魔戦姫伝説(アンジェラ・閃光の魔戦姫9)


  第31話 絶望の戦女神
原作者えのきさん

マリエル達が辛苦の逃亡を続けている頃、囚われのアリエル姫は、悪夢の辱めを受け続け
ていた。
昼も夜も休み無く、多くの飢えた男達に美しい身体を汚され、凄惨な陵辱ショーで嬲られ
る。しかも、それはガルダ−ンの全域で行われていた。
また街の至る所に陵辱されるアリエルの姿を像にしたオブジェが置かれ、アリエルは敗北
国ノクターンの象徴として晒し者にされていたのだった。
 彼女を地獄に堕とせと命じたのは、他ならぬ悪魔の暴君グリードルである。
 狂気の憎悪の全てが、邪笑いを浮べてアリエルを食い尽くしているのであった・・・
 
 姫君としての尊厳もプライドも、粉微塵にされてしまった彼女は、耐える為の気力すら
奪い取られていた。
 全裸のまま国中を引き回されている彼女の首には、鉄製の首輪がはめられており、逃げ
出す事も抵抗する事もできない状態だ。
 そんな生贄のアリエル姫に、無情の責め苦が襲いかかる。
 絹のような白い肌に大量の蜜が塗られ、色情した男どもが薄笑いを浮べてアリエルの全
裸を舐めている。
 「うへへ〜、気持ちいいかあ〜。アソコも舐めてやるぜ〜。」
 「あふああ・・・もうやめて・・・やめてください・・・おねがいですううう・・・」
 薄汚れた舌が全裸の肌を責めたてる。アリの大群に食い付くされるような感触に、アリ
エルは哀れな声で泣き出した。
 もはや戦女神の勇姿は全くなく、恐怖に怯える仔猫のように男どもに弄ばれているのだ。
 暴君の圧政によって極限状態に置かれているガルダーンの民は、日頃の鬱憤を晴らすか
のように無様な姿のアリエルを嘲笑っている。
 「いい恰好だぜメス犬姫めっ、もっと腰を振って媚びろっ。」
 「お前のせいで私達は苦しめられてるのよっ。土下座して謝れっ!!」
 浴びせられる罵声に、アリエルはガタガタ震えて怯えだす。
 「・・・ひ、ひいい・・・ごめんなさい・・・ゆ、ゆ、ゆるして・・・」
 許しを請うアリエルは、地面に頭をすりつけて土下座する。悲惨なまでに罪の意識に苛
まれているのだ。
 そんな彼女の前に、隻腕の悪鬼ガルアが登場した。
 「ああン、許してだとお〜?お許しくださいって言うンだろーがっ!!」
 強烈な罵声と共にアリエルを平手打ちするガルア。そのガルアの背後から、ガルア直属
の部下達が現れる。
 部下達は全員、ガルダーンとノクターン両軍の血塗れの軍服を着ており、さながら戦場
の亡霊といった風貌を模していた。
 そして亡霊に変装した兵達が、呪いの言葉をアリエルに浴びせる。
 「アリエル〜、お前はガルダ−ンの兵隊を何人殺した〜?みんな家族がいたんだぞ〜。
女房も子供も全員苦しんでるんだぞおお〜っ!?」
 「よくも俺達を、ノクターンを見捨てたなああ〜っ。お前1人だけ生き残りやがってっ、
地獄に堕ちろアリエルッ!!」
 口汚く罵り、アリエルを袋叩きにする兵達。
 無論、彼等はガルダーン兵やノクターン兵の亡霊ではないが、アリエルの目には、戦場
で命を落とした兵達が自分を苛んでいるとしか映っていないのである。
 「ひいいっ、ゆるしてえええ・・・わ、わたしがわるうございました・・・みんなわた
しのせいですうう・・・お、おゆるしくださいいい・・・」
 アリエルは、連日連夜の陵辱と洗脳によって、言われ無き罪の意識を植え付けられてい
たのである。
 罪の呵責という卑劣な罠に苦しめられ、グリードルの悪行全てを被せられたアリエル。
 ボロボロの姫君を、兵士達はさらに辱める。
 「フフン、許して欲しかったら俺達のチ○ポを舐めな。心をこめてよお。」
 薄汚れたイチモツが眼前に並べられ、アリエルはそれを舐め始めた。
 「う、ううっ・・・ご、ごめんなさいいい・・・」
 「んん〜、上手じゃねーか♪ご主人様のチ○チンは美味しいですって言いな。」
 「お、おいひいれふ、ごしゅじんはまのおチンチ○・・・は、はむう・・・」
 もはや恥も何もなかった。罪無き贖罪に苛まれ、卑劣な兵達に御奉仕している。
 嘲笑う兵士達は、大量の邪気を噴出させる。汚らわしい液体が飛び散り、アリエルの美
しい裸体を汚した。
 そして精液を強制的に飲まされた上に、地面に落ちた精液まで舐めさせられる。
 「こぼしたらもったいねえだろーが、全部舐めろや。」
 「は、はひ。おいしく、ありがたくちょうだいいたします・・・」
 地面を舐める犬のような姿に、一同はゲラゲラと侮辱の笑いを浴びせた。
 そして、追い討ちをかけるように、戦鞭の魔女ガラシャが惨めなアリエルを責めたてる。
 「クックック、無様ねえ〜。これが勇ましい戦女神?ただのメス犬だわ。犬なら犬らし
く、3べん回ってワンと鳴きなっ!!」
 鋭くムチが唸り、アリエルはオロオロと怯える。
 「は、はひいいっ。わ、わんわん、わんわん・・・」
 命ぜられるまま犬のように這いつくばり、泣きながらガラシャのブーツを舐めた。
 「あらあら、靴をキレイにしてくれるの。汚い舌で舐めンじゃないわよっ!!」
 顔面を蹴り飛ばし、さらに頭を足で踏みつけるガラシャ。
 地面にグリグリと顔を押し付けられながらも、アリエルはただひたすら贖罪に涙するの
みであった。
 「あうう・・・わたしがわるいのですうう・・・お、おゆるしくださいいい。」
 身も心も、魂までも闇に堕ちてしまった戦女神・・・
 そんな侮蔑と嘲笑が響く中、ただ1人アリエルの姿に涙する者がいた。
 「・・・あ、ああっ、ひ、姫さま・・・なんてお姿に・・・なんて酷い目に・・・」
 それは、アリエルを救うためガルダーン潜入をしていたマリーであった。
 愛する姫君の、信頼なる友の変わり果てた姿に、マリーは声も失って涙を流した。
 そして、今すぐアリエルを救いたいと言う衝動を堪え、顔を襟で隠しながらその場を去
った。今行動を起こせば、たちどころに兵士達に捕らわれしまう。入念な作戦を練って救
出をせねばならない。
 その場を離れたマリーは、周辺一帯を調べた。
 先ほど、多くの奴隷の娘が連行されているの見かけたので、娘達の連れて行かれた場所
を探る。
娘達は、陵辱の目的以外に、アリエルの世話もさせられており、それを見ながらマリーは、
娘達と力を合わせればアリエルを救えるのではないかと思案した。
 そしてマリーが考えた策とは・・・
 「うちが身代わりになって、姫様を外に連れ出すんや。それしか方法はあらへん・・・」
 カバンから変装用道具を出したマリーは、アリエルの顔を模した変装マスクを造った。
 しかし、マリーの考える策は余りにも無謀である。それでもアリエル救出のためには、
それしか方法が無かった・・・


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