アルセイク神伝


第二話その3.暗黒の魔王ラス

 ヒルカスがフィオーネ達を連れてきた場所は魔城の中央部にある王の間であった。
 周囲に奇怪な魔獣の像が並ぶ王の間の奥にグロテスクなデザインの玉座がある。そこに
暗黒の魔王ラスが座っていた。
 「待ちかねたぞ、ヒルカス。」
 「申し訳ありません。フィオーネを捕らえるのに多少手間取りましたが、ラス様ご所望
の者はこちらに。」
 触手が動き、フィオーネを魔王ラスの前に降ろした。
 「フフフ・・・美しい、うわさに違わぬ可憐な娘だ。わが欲望の糧となるに相応しい。」
 地の底から響くような不気味な声でフィオーネを賛美するラス。岩のように重厚な筋肉
が躍動している上半身には何も身につけておらず、下半身に腰布を巻いただけの姿で玉座
に座っている。2本の長い角を生やした頭の下には、濃い髭に覆われた頑強な顔があり、
猛獣のようにギラギラ光る目で怯えるフィオーネを見下ろしていた。
 「あ、ああ・・・わたしに何を・・・」
 「お前は我が妻となるのだ。高貴にして穢れ無き肉体、その全てをわしに捧げよ。」
 「そんな・・・私はカルロス陛下の妻ですっ、あ、あなたのような悪魔の妻になどなり
ませんっ、私の全てはカルロス陛下のものですっ!!」
 迫り来る恐怖に震えながらも、気丈に答えるフィオーネ。
 「グハハッ、面白い、どこまでその強がりが通用するかな?だが安心しろ、カルロスと
やらの事など、このわしがすぐに忘れさせてやろうぞ。」
 「そ、そんな・・・」
 再び狂おしい恐怖の虜となったフィオーネは、力なくその場に座り込んだ。
 「ところでヒルカス。もう1人の女は何者だ?」
 ヒルカスの連れてきた侍女のメリーを見てラスは尋ねた。
 「は、こやつはフィオーネを助けようと最後まで無駄な抵抗をしたフィオーネの侍女で
ございます。フィオーネを味わっていただく前の前菜にと思いまして連れてまいりました。
」
 「フフ、お前にしては気が効くではないか。わしの好みをよく心得ておるわ。」
 「お褒め頂き、光栄であります。」
 深々と頭を下げるヒルカス。
 「侍女とはいえ、中々の上物だ。さあ、わしの元へ来い、たっぷりといたぶってやる。」
 互いに抱き合いながら、恐怖の余り身動き1つ出来ぬまま震えているフィオーネとメリ
ー。
 「動けぬか、ではこうしてやろう。」
 ラスの目が光り、その眼光がメリーを捕らえた。
 「はっ、あ・・・」
 ラスの眼光に射貫かれたメリーがユラリと立ち上がった。
 「どうしたの、メリーっ!?」
 フィオーネが立ち上がったメリーの腕を掴んだ。だが、メリーは石像の様に動こうとは
しない。いや、動けないのだ。手足はおろか、口を動かす事すら自分の意思では出来なく
なっているのだ。
 「メリーに何をしたの!?」
 「わが魔力で、この女の身体の自由を奪ってやったのだ。そいつはわしの思うがまま、
どんな事でもする。こんな風にな。」
 「あう、ああ・・・」
 微かな声を絞り出したメリーは、まるで操り人形の様にぎこちなく動き、その場で服を
脱ぎ始めた。
 「たすけ、て、ひめさ、ま・・・」
 僅かに開いたメリーの口から助けを求める悲痛な声が漏れた。瞬きも出来ずに見開かれ
た目からは大粒の涙が溢れている。
 「やめてっ、おねがい!!メリーを自由にして!!あなたがほしいのは私なんでしょう!
?」
 「フッ、聞こえんなぁ。お前はそこで大人しく見ていろ。」
 ラスの目が再び光った。その途端今度はフィオーネが金縛りにあった様に動けなくなっ
た。
 「!?、うう・・・めり、い。」
 動けないフィオーネの眼前で、メリーはラスに操られるがまま着ている物を全て脱いだ。
まだ幼さが残るその裸身は男を知らぬ穢れない肉体であった。
 「ふふ、さあ来るがいい・・・」
 ラスに命ぜられるまま、1歩ずつ歩み寄って行くメリー。ラスは
近寄ってきたメリーの膨らみきっていない胸を撫でた。
 「はぁ、う・・・」
 「喘ぎ声などあげおって、愛い奴よ。」
 「あわわ、あ・・・ひう・・・」
