みだら人形(第10話)



 「思ったより柔らかいなあ・・・。さわり心地抜群だよ・・・」
男は、タイツに包まれた英里子のお尻を撫で回している。
「い、いやあ・・・・。触らないでえ・・・・」
身動きできず、 男の手に思うままなぶられる英里子。気が狂いそうだ。
「ああ・・・。すごいなあ・・・こんなすごいツン飾りは見たことがないよ」
まるでテニスのアンダースコートのようにフリルで飾られたチュチュの下半身。
自分のオーダーであることなど忘れて、そのフリルにむしゃぶりついて手を這わす。
お尻をしつこく撫で回す男の手に、英里子は血の気が失せていく。
いや、気を失った方がどんなにマシかとも思う。
汗ばんだ、汚らわしい手の感触が、まるで素肌に触れれらているかのようなおぞましい感
触を伝えてくる。
「そうだなあ・・・。このフリルで抜きたいなあ・・・」
「え?・・・・」
『抜きたい』英里子にはその意味は分からなかった。だがその言葉が示すであろういかが
わしい意味はおぼろげながら伝わってきた。
チュチュの股間は開いている。そこにはプテッテイしか履いていない。
男の目の前に、一番恥ずかしい部分がさらけ出されているのだ。
プテッテイの布は小さい。かろうじて股間を被うのみだ。レッスンの最中にも食い込んで
困るときもある。男の気分次第で、すぐにでも犯されてしまうこの現状に、何一つできな
い英里子は縮み上がってしまった。

「・・・おっと、タイツを脱がなきゃ。こすれて出しちまいそうだ・・・」
男がごそごそと動く、タイツを脱いでいるのだ。
「やだ・・・・」
男の気配に、英里子が神経を逆立てる。男があのおぞましい凶器を剥き出しにしているよ
うだ。
次に来るのは・・・・。

「さあ・・・。英里子ちゃん・・・おいらのち●ぽを楽しませておくれ・・・」 そう言うと男が英里子に覆い被さった。 「だ、だめ・・・・」 英里子は目の前が真っ暗になった。 だが、男の性器は股間ではなく、フリルに包まれたツンの部分に押しつけられた。 「おおっ!き、気持ちいい・・・・」 すでに先走り液でぬるぬるになったペニスが、フリルで飾られたツンのお尻の部分に擦り つけられる。 「あ、嫌だ!気持ち悪い・・・・」 英里子は、男のおぞましい行為に泣きだしたくなった。だが、相変わらず動くどころか表 情一つ変えることができない。 「うふふふふう・・・・。かわいいなあ・・・」 男が怪しげな笑い声を立てて、英里子にのしかかる。 100kgはあろうという太った身体を、小振りな英里子の身体にあずけると、無表情の 英里子の顔に臭い息を吹きかけている。 「いやっ!いやだってば・・・・」 男の獣じみた臭い口臭に辟易しながら、心の中で悲鳴を上げる。 「かわいいよお・・・。ほっぺもぽちゃぽちゃとして・・・」 今度は、英里子の顔をぺろぺろとなめている。 男のいやらしい責めは尽きることは無い。英里子は、怒りと絶望に頭の中が混乱し、気が 狂いそうだった。 いや、いっそのこと狂ってしまった方がどれほど楽・・・。とまで。 「・・・・ああ、気持ちいいよお・・・。もうすぐにもいっちゃいそうだよ・・・」 男が、性器を英里子のお尻のフリルに押しつけ、不器用に腰を動かしている。 男の性器が、まるで焼けた鉄の棒のように熱く膨れあがり、英里子のお尻の割れ目に従っ て動いている。 その動きが、だんだんと激しさを増してくる。 「ああ・・・。きもちいいよお・・・。このまま出しちゃおうか。・・それともやっぱり 中に入れちゃおうか・・・・」 獣のような荒い息を吐きながら、男は腰を動かし続ける。 やがて・・・。 「うっ!・・・・」 男がぴくんと震えた。 びしゃあ・・・。どろどろどろ・・・。 「やあああ・・・・!」 英里子は、男の反応から、男が射精したことを知った。 男の汚れた精液が、お尻を飾る華麗なツン飾りに破裂して。 チュチュを、そしてタイツまでも汚していった。

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