魔戦姫伝説(アンジェラ・閃光の魔戦姫11)


  第53話 狂った酒池肉林の祝宴
原作者えのきさん

 マリエル王子がノクターン軍に保護された事により、ノクターン王国に希望の光が見出
されていた。
 しかし、ノクターン完全壊滅を狙う悪の皇帝グリードルの野望は止まる事を知らず、ガ
ルダーン全軍を集結させて最終攻撃の準備にとりかかった。
 如何にマリエル王子が存命とはいえ、もはや風前の灯火となったノクターンに反撃の余
地はない。
 ノクターン壊滅の時まで、あと僅かになっていた・・・


               
 
 優勢であるガルダーン帝国ではあったが、連日連夜の進攻へ無理やり駆り出されていた
一般兵の疲労は極限に達しており、逃亡者や過労で命を落とすものまで出る始末だった。
 更なる兵員の増加を目論んだグリードル帝は、荒くれた傭兵集団や野盗にヤクザ者まで
集め、恐ろしく残虐な戦闘集団を集結せしめた。
 今度の出兵は戦闘ではなく、完全な侵略と略奪であったため、グリードルは心ある兵士
を一掃し、欲望に滾った者だけを作戦に参加させたのだ。
 集まった軍勢を前にして、今まで参戦してきた一般兵達は恐怖の面持ちになっている。
 その新たなる軍勢は、まさに地獄の軍団と呼ぶに相応しい。どの男達も、慈悲のかけら
すらない貪欲な面構えである。
 すさまじく殺気だった城には、悪魔ですら入り込むのを躊躇っているであろう。
 そして、男共の凶悪な視線が、城のベランダに集中した。
 そこには、狂気の皇帝グリードルが兵に檄を飛ばすべく立っていたのだ。
 「血に飢えたクソどもよっ、よくぞ俺の元に集ってくれた。明朝よりノクターンに最後
の進攻を開始するっ、ノクターンの金銀財宝は残らず奪い取ってこいっ。逆らう奴に容赦
はいらんっ、一人残らず叩き潰せーっ!!」
 グリードルの声が怒濤の如く兵達に響き渡り、呆然とする兵士達の前で、欲望の地獄へ
と誘う門が開かれる。
 開かれたるは城の外門。グリードルは邪悪な誘いを告げた。
 「金、権力、女、全てを望む奴はこの門をくぐれ。ためらうような腰抜けに門をくぐる
資格はねえっ!!」
 その誘いを受け、血に飢えた兵士達はゾロゾロと欲望の城に入る。
 城の庭には、兵の欲を満足させる贅を尽くした祝宴が用意されていた。
 祝宴・・・そう呼んで良いのか躊躇われる。それはスケールが桁外れであったからだ。
 プールや池、噴水に至るまで酒が満たされ、庭に植えられた木々に豪勢な食事・・・そ
して拘束された若い乙女達が吊り下げられていたのだ。
 兵士達が驚きの声を上げる中、祝宴を催したグリードルがベランダより降りてくる。
 「フフフ、大陸の東の国ではその昔、贅沢な王が池に酒を満たし、木に食事を飾って手
下に与えたと言われている。だがよ、この程度で贅沢三昧などとほざくなよ。こいつはほ
んの前祝いにすぎん、てめえらの働き次第では、毎晩だって祝宴が開けるってもんだ。」
 古代中国の王が催した(酒池肉林)の祝宴を、グリードルはここで再現したのだった。
 欲望に飢えた兵士達がゴクリと喉を鳴らす中、狂気の皇帝は更なる欲望の報酬を兵士達
に差し出した。
 「奪った金品の半分はてめえらにくれてやる。そしてノクターン攻略から凱旋した暁に
は、外で尾を巻いてる腰抜け共の指揮官としての地位も授けてやろう。今後のガルダーン
軍を率いるのは、まさに貴様らって事よ。」
 金と権力の両方も差し出され、兵士達は狂喜乱舞した。
 「おおっ、そいつはありがたいっす。願ってもねえことですよ。」
