フィクショニアム

油屋爆炎斎


「ふぅ……」
フィガルスの美姫ルミナは、自室のシャワー室から一糸まとわぬ、あられもない
姿で現れた。マネキンと紛うほどの人間離れした艶めかしいボディライン――。
折れてしまいそうなほど華奢な腰つきとは対照的に、つんと上を向いた見事な美
乳は白く大きく、可憐な薄紅色の乳首は固く尖っていた。
――ギガルゥッ
――ルガガッガ
全裸のルミナにすぐに16体のパルパー(性処理アンドロイド)が群がる。パル
パーたちのリミッター(感情制御装置)は取り外されており、連中は人語を全く
理解せず、既にルミナを犯すことだけに特化した野獣に過ぎない。
「ひゃっぁ! いきなりお尻からぁッ?!」
パルパーの巨大ディルドゥがローションオイルもなしにルミナのアナルを犯す。
長さ35センチ、直径8センチの紫ディルドゥがめりめりとアナルを押し拡げて
いく。人形のようにルミナの美しい顔がくしゃりと歪んだ。
――グルガガッ
「くぁッ! 流石につらいよぉぉ!!!」
ルミナを乱暴に四つん這いにさせたパルパーたちは、ヴァギナにも擬似ペニス
を深々と突き刺し、2穴同時に犯した。もちろん両手にも擬似ペニス握らせ、
甘く喘ぐ唇にもフェラチオを強制した。
「ン゛ッ……ッンググ……」
パルパーたちに穴という穴を塞がれながら、ルミナは美乳をぷるぷるとふるわ
せ、細い身体も、ぐんと仰け反らせ悦楽に悶えた。

――ガルゥオ
まずはアナル。ディルドゥの先端が直腸内で花開き、パルパーの熱い液体がたっ
ぷりと注がれる。
「ふぁッッ! 熱いお汁がぁァアッ!!!」
髪を振り乱して絶叫するルミナの、ぽっかりと開いたアナルからどろどろと白濁
した合成ザーメンが溢れる。
――ウガルガ
今度はヴァギナ。発射が近づき、擬似ペニスが巨大化すると
「お願いッ! おま○こにはジェニュインにしてェぇッ!!」
とルミナが下から突き上げるパルパーに懇願した。たった今、アナルに注がれた
「合成ザーメン」は王国内で死んだ男性奴隷の陰嚢からパルパーがコアを除去し
て抽出したものだが、「ジェニュイン」とはコアを除去することなく採取したザ
ーメンを指す。これを卵子にかければ受精が可能だ。つまりジェニュインを膣内
で発射させることは「妊娠」の可能性があった。
「はぅッ! ねぇジェニュイン頂戴ッ! んぁッ! あたし危険日なのッ!!」
――ガルオルガ
膣内で擬似ペニスがびくんと痙攣し、次の瞬間、「ジェニュイン」はびゅるびゅ
るとルミナの中に注がれた
「ひぁッ! 出てるぅッ! お腹にッ! 汚い汁が注がれるぅッッ!」
ジェニュイン――どこの誰だか分からない、しかもこの世の者ではない薄汚い奴
隷の混合精液。「受精」「妊娠」「赤ちゃん」――ルミナはぞくぞくする背徳の
快感に歓喜した。
「ねぇ視て―――」
ルミナはパルパーたちに向かって、艶めかしく尻を突きだし、「注がれたて」の
2穴を自ら曝し、深紅マニュキアの指先でラビアを拡げた。
 ……ぼた……ぼたぼた……
ピンク色の粘膜を汚して溢れ出る白濁液。糸を引きながら、ぬらぬらと妖しく輝
く。
「あぁすごい大量……まだこぽこぽいってる……妊娠、やばいよね……」
妊娠への恐さが、ルミナを倒錯した欲情へと駆り立てる。
「あぁ…どうしよ、赤ちゃんできたら……どうしよ……」
ルミナはみるみる泣き顔になっていく。恐怖と悦楽が激しくせめぎ合い、精神が
混乱しているようだ。
 つぅ――ルミナの頬を一筋の涙が伝った。
――ルガルガガ!!
――ウゴゴル!!
美姫の涙にパルパーたちはサディスティックに興奮した――全員の目がぶんっと
音を立てて、赤く光る――恐怖の連続輪姦モード「キチク」へのスイッチが入っ
たのだった。
――ガゥオゾ
「こ、こっちへ、こないでぇッッ!!!」
「キチク」は惨かった。性玩具に堕ちたルミナの絶叫は13日と6時間絶えるこ
とがなかった。
(おわり)


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