魔戦姫伝説(アンジェラ・閃光の魔戦姫13)


  第63話  闇に堕ちゆく天使達・・・
原作者えのきさん

 観客席の最前列に、数人の弟子を連れたブレイズが陣取っていた。
 アントニウスからチケットをもらったブレイズは、弟子達にも天使の辱めを写生させる
ために連れてきたのである。
 「さあお前達、天使ちゃんのハズカシイ姿をしっかり描き残すでやんすよ。」
 「は〜い師匠♪」
 喜々とした表情で、ブレイズと弟子達はスケッチブックに筆を走らせている。
 そしてミュージカルはクライマックスに突入した。
 舞台の上から、ゴンドラに乗った3人の男達が降りて来る。ノクターンの舞芸、(天使
の舞)では、天空から現れた神々が、舞踊った天使達を賛美する事になっている。3人の
男達は神様の役であろうが・・・それはノクターンの神を愚弄するに相応しい姿だった。
 だらしないビール腹に脂ぎった顔、イヤラシイ目付き、毛深い身体。どう見ても、ただ
の変態オヤジという風貌だ。
 観客に手を振って応える(変態オヤジ)の神様達がゴンドラから降りる。その神様の後
ろには、可愛い美少女天使が控えていた。
 その美少女天使こそ、今朝方ブレイズのアトリエで辱められていた美少女だったのだ。
美少女天使の登場に、最前列のブレイズは拍手喝采する。
 「おお〜っ、今朝のモデルの子でやんすね〜。天使姿が似合ってるでやんすよ〜☆」
 やがて神様の役が、朗々と天使の賛美を唱える。だが、そのセリフは天使の恥ずかしい
姿を賛美するものであり、荘厳なる神が口にするセリフなどではない。
 尻を観客に向けたまま動けないレイラとキャスリーンは、この(変態オヤジ)神様の登
場を見て、極めて危機的な感情を覚えた。
 この狂ったミュージカルのクライマックスで、自分達は何をされるか・・・最悪のシチ
ュエーションは、獰猛な牙を剥いて2人に迫ろうとしているのだ。
 動けぬまま恐怖に晒される2人の前に、もう1人の天使が歩み寄って来る。
 自我の欠損した笑顔を浮かべ、美少女は微笑んだ。
 「・・・とてもよいすがたですわね・・・ああ、かみさまはあなたがたを、おほめくだ
さっておりますわ・・・」
 美少女は凌辱と洗脳によって、この醜悪な(変態神様)の姿が、そして狂ったシチュエ
ーションの全てが、荘厳な神の世界に見えているのだ。
 そんな美少女を見て、これはアントニウスの卑劣な所業であると知るレイラ。
 「こ・・・こんな少女にまで・・・な、なんて真似をっ。」
 舞台の隅でニヤニヤ笑っているアントニウスを睨むが、自由を奪われている彼女にでき
る事はない。
 そして辛うじて開く口を開けたキャスリーンが、恍惚とした顔の美少女の目を覚まさせ
ようと懸命になる。
 「・・・あ、あなたは操られてるのですわっ・・・騙されてるのですわ・・・目を覚ま
して・・・」
 その言葉に、美少女は一瞬ビクンとする。だが目覚めそうになった正気は、すぐに悪夢
へと逆戻りする。
 「いけませんわ・・・かみさまのわるぐちをいったら、じごくにおちてしまいますわよ・
・・」
 美少女は何を思ったか、キャスリーンの胸元を掴むなり、破れかけたドレスを引き破っ
た。
 「な、なにをっ?ひいいっ・・・!!」
 上半身を裸にされたキャスリーンが悲鳴を上げる。そして露になった乳房を、美少女は
愛しげに揉むのであった。
 「やわらかいですわ・・・ましゅまろみたい・・・」
 錯乱した美少女が、今度はレイラの後ろに回ってスカートを破る。突然の事にレイラは
動揺して叫んだ。
 「ま、まって!?やめなさ・・・ああっ、だめえっ!!」
 だがレイラの叫びも聞こえぬのか、美少女はズロースに手をかける。そして・・・引き
下ろした。
 桃のようなレイラのお尻が露になり、秘部が完全に晒される。下半身を裸にされ、さす
がに強気のレイラも弱音を吐いた。
 「は、ああっ・・・やめて・・・見ないでええっ。」
 よろけたレイラは、両手を床について四つんばいになる。犬のような無様な姿のレイラ
に、凶悪な(変態神様)が迫る!!
 「おお〜、美しき舞い天使よ。そなたの舞い姿に我は感激した。そなたを讃え、神の祝
福を授けようぞ〜。」
 (天使の舞い)で用いられる、神の祝辞を述べると、這いつくばるレイラの尻に手をか
けた。
 (変態神様)の股間に、余りにも醜いイチモツが怒濤している。レイラは絶叫した。
 「や、やめてえっ!!それだけはやめてええーっ!!」
 抵抗できぬまま、レイラは秘部にイチモツを突き刺されてしまった。
 彼女の強い心が、まるでガラスのように砕け散る。恐怖で身体を震わせ、臆病な小犬の
ように泣いている。
 「ゆ、ゆるしてえ・・・あがっ、はあうっ・・・もう、だめええ・・・」
 悶えるレイラの姿を見て絶句するキャスリーン。
 「ひ、酷い・・・レイラになんて酷い・・・」
 強くて優しくて、燐としていたレイラ。いじめっ子から私を守ってくれる頼もしいレイ
ラ。舞い天使と称された美しい大親友レイラ・・・その友が辱められている。キャスリー
ンは激しい悲しみに打ちのめされた。
 だが、キャスリーンに悲しんでいる暇は与えられなかった。そう、次はキャスリーンの
番だ。
 神様を演じている役者は3人。そのうちの2人が、キャスリーンに襲いかかってきた。
 「天使に祝福を〜、永遠の愛と喜びを神の名において授けん〜。」
 祝辞とは裏腹の、獣の如き荒息で迫る偽りの神ども。腕力もなく、身体の自由まで奪わ
れているキャスリーンに逆らう術無し。床に転がされ、1人に胸を揉まれ、もう1人に内
股を舐められてしまう。
 「あひい・・・い、いや・・・いじめないでええ・・・」
 力なく泣いているキャスリーンを見て、ブレイズが観客席から野次を飛ばした。
 「メガネの可愛い天使ちゃ〜ん。もっと悲しそうに泣いてほしいでやんす〜♪」
 その野次に応じたか、キャスリーンの胸を揉んでいた(変態神様)が美少女の天使を呼
び寄せる。
 「さあ、我が従者よ〜。そなたの聖水をもってして、天使に洗礼を施すのだ〜。」
 その命を、喜び溢れる表情で受け入れる美少女。
 「ああかみさま、そのようなたいやくをめいじていただき、まことにうれしゅうござい
ます。」
 だが、美少女の行いとは・・・余りにも非常な行いであった。
 スカートを捲りあげると、その下は何もはいていない。若葉のような汚れない割れ目が、
美少女の純真さを示していた。
 そして仰向けのキャスリーンの頭上に立つと、ニッコリと微笑んだ。
 「どうぞ、わたしのせいすいをおめしください・・・」
 
