ダーナ氷の女王 1話 3

「え!・・・な、なに?」
 ダーナが振り返りながら、思わず叫んだ。コートを脱がせていたノーズが、そのままダーナの手を離さずに掴んでいるたからだ。
「な、なにを・・・」
 あわてて、腕を振りほどこうとするが。脱がされたコートが腕にまとわりついて自由が利かない。
「ノーズさ・・・」
 怒ったようにノーズの顔を見上げる。しかし、ノーズはにたにた、といやらしい笑いを浮かべてダーナを見つめているだけだった。
「・・・ドモンさん!」
 ひきつったように、前に向き直ると、ダーナは助けを求める。しかし、男たちはさきほどとはうってかわって、ノーズと同じようににたにたといやらしい笑いを返すだけだった。
「わ、悪ふざけにもほどがあります!」
「悪ふざけ?悪ふざけなんかじゃねえよ!」
 首領格のドモンが、ダーナのそばに寄ってきて、ドスの利いた声で一喝する。
「へへへ・・・18歳とは思えねえぜ!このおっぱいはよう!」
「!」
 ドモンはいきなり、無防備なダーナの胸を掴むと、荒々しく揉みしだく。細身の体に不釣り合いなほど豊かな乳房は、聖衣の上からでもはっきりと、その質量が感じられる。
「・・・い、痛い!・・・痛い!・・・」
「・・・へへへ!こんなに大きくてもまだ硬いぜ!こうやって揉んでやれば、まだまだ大きくなるかもしれねえ」
 ダーナの悲鳴を聞こうともせず。ドモンは激しく両手で、ダーナの乳房をこね回す。胸のタペストリーはその度にしわくちゃになり、その下のダーナの乳房を浮き上がらせる。
「・・・ひっ!ひいっ!・・・」
 ダーナは、恐怖のあまりひきつったような悲鳴を上げるだけだ。

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