バラステア戦記

第5話

009




(バラステア帝国:ゼキスード要塞)

ゼキスード要塞・・・バラステアの首都・バラシティの中心にそびえ立つ、12層から成
る超巨大要塞である。まだ建設途中で、辺境の国々から集められた何万人もの奴隷達がそ
の工事を担っていた。その中心に核としてあるのが魔道窟であった。この要塞は巨大な円
形で、八方向に直径が15Mもある魔砲台が備えられていた。魔道窟には常時100人も
の魔道士がいて、彼らの唱える邪悪の呪文により魔力が魔道窟に蓄えられ、魔砲台のエネ
ルギーとされるのである。
 魔道窟には、毎日生け贄として若い処女の肉体が差し出されることになっている。今日
もバラステアに占領された異国の女学院生が、全裸に剥かれて魔道窟に連れてこられた。
「いやああああ!お助けを!どうかお慈悲を・・・!」
「さあこっちへ来い」
一人の魔道士が娘を魔道窟の中心へ連れ出す。すると、暗闇から見るもおぞましい怪物が
姿を現した。魔道士達が邪悪の呪文によって魔界から召還した恐ろしい魔物であった。
「さあ生娘よ、その汚れを知らぬ清純な体を、人間の女が好きでたまらないこの怪物に差
し出すのだ!」
「いやああああ!ああああ・・・どうかお助けを・・・!」
その怪物は、巨大な蛸のような姿をしていた。体から何本もの触手が生えており、頭には
大きな眼球がひとつ。口には大きな牙があり、そのあまりにも恐ろしい姿に、娘は見ただ
けで気を失いそうになった。
 怪物はその触手で娘の手足を捕らえると、その体を高々と持ち上げた。一本の触手が娘
の秘部を愛撫するようにいじくりまわす。
「あああ・・怖い・・・怖い・・・」
娘はぶるぶると震えながら失禁した。この怪物は自分をその触手で犯そうとしているのだ。
なんで自分がこんな目にあわなければならないのか。
 やがて触手がねじ込まれてきた。ぬるぬるとした触手は、乙女のその汚れをしらぬ清純
な秘部を、容赦なく蹂躙した。破瓜の血が流れ出て、触手を赤く染る。    
「ぐううううう!痛い・・・・あああああああ」
魔道士達はその様を見ながら邪悪の呪文を唱え続ける。触手はやがて乙女の後ろの穴にも
差し込まれ、悲鳴をもらす口にも進入した。三つの穴を同時に攻められ、乙女は涎を垂れ
流しながら失神した。凄惨な陵辱は続く。やがて怪物はその触手の先端から乙女の中に邪
悪な欲望を放出する。乙女はショックで痙攣をおこし、何も見ていないその目は宙に向け
られたまま怪物に犯され続けた・・・
 
 皇帝カルノアは、世界の征服者の証としてこの巨大な要塞を建設した。悪政をかえりみ
ず、その野望の為に略奪を行い、望みの女を好きなだけ犯した。帝都の住民達は、自分た
ちの妻や娘が皇帝の目に止まらぬように、女達を家から出そうとしなくなった。奴隷市場
には辺境で捕らわれた美しい女たちが並んだ。若い女学院生や夫を殺された妻達、中には
王族の女もまじり高値で取引された。商人達は自分の性奴とするために若く美しい女を競
って求めた。魔砲台が完成したなら、辺境の国々はカルノアに跪くしかない。魔砲台の威
力は、小さな国などあっという間に焼き払う威力を持っているだろう。
 そしてカルノアはアイルランガに絶世の美姉妹がいるという噂をきく。
(世界中の女は俺のものだ。その美姉妹とやらも俺が手にいれる。そして姉妹そろってさ
んざんに犯し、気が狂うまでイカせ続けてやる・・・)
 アイルランガに降伏勧告の使者を送ったが、返事はまだ来ていない。カルノアは、もう
一月たっても返事が来ない場合、武力をもって侵攻することを決めていた。カルノアは軍
の中でも勇猛な将軍を選び、アイルランガ侵攻の準備をすすめていた。

 レイラとスーチェンは、バラ・シティへの潜入に成功していた。二人は旅の商人の風体
をして首都へ入っていた。バラ・シティは今まで見たことのない大きな街だった。しかし
民は苦しみ、道端では略奪・強姦が平然と繰り返され、奴隷市場には女があふれかえって
いる。人々は絶望の眼差しをしている。そして首都の真ん中にそびえ立つゼキスード要塞
は異様なまでの威圧感を感じさせる。そこからあふれる邪悪な魔のエネルギーが、人々を
さらに陰鬱とさせているような感があった。
「副長、随分をひどいところだな」
「・・・ああ。ここでは女が随分とひどい目にあっている。しかし今は何もできない・・・
。」
 二人はゼキスード要塞に近い場所に宿をとった。
「明日の晩にゼキスードに潜入するぞ」
二人は長旅で疲れていたので、今宵は休み、要塞への調査は明日行うことにした。
(この二人、おそらくただの商人じゃあねえな・・)
宿屋の主人は二人を見て思った。もし他国の諜報員なら、役人に差し出せば褒美がもらえ
る。しかし・・・よく見ると女の方はなかなかの上玉じゃねえか。
宿の主人はレイラの夕飯にこっそりと薬を盛った。一度効くとなかなか目のさめない睡眠
薬だった。
(けへへへへ・・・こんなエモノが飛びこんでくるとはねえ・・・)
疲れたレイラはそれに気づく様子もなく夕食を平らげたようだ。部屋にもどったレイラは
薬が効いてきたのだろう、すぐに寝付いたようである。
宿の主人は隣の部屋のスーチェンに気づかれないよう、こっそりと合い鍵を使ってレイラ
の部屋へ入り込んだ。案の定、レイラは気づく様子もない。
「けっへっへっへっへ・・・・」
主人はレイラに近づくと、さっそくその唇を奪った。汚い口をレイラに押しあて、舌を進
入させる。
「むう・・・ん・・・」
全く起きる様子もない。起きないのは分かっている。主人はいつもこの手で旅の女を陵辱
しているのだから・・・・ そして上着を脱がせ、下着の上から豊かな乳房を揉みしだく。
しばらくすると乳首が立ってくるのがわかる。
「寝ている女を犯るのはホントたまらねえぜ・・・・」
ベッドの傍らを見ると、武術家の使う鉄の鈎爪がおいてある。やはりこの女、ただの商人
ではなかったのだ。
やがて下着を脱がすと、その露出した乳房をつまみ、舌で丁寧に舐め上げる。
「あ・・・う・・ん・・・」
寝ながらでも女が感じることを、主人はよく知っている。レイラも乳房をいじくられてい
るうちに、頬は赤みを帯、体をくねらせているのだ。
「どうれ下はどうなっているかな?」
主人はレイラの下半身も裸に剥くと、その足を大きく広げさせる。
「おお・・・きれいなもんじゃねえか・・」
まだピンク色の秘部は実はまだ男を受け入れたことがない。すでに愛液でべとべとになっ
ているレイラの秘部を、主人は指でかきまわす様にいじくると、処女であることを発見す
る。
「これは初モノかあ・・・まったくラッキーだぜ」
男がさらに足を広げさせてクリトリスに吸い付く。秘部を指で大きく広げて、中に舌を差
しいれると、愛液がさらにあふれでてくる。下半身がぶるぶると震えている。
「さあて・・それじゃあいただくか」
主人はズボンを下げ、己の欲望をさらけ出す。そして口は乳首に吸い付きながら、レイラ
の下半身に己の分身をあてがった・・・・



次ページへ 前のページへ MENUへ