『騎士で武士な僕と皇女様』(2)

小さい人間


     
議場にはすでにこの国の賢者と呼ばれる騎士たちが待っていた。
 軽く挨拶をすませると、早速今日の議題が上げられる。
 アングリア皇国では、政治を騎士が行っており、その中でも市民会で民に選ばれた者がこの朝議で発言と投票に参加できる。賢者とは日本でいう大臣のような者で、戦時では作戦司令官につく。第一皇女兼枢機卿である僕の主は玉座の傍にある席に座る。
 
基本的に玉座に座る皇は口を出さない、賢者や枢機卿、騎士などの罷免権と議事への拒否権、そして象徴的な役割で終始する。君臨するが統治せずというやつだ。
 基本的に会議を進めるのは議題に関する賢者で、枢機卿である皇女様は時折質問や最終的な採決を出す。賢者の任命権を持っているのも皇女様だ。
 僕は皇女様のお側に立ち、その様子を見守る。
 
朝議が終わるころには昼になる。戦時以外は昼食をとらない風習で、この間に皇女様はお茶を飲まれる。僕は皇女様の呼び出しに何時でも馳せ参じられるようにしながら体錬を積む、年の割に背も低い僕はこうでもしないと騎士としての戦闘など出来ない。皇女様もこの時間だけは静かにお茶を飲んで待ってくれている。
 
その後、皇女様の枢機卿としてのお役目、格報告書のお目どおりがある。流石に量が多いのでこれは僕が手伝う。一見地味のようだが、実はこれこそ国政を動かす重要な仕事なのだ。二人でやると仕事も早くなる。以前は夜更けまでかかっていたこの仕事も僕が手伝えるように成ってからは夕食までに間に合うようになった。
「ふう……終わったな……」

「終わりましたね……」

いつも勝気な皇女様だけど、この仕事が終わったばかりの時はぐったりなされる。
 侍女が冷たい水をもって来る。
 僕が毒見てがらに一口、口に含むと皇女様は「ん!」と言って口を差し出される。
 僕は毒がないことを味で確かめ、そのまま皇女様に口移しで移す。
 皇女様はそのままコクンと飲み下し、次を僕に命じる。
 何度かそれを繰り返した後、皇女様は満足そうに頷かれ、次の命を出される。
「よし、何時もの食膳運動と行こうか」

 そう言ってドレスの裾をつかみ、そのこの国で一番大事な場所へ僕を誘う。
 相変わらず、その余りに卑猥で……美しい皇女様の姿に見とれていると、皇女様は焦れたように僕を促す。
「黒髪の騎士! 早くやれ!」

 皇女様から頂いた、この国での称号を呼ばれることで我に返り、起立の姿勢で皇女様に詫びを入れる。
「申し訳ありませんでした! 総司、いきます!」

 顔を両手でパンッと叩き、気合いを入れる。
 そのまま、待ちわびたのか……薄っすらとしめっけのあるその場所へ、僕の口を当てる。

グチャ、ペロペロペロ……ジュ〜

 夕陽が窓からさし、部屋の全てが赤く染まる。
 その赤い風情よりも美しく、赤く頬を染めた皇女様が声を漏らす。
「あ……あはぁ……あん……」

 声に合わせてか、皇女様は僕の舌の動きに合わせるかのように腰を振り、僕のモノのように赤くはれ上がった皇女様の突起物を押し付けるようにする。
「いい……やはりお主の舌がざらついて、一番いい……」

 その官能に酔いしれたように頭を振り、そのプラチナをかき乱す。
 僕は、皇女様の突起物に軽く歯を立てる。
 すると、皇女様は声もなく一瞬ビクッと体をはねらせ、悔しそうに呟きます。
「主〜今宵は覚えてろ……寝れると思うなよ!」
 

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