*A week・第4日目(3)

T.MIYAKAWA


 意識を失ってしばらく時間が経過した時、王子はようやく目を覚ました。
 目を覚ましたといっても意識ははっきりしているわけではなく、起き上がるのが
おっくうな状態であった。
 目を開いた王子の視界には信じられない光景が映っていた。
「あら王子様、お目覚めですか?」
目を覚ました王子に声を掛けたイザベラは全裸になっていた。
王子も同様に全裸にされ、仰向け状態になっていた。
 イザベラは仰向けになった王子の上に馬乗りになっていた。
 王子はこの光景を目にしたことで、さっきまでの朦朧とした意識が一気に吹き飛んで
しまった。

「な、何をしているんだ!?」
王子は首だけを起こしてイザベラに尋ねた。
(うっ!?)
 王子の視界には頬を赤らめて体に上下運動に一生懸命なイザベラの姿が入っていた。
 動く際に揺れるイザベラの巨乳から王子は目をそらすことはできなかった。
「私もね、あなたとこんな感じでやりたくてしょうがなかったの。
 だからね…」
 さっきまでの運動を止めたイザベラは潤んだ瞳で王子を見下ろしてこう答えた。
「ま、まさか…」
「そう、あなたがさっき飲んだお茶の中には私が作ったお薬を混ぜてもらいましたの。」
 王子が尋ねようとすると、イザベラがその前に答えてしまった。
 話を終えるとイザベラは再び腰の上下運動を再開した。

「でもね、あなたが飲んだ薬の効果はただ体が動かなくなるだけじゃないですよ。」
イザベラは腰を振りながら口を開いた。
「え、どういうことだ?」
「体が動けないのは副作用だけど、もともとの効果は飲んだ人の性欲を高める効果
なんです。
 どう、あなたもしたくてたまらないでしょう?」
「そ、そんな…。」
 イザベラが腰を振りながら話す言葉に王子の顔は青ざめたが、下半身は逆に
はちきれんばかりに熱く膨張していた。

「イザベラ、この薬ってまさか…。」
 今のイザベラの話を聞いて、王子は何かを思い出そうとしていた。
「あら、覚えてくれたのですね。
 そのまさかですよ、王子様。
 昨夜スカーレットがあなたに飲ませたのと同じものです。」
 イザベラのこの言葉に王子の脳裏には昨夜の光景がはっきりとよみがえったのだった。
 王子はさっきから見つめていた巨乳から下半身に視線を移すと、そこから熟した
果物のように愛液が溢れ出してきた。
 イザベラの下半身からは上下運動をする度に発するいやらしい音が聞こえてきた。
 これでもかといえるイザベラの責めに王子はもう我慢の限界に達した。
「も、もうダメだ…」
 その言葉と共に、王子は精液をイザベラの膣内に放出してしまった。

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