 「ガルダーン帝国バンザーイッ、グリードル帝様バンザーイッ!!」
 喝采が沸き上がる様子を見て、グリードルは邪悪に笑う。
 「そうだ、その意気だ。この世は喰う奴と食われる奴しかいねえ。俺達は喰らう者なの
だっ、弱肉強食の頂点を極めた強者なのだーっ!!」
 うおーっと言う歓声が響き、狂気の祝宴は開始された。
 そしてグリードルは、権力者としての地位を兵達に見せつける。
 「よく見るがいい、これが上に立つ者の特権なンだぜ。」
 パチンと指を鳴らすと、城から多くの着飾った(姫君)が現れた。
 どの(姫君)も、美しいドレスを纏い、気品ある足どりでグリードルの前に歩み寄る。
 「・・・我等が王、グリードル帝様。今宵も心を込めて御奉仕させて頂きます・・・」
 虚ろな眼で平伏する美しき(姫君)達。彼女達は全員、ノクターンやバーンハルドから
連行されてきた貴族の子女であった。
 彼女達は一体なにをされたのか、自分の意志すらない様子だ。
 (姫君)達の背後から、邪悪な参謀、ズィルクが姿を見せる。
 「帝様、ご命令通り(姫君楼)から極上の(姫君)達を連れて参りました。」
 「うむ、これは中々の仕込み具合だ。奴隷市場のボスめ、さぞかし喜んでいただろう。」
 「それはもう〜、これも帝様のおかげと感謝しておりましたぞ。」
 ガルダーンの奴隷市場を仕切るボスは、連行されてきた貴族の子女達をグリードルから
買い取って仕込み、(姫君)が御奉仕してくれる超・最高級風俗店(姫君楼)を開店させ
ていたのだった。
 なにしろ品のある貴族の子女が、美しいドレス姿で御奉仕してくれる店とあって、(姫
君楼)は連日の大繁盛となっていた。
 その姫君楼で一番人気を誇るのは・・・本物の(姫君)バーンハルドのローネット姫で
ある。
 「・・・帝様・・・ご機嫌麗しゅうございます・・・」
 恭しく一礼するは、そのローネット姫。
 悲惨な陵辱を受けていたローネット姫は、グリードルに奴隷市場へ売り飛ばされ、市場
のボスに御奉仕の仕込みをされていたのだった。
 姫君には付き従う侍女がいる。ローネット姫の傍らには、メイド服を着せられ、首輪を
された侍女のレティーが跪いていた。
 ニヤリと笑ったグリードルは、レティーに非情な命令を下した。
 「おい貴様、この俺を立たせておくつもりか?お前が椅子になれ。」
 「・・・は、はい・・・」
 震えながら頷いたレティーは、四つんばい状態で(椅子)になる。レティーにどっかり
腰掛けたグリードルは、ニヤニヤ笑いながら(姫君)達に御奉仕を強要する。
 「ただ綺麗なだけでは満足できんぞ。俺を最高に悦ばせろ(姫君)ども。」
 「・・・はい、帝様・・・ご命令のままに・・・」
 頷くローネット姫は、他の子女達と共に御奉仕を始めた。
 凶悪な帝にキスをし、豊満な胸を美しいドレスから露にして抱擁する(姫君)達・・・
 可憐に拡がるスカートを捲り上げ、純白のズロースを見せる。
 ズロースには本来、用をたすときに必要なスリットがあるが、この(姫君)達の履いて
いるズロースのスリットは、特別に大きく広げられていた。
 見えそうで見えないという趣向に元付き、透けた薄いレースを前掛けのように施したズ
ロースは、男の欲を萌えたたせるに最高な一品であった。
 大勢の美しい姫君に御奉仕してもらえる・・・
 普通の男なら、ドレス姿での抱擁だけでイッてしまいそうになろうが、そこは百戦錬磨
のグリードル。
 うらやましそうに見ている兵士達の前で、自慢げに姫君達を陵辱した。