 ---しゃあああ〜っ。
 
 美少女の秘部からオシッコが迸り、キャスリーンにかけられた。顔へまともに尿を浴び
せられたキャスリーンは絶叫する。
 「ひいいっ!!や、やめ・・・いやああーっ!!やめてくださああーいっ!!」
 その叫ぶ姿に、ブレイズは狂喜乱舞した。
 「おおお〜うっ、これでやんすっ!!その泣き叫ぶメガネっ子天使ちゃんは最高でやん
すよおお〜っ。これは明確に描かねば♪芸術芸術〜☆」
 弟子達と共に、目の色を変えてキャスリーンの姿を描き写すブレイズ。他の観客もまた、
最高に盛り上がっていた。
 ミュージカル(汚されし天使の淫舞)は好調に進み、演出をしたアントニウスは満足そ
うに笑っている。そして時計を見ながら呟いた。
 「ふふん、もうすぐ美少女ちゃんの洗脳が解ける時間だな。正気に戻ったらどーゆー顔
をするかなあ〜、ムフフ♪」
 なにやら邪悪な策略を巡らしているアントニウスが、神様役の役者に演舞の仕上げをす
るよう目配せした。
 最後の仕上げ・・・それは美少女天使への凌辱であった。
 (変態神様)が、汚いイチモツを美少女に翳した。
 「我が愛しき従者よ〜。そなたに神のモノを舐める栄誉を与えようぞ〜。」
 それを(神々しき救世主の声)として聞いた美少女は、満面の喜びをもってしてイチモ
ツを口にくわえた。
 「んむ、んむ・・・おいしいですわ、かみさまの・・・かみさ・・・ま?」
 不意に、美少女の意識が乱れる。マヒしていた感覚が徐々に薄れ、美しく神々しい救世
主の姿が、醜い変態オヤジの姿へと変わっていった。
 そう、彼女に施されていた洗脳が、凌辱されている真っ最中に解け始めたのだ。
 (わたしは・・・なにをしてるの?なにをされてるの?ふくをやぶって・・・おしっこ
を・・・かけた・・・あ、ああ・・・)
 彼女の小さくて可愛い口に、臭くて汚いイチモツがねじ込まれている。それを舐めてい
る自分に気がつくも、身体は意志に反して操り人形のように勝手に動いている。
 汚いイチモツを舐めさせながら、変態神様は悦びに悶えていた。
 「ぬうう〜、そなたのフェラは最高であ〜る。神の(聖)液を飲ませてしんぜよう、お
お〜うっ♪」
 美少女の口に、大量の汚れた汁が噴出する。その瞬間、美少女の洗脳は完全に解けた。
そして偽りの至福の喜びが、絶望の現実へと移行する瞬間、美少女は再び騙されていた事
を知る。
 精液を全て飲まされた美少女が、糸の切れた操り人形のように倒れた。
 虚ろな目で横たわる美少女の耳に、嘲笑う観客の声が聞こえる。そして強姦される2人
の天使達の悲鳴が、少女の魂に響き渡った・・・
 (・・・ひどイ・・・ひドイですワ・・・なぜ・・・こンな・・・)
 悲しみの涙が流れる瞳に、卑劣なアントニウスとブレイズの姿が映る。
 舞台上でミュージカルが無事終わった事を祝し合っているのだ。
 「いや〜、最高に面白かったでやんすよアントニウス君〜☆」
 「いえいえ、これもブレイズさんに応援してもらったおかげですよ〜♪」
 悪党どもに堕とされた美少女は、魂も粉々に砕けてしまった。
 (パパ、ママ、おばあちゃん・・・・ああ・・・だれカ、わタしを・・・コワシテ・・・
アハハ・・・)
 もはや狂気に堕ちてしまった方が楽だった。正気を保つことは、今の美少女にとって最
も苦痛な事であったから・・・


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