 ラスのおぞましい手で胸を触られたメリーは、恐怖の余りその場で失禁してしまった。
生暖かい小便が太ももを伝って流れ落ち、足元を濡らした。
 「うわはは!!この娘、小便を漏らしおったぞっ。お前のような犬畜生は四つん這いに
なれ。」
 ラスの命令に従うかのように、メリーはラスの前で犬の様に四つん這いになった。そん
な哀れな姿のメリーを見下ろながら、ラスは玉座からゆっくりと立ち上がった。そして腰
に巻いていた腰布を外し、見事なまでに反り立ったモノをメリーの眼前にかざした。その
大きさ、異様さは他の魔族のイチモツなど比べものにならない。
 「さあ舐めろメス犬。」
 鼓動するかのようにビクンビクンと動くそのイチモツを目の前に付きつけられたメリー
は、全身をブルブルと震わせながら舌を出し、恐る恐る舐め始めた。
 「むうう・・・なかなか上手いではないか。もっと心をこめて舐めろ、わしのイチモツ
をお前の口で綺麗にするのだ。」
 操り人形にされているメリーは、ラスの言うがままイチモツを、剛毛に覆われた睾丸を
舐めまわした。
 「うう、うっ・・・」
 メリーの目は恐怖と狂気に苛まれ、半ば正気を失っていた。
 「ヒルカス、このメス犬を後ろから犯せ。」
 「御意、ありがたく頂戴致します。」
 ラスに従ったヒルカスは、服を脱ぎ、メリーの尻を手で押し広げると、ピンク色のつぼ
みの中に挿入した。
 「!!・・・うあっ。」
 微かな呻き声を上げたメリーは、突き上げるような苦痛によって全身を硬直させた。
 「もっと責めてやれ、身悶えするほど激しくな。」
 「はっ。」
 ヒルカスは強く腰を動かしてメリーを責めたてた。腰が動くたびにメリーの口から、あ
うあうと喘ぎ声が漏れた。
 「どうした、口がお留守になっているぞ。」
 大きな手でメリーの頭を掴んだラスは、彼女の口の中に巨大なイチモツをねじ込んだ。
 「さあしゃぶれっ、舐めまわせ!!」
 声を荒げ、メリーの口の中で巨根をこね回すラス。
 後ろからはヒルカスに、そして前からはラスに犯されているメリーの身体が激しく揺れ
動いている。そして後ろを責め立てていたヒルカスが、うっと声を上げてメリーの膣内に
射精した。
 「もうイッたのか、早い奴だ。ムムッ。」
 今度はラスがメリーの口の中に射精した。大量の精液がメリーの口の中に溢れ、驚愕し
たメリーの目が大きく開かれる。
 「一滴も漏らすな、全て飲み干すのだ。」
 ラスの手がイチモツをくわえたままのメリーの口を押さえた。口の中へ大量に排出され
た精液を吐き出す事も出来ず、ドロドロの液体がメリーの喉の奥へと流し込まれて行った。
 「ぐう、ぐっ、ううう・・・」
 メリーの目が白目になり、そのままバッタリと床に崩れ落ちた。
 「どうだ、魔王の精液の味は?さぞかし美味かったであろう、フハハッ。」
 満足げに笑うラス。穢れ無きつぼみを汚し蹂躙する、それこそが魔王ラスの至福の時で
あった。
 「め・・・めりぃ・・・」
 大量の精液を飲まされ、自分の小便に汚れた床の上でピクピクと手足を痙攣させて悶絶
しているメリーを見たフィオーネは、従順で優しかったメリーが変わり果てた姿になった
事を悲しみ、そして・・・次は自分の番であると言う、激しい恐怖に苛まれた。
 「さて、メインディッシュを頂くとしようか。」
 ラスの邪悪な目が、動けぬまま恐怖に震えるフィオーネに向けられた。
 「いや・・・いや・・・」
 1歩、また1歩とフィオーネに近づくラス。床に座り込んだままのフィオーネは、身動
きできないまま、迫り来るラスの恐怖に震えた。
 「恐いか?その恐怖こそ我が糧となる。フィオーネ・ランスフィールド、我が従順なる
しもべよ。恐れよ、絶望せよ。そしてこのわしの前に跪くのだ!!」
 ラスの全身から邪悪なオーラが発せられ、怒張した巨根がドス黒い色に変色した。もは
や、フィオーネが邪悪なラスから逃れる術はなかった。

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