 「フフン、美味そうなオ○ンコだぜ〜。」
 ズロースのスリットを広げ破り、大切な場所を存分に舐め責める。
 貴族の子女として品良く、そして汚れなく育まれてきた彼女達の秘部は、同様に汚れな
く美しい。
 そんな汚れない大切な場所を、凶悪にもグリードルは陵辱し汚した。
 「帝と姫君の白黒ショーだ、滅多に観れるモンじゃねえぞ。存分に拝みやがれクソども。
」
 兵達に下品極まりないセリフを吐き、邪笑いを浮かべてローネット姫のスカートを捲り
上げた。
 桃色の可愛いお尻が丸見えになり、兵士達は狂喜する。
 「おお〜うっ♪これは萌えるっすよおお〜♪」
 美しいドレスを着たまま、犬のように這いつくばらされたローネット姫の桃尻に、獰猛
なイチモツが突き刺さる!!
 「おりゃあ〜っ、イカせてやるぜローネット〜ッ!!」
 「はぁうっ、うあ、あ、あ・・・あうううっ。」
 バックから激しいピストン運動で責められ、泣きながら悶えるローネット姫・・・
 大きな波に翻弄されるが如く頂点に達し、全身を痙攣させてイキ果てた。
 だが、まだ陵辱は終わらなかった。
 「寝るには早いぜっ!!」
 グリードルは容赦なくローネット姫を引き起し、美しい髪を鷲掴みにして怒張したイチ
モツをくわえさせた。
 「むぐっ!?ううぐ・・・あむぐぐ・・・」
 「ほほう〜、こりゃあ上手じゃねえか〜♪あの強情なローネットを良くここまで仕込ん
だものだ。」
 その言葉に、舞台の脇に控えていたズィルクは答える。
 「はい、他の子女達は薬で堕せましたが、ローネット姫は手こずりましてな。仕方がな
いので少々手を加えました。」
 その邪悪な言葉の意味するところは何か・・・
 イチモツを舐めるローネット姫の前髪がはだけ、額の生え際に怪しげな手術痕が現れる。
 それを見たグリードルはニヤリと笑った。
 「フッ、脳みそに直接手を加えやがったか・・・お前も中々のワルだなズィルク。」
 「いえいえ、帝様には及びませぬ。ムフフ〜♪」
 余りにも凶悪な洗脳を施されていたローネット姫・・・もはやデク人形同然となってい
たのだ・・・
 暴君に命ぜられるまま、哀れな姫君は御奉仕を続ける。
 「んむ、む・・・お、おいしいです・・・みかどさまの・・・にくぼう・・・」
 「そうだろおお〜、美味いだろうがああ〜。さあ、帝様の汁を存分に飲むがいいっ!!」
 イチモツから放出される凶悪な精液が、ローネット姫の小さな口に溢れる。
 「んあっ、あはあああ・・・」
 溢れた精液が、可愛い顔に降り注いだ。
 顔面を汚され、悶えながら倒れ伏すローネット姫。
 ピクピク痙攣するローネット姫を踏みつけ、グリードルは吠えた。
 「見たかてめえら〜っ、これがお姫様の犯し方よおお〜っ!!ノクターンの全てを奪え
っ、喰らいつくせ〜っ!!ぐわはは〜っ!!」
 凶暴な咆哮をあげ、狂喜の暴君は荒れすさぶ。その悪しき雄叫びは兵士達の心を狂乱に
かきたてる。
 「うおおお〜っ!!奪ってやるぜっ、喰らってやるぜノクターンをおおお〜っ!!」
 そこには慈悲も正義もない・・・ただ、狂った欲望が吹き荒れるのみ・・・
 極悪帝の餌食にされ、足蹴にされるローネット姫とレティー。そして子女達。
 「だ、だれか・・・わたしたちを・・・たすけて・・・」
 その悲しき叫びは、闇に響く・・・そしてノクターンの救世主の元へ届いたのだ・・・



 To・Be・Continued・・・


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