレールと同一人物とは思えぬな」
「あっ!いやっ!」
 ミューレンがクレールの身体に手を回す。必死になって胸を手で隠し。脚を閉じて身体
を丸め、男の手から身体を守ろうとする。
「こうしていると、ただの小娘。おびえておるな」
 ミューレンの手が、必死に合わせる手の脇の下から潜り込んで、小振りな乳房に直接触
れる。もう一方の手が、お尻から太股を撫で回す。
「ひいいっ!や、やめて!やめてください!」 我慢ができなくなって、クレールがか細
い声で訴える。そして、更に身体を硬くして男の手から逃れようとするが、男の手はます
ます大胆にクレールの身体を這い回る。
「いやっ!そんな!あああつ!」
 ミューレンは、女丈夫のクレールが上げるか細い悲鳴にますます興奮し、今度は、自分
のものをクレールのお尻の割れ目に擦り付ける。
「あああっ!あ、熱い!何か熱いものがお、お尻に!・・・・いやあっ!」
  最初は何かわからなかったクレールも、やがてそのものが何であるかを知って、お尻を
振って逃れようとする。
 そんなことにはお構いなく、ミューレンはクレールのお尻に自分のものをぐりぐりと押
しつける。
「ひいっ!いやっつ!いやああ!」
 クレールは必死になって頭を振って抵抗する。
 やがて湯の中では動きづらいと思ったのか、ミューレンは小柄なクレールの身体をかか
えて、温泉からでると、もといた部屋へとクレールを連れていった。
「ひっ!・・・・」
 部屋の床に降ろされると、クレールは再び身体を丸めて、その場にうずくまった。
 涙を流し、恐怖に身体を震わせ、目で必死に助けを哀願するクレールの姿はミューレン
の心に、兄ガミアと同じような淫猥な欲望を掻き立てていった。
『女丈夫のクレールを力尽くで屈服させようとも思っていたが。こと、色事ともなるとこ
のように怯えるとは・・・。ふっつ!兄貴のことは言えなくなったぜ』
 ミューレンがすぐに襲いかかってこないのを知り、クレールは初めてミューレンの姿を
じっくりと見ることができた。
 たしかに、一見しただけでは、普通の人間となんら変わらない。が、それも、まわりに
いたオーク達の異様な風体がそう見せているだけに過ぎないことがわかった。
 頭には耳の上に、小さな角が生えていた。髪の毛は異様なほど赤く、逆立っている。口
は大きく、牙が生えているのがわかる。身体は異様なほど盛り上がった筋肉で覆われ、肌
の色も違う。良く見れば普通の人間とは明らかに違う。そう、日本風に言えば鬼という表
現がピッタリかもしれない。
そして、その股間は剛毛に覆われ。そこからはオーク達のものとは明らかに違う、大きく
黒く、そそり立った逸物があった。
「ひいっ!ば、ばけもの!」
「ふふふ・・・そうか!お前はオレを普通の人間だと思っていたのか!・・・まあ、それ
もいい!・・・どうせお前も」
 そこまで言いかけると、ミューレンは自分のものをしごきながら、クレールに迫る。
「ひっ!」
 クレールは再び顔を伏して、後ずさりする。「思ったより女らしい身体をしているじゃ
ないか。身体は細身だが、腰のくびれや、尻太股のかけての身体の線は女そのものだ」
「それになにより、お前達の一族は温泉に浸かっているせいか、肌の色が白い、それに肌
のなめらかさが違う。ブタどもが喜んで抱くわけだ」
 これでもかとばかり、ミューレンはクレールの身体を厭らしく褒め称える。
「それに、お前の女陰を拝ませてもらったが、まだ、ガキみたいに一本筋だった。お湯の
中でお前の割れ目の中身を掃除してやったぜ。まだ薄いピンク色でおぼこ娘なのが良くわ
かったぜ」
「ひいっ!やめてえ!いわないでえ!」
 クレールは自分でも見たことがない、乙女のその部分にまで触れられたことを知り絶叫
した。
 一方のミューレンも自分を押さえられずにいた。まるで獣同然の自分の兄をさげすんで
いたのだが。今の自分は兄となんら変わることはない。いや、むしろそれ以上に淫猥な欲
望に支配されていくのを感じていた。
 ソレも全て目の前にいるクレールの白い肌のなせる技なのか・・・。
「こいつをしゃぶりな!」
「え!」
 ミューレンはクレールの目の前に自分のものを押しつける。
 クレールは男のものを鼻に押しつけられ、その獣のようなすえた臭いに、思わず顔をし
かめる。それは、あの、オーク達のものとはまた違った臭いだ。
「姉のようにブタどもに突っ込まれたく無かったら、こいつをしゃぶるんだ!」
  クラリスのことを言われ、クレールは恐ろしさに縮みあがった。さりとて、男のものを
くわえるなど、とうていできそうになかった。
「・・・ゆ、ゆるしてください・・・そ、そんなできません・・・なにも知らないんです・・
だから・・・」
「そうか!お前もそんなにブタどもに抱かれたいのか!おい!」
「え!」

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