魔戦姫伝説(アンジェラ・閃光の魔戦姫7)


  第20話 絶望のマリシア王妃
原作者えのきさん

 庭に、両手足をあられもない恰好で広げさせられた全裸美女の像があった。その像の顔
は・・・紛れもなく愛する娘アリエルのものだったからだっ!!
 しかもその像、股間から噴水のように水が出るようになっており、アリエルを蔑むため
に造られた悪夢のオブジェである事もわかる。
 「こ、これは・・・あのようなふざけた物を造って何が面白いですのっ!?愚劣極まり
ないですわねっ!!」
 「ふぅん、お前何もわかっちゃいねえなあ〜。酔狂だけであんな物を造ると思うか?あ
れはなあ、細部に至るまで完璧にアリエルに似せて造った代物さ。わかるか、この意味が
よお〜。」
 グリードルの言いたい事は容易にわかった。そしてそれは・・・余りにも絶望的な事で
もあった。
 アリエルは像と同じ姿にされているのだ・・・
 愛娘の悪夢の事実に、マリシアは絶叫した。
 「あ、アリエル・・・アリエルを辱めましたわねグリードルッ!!あ、アリエルをあん
な姿に・・・なんて事をッ!!」
 「その通りさマリシア〜ッ。俺が上玉を放っとくとでも思ったか〜?手下に犯らせたの
さ、大勢の貴族どもの見ている前でなああ〜っ、ひゃははは〜っ!!」
 グリードルは邪悪に笑い、マリシアの頭を掴んで別の方向を見させた。
 そこには・・・さらなる絶望があった・・・
 高台の上から、小型の円筒形の檻が2つ吊り下げられている。
 これは罪の重い罪人を、ミイラとなって朽ち果てるまで晒し者にするための檻であった。
 人間が1人入れるくらいの檻に、男性が閉じ込められており、片方にバーンハルド国王
リスカーが、そして・・・もう片方に・・・マリシアの愛するアルタクス王が閉じ込めら
れていたのだ。
 「へ、陛下―っ!!」
 叫ぶマリシア。しかし、その声はアルタクスに届かない。
 気を失っているだけなのか、それとも・・・
 「リスカーは早くにくたばったが、アルタクスはどうかなあ〜。なにせ、一昨日この俺
が直々に痛めつけてやった。水責めに焼きゴテに、あれとこれと・・・半殺しにして吊る
したからな、もうオダブツなんじゃねーか?グフフフ・・・」
 檻の周囲には多くのカラスが群がっており、閉じ込められた2人を無情に啄ばんでいる。
 マリシアは涙を流してグリードルを睨む。
 「あ、アリエルだけでなく、陛下まであんな目にっ!!よくも・・・よくもーっ!!」
 しかし束縛された身ゆえ、叫ぶ以外なにもできはしない・・・ 逆らえぬマリシアを、
グリードルは邪悪な手段で苛もうと企む。
 グリードルはエスニックなデザインの、不気味な壷を手にして迫る。
 「こいつが何かわかるか?これはズィルクにもらった最強(狂)の媚薬、蜜油だ。こい
つでお前を闇に堕としてやるぜ〜。」
マリシアの背後に回ったグリードルは、淫乱なドレスを引き破り、露になったズロースの
割れ目を大きく広げる。それによってマリシアは秘部を丸見えにされた
 「おおお〜っ、こいつがアリエルを産んだアソコか〜。アルタクスのモノを咥えこんで
濡れてやがったんだろうなあ〜っ。悔しいぜチクショオ〜ッ!!」
 嫉妬と歓喜の雄叫びをあげ、グリードルは秘部をメチャクチャに舐めまくる。
 そして泣き叫ぶマリシア。
 「いやああーっ!!やめて・・・私に触らないでーっ!!」
 激しい責めによって秘部は否応無しに濡らされ、さらに・・・大量の蜜油を流し込まれ
た。
 「うあっ!?あ、あああ・・・」
 膣内に満たされた(超)強力な媚薬の威力は計り知れず・・・
 マリシアは、即座に襲って来た強烈な快楽に苛まれ、吊られたまま激しく身悶えた。
 微量でも廃人にされてしまうであろう蜜油を、何のためらいも無く原液のまま使用した
グリードル。彼にはマリシアを正気にしておくなどと言う考えは全く無かった。彼女を我
が物にするなら、手段など一切選ばぬつもりなのだ。
 鎖を外し、悶えるマリシアを床に転がす。
 「さあ〜、これでお前も俺の女になる気になったか?いくら逆らっても無駄だぜ、蜜油
の影響で直に正気を保っていられなくなる。クックック・・・」
 そして、さらに追い討ちをかけるグリードル。
 「お前が正気を失う前にいい事を教えてやろうか〜?、アリエルは今頃、ガルダーン領
内を裸で引き回され、各地で公開陵辱されてる最中だ。ついでに言っとくと、公開陵辱を
してる俺の手下はアリエルを心底憎んでてなあ〜、アリエルの生皮を剥いで嬲り殺しにし
てやるとか喚いてたぜ〜。もう諦めな、諦めて俺の女になれや〜、ヒャハハハッ!!」
 余りにも絶望的なセリフ・・・そして凶悪な笑い・・・
 マリシアは絶叫した。
 「こ、この・・・げどうこうていいいーっ!!おまえを・・・おまえをころしてやるわ
あああーっ!!」
 喉笛を噛み切らんばかりに叫ぶマリシア。
 しかし・・・束縛されて責められ続けたうえに、蜜油で正気を失いかけている。反抗ど
ころではない。
 それを見たグリードルは、マリシアを縛る縄も解いた。うっ血していた血液が全身を駆
け巡り、さらに蜜油の効果があがる。
 このままマリシアを陵辱するのは簡単だが、グリードルは自ら強姦しようとはしなかっ
た。
 「お前が自分から俺を求めて来なきゃ意味がねえ・・・この手は使いたくなかったがな。
」
 グリードルが指を鳴らすと、部屋に召使いが1人の男の子を担いで入ってきた。



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