魔戦姫伝説(アンジェラ・閃光の魔戦姫6)


  第18話 粉砕される姫君としての尊厳
原作者えのきさん

 「まったく、直に頭にくるのがあんたの悪い所よ。ここでアリエルを殺したら帝さまの
お怒りを受けるでしょ?いいから私に任せて、あんたは引っ込んでなよ。」
 ガルアを宥め、責めの交代をするガラシャ。
 憤慨していたガルアだったが、相棒の言い分を渋々聞き入れ引き下がる。
 「チッ、お前こそしくじったら招致しねえぞ。」
 ガルアの愚痴を背に、ガラシャはアリエルに向き直る。
 「フフフ、随分と辛抱するじゃない。でもね、女の弱点は女でしか判らないものさ。私
の責めにどこまで耐えられるかしらね♪」
 邪笑いを浮べるガラシャは、観衆の目に秘部が良く見える様にアリエルの陰毛を剃刀で
剃り落とす。
 露になった秘部は、辱められたとはいえ、薄いピンク色の美しさを保っていた。
 「あらあら。可愛いじゃない、あんたのアソコは・・・」
 どこか嫉妬じみた声で呟くガラシャは、小さな栓でアリエルの尿道とアナルを塞いだ。
そして・・・もう1つ、凶悪な道具を手にした。
 それは男性器を模した玩具であった。しかもバネ仕掛けで強烈な振動を起こすものだ。
 女の大事な部分の穴を2つ塞がれたアリエルは、その玩具をどこに挿入するか即座に理
解した。
 そう・・・真ん中の穴に挿入するモノだ・・・
 アリエルは気力を振り絞って叫んだ。
 「ど、どんな手を使おうと、わ、わ、わたしはあなたに屈しないっ。私を苦しめたいな
らさっさとやりなさいっ!!」
 「あ〜ら、そう。後で泣きいれても知らないからね、覚悟おしっ!!」
 凶悪な声と共に、(玩具)が膣に挿入されてしまった。(玩具)は中までスッポリと収
まり、強烈な振動でアリエルを悶えさせた。
 「あひぃいいいっ!?あうああっ、ああーっ!!」
 全身の筋肉が萎縮し、腹筋が強く締まる。それに伴い、便意も尿意も数段激しく襲いか
かった。
 しかも尿道とアナルに栓をされているので、我慢どころの騒ぎではなくなった。早く出
さなければ、本当に腹が裂けてしまう・・・
 でもアリエルは、プライドの方を取った。
 最悪の恥辱に苛まれるくらいなら、腹が裂けた方がマシだった・・・
 全身を硬直させ、気力だけで耐えぬくアリエル。
 しかし、ガラシャの責めはこれからが本番だったのだっ!!
 戦鞭の魔女は武器のムチを手にして薄笑う・・・
 「クックック・・・さあ、ピンポイント攻撃の開始よっ。」
 唸りを上げるムチが、アリエルの急所を正確に打ち据えた。
 ガラシャは女だ、女の痛がる場所はガルアよりもずっと知っている。脇の下、太股の内
側、そして・・・敏感な乳首をピンポイントで容赦なくムチ打つ。
 ガルアの責めに悲鳴を上げなかったアリエルも、さすがにこれは堪えた。ムチで打たれ
る度、声にならない悲鳴を上げて悶え苦しむ。
 「あぐあっ、あうっ、はぁうっ!?うああ・・・もうやめて・・・おねがいいい・・・」
 もう我慢の限界だった。プライドを守る気力すら奪われ、激しいムチの責めに苛まれる
アリエル。
 その朦朧とした目に、驚愕の光景が映った。
 首輪を嵌められた大勢の人々が、ブレイズに引きたてられて来たのだ。
 その人々は・・・ノクターン王家専属の芸術家達であった。
 激しく責められるアリエルの姿に、芸術家達は叫んだ。
 「ひ、姫さまっ!?ああ・・・なんというお姿に・・・」
 泣き崩れる芸術家達を、ブレイズは蹴り倒して命令する。
 「さ〜あ、あちきの(弟子)達〜。帝様のご命令通り、アリエル姫の恥かしい姿を書く
でやんすよっ。」
 グリードルは、ノクターンの全ての尊厳を叩き潰すつもりであった。アリエルや王族を
敬う芸術家達にまで、おぞましい責めを強要していたのだ。
 アリエルは声を振り絞って叫んだ。
 「や、や、やめてええーっ!!の、ノクターンを苦しめるのはもうやめてーっ!!」
 しかし、そんな願いなど聞き入れられる筈は無い。
 無情のムチが嵐のように襲ってくる。そして水平に薙いだムチが、2つの乳首を同時に
打った。
 大きく揺れる美しい乳房・・・その激痛により、アリエルは限界に達した。
 臨界点を超えた腹部の膨張が、一気に2つの穴に雪崩れ込んだ。
 「あ・・・もう・・・ダメ・・・」
 痙攣を起こすアリエルを見て、ガラシャはムチの先端を固く結んだ。
 「さあっ、これでトドメよっ!!」
 ――バシイィィンッ!!
 アンダースローでムチを唸らせ、アリエルのクリトリスを打った!!
 「いやあああーっ!!!!!」
 轟くアリエルの絶叫。
 尿道とアナルを塞ぐ栓が弾け飛び・・・そして・・・
 ――しゃあああーっ、
 大量の尿とグリセリンが噴水の如く噴出し、足元の絵画に降りかかった。
 全身をヒクヒクと震わせ、全ての汚物を漏らすアリエル・・・
 父と母の絵画が、自分の汚物で塗れていく・・・
 そして、姫君の尊厳が全て壊れ去ったアリエルの無惨な姿を見たブレイズが狂喜する。
 「にょほほ〜♪良いでやんす良いでやんす、これで最高の芸術品ができるでやんす〜♪」
 囚われの芸術家達は、狂暴なガルアに脅されて絵を無理やり書かされていた。
 「おらおら〜っ、さっさと(おもらし姫)の絵を書くんだよっ!!」
 「い、いやだあっ!!こんなの書けるわけが・・・ぎゃああーっ!!」
 逆らった芸術家が、問答無用で血祭りに上げられる。
 「うわははっ、俺に逆らったらこうなるンだよっ。命のいらねえ奴は前に出ろっ。脳天
を叩き割ってやるぜ〜っ。」
 脅され、痛めつけられ、泣く泣く芸術家達はアリエルの無残な姿を絵に書いている。
 放心状態のアリエルは、力を失ったまま放尿を垂れ流していた。止めど無く放出される
汚物・・・それほどまでに大量のもので苛まれていたのだった・・・
 そんなアリエルに歩み寄り、ガラシャは誇り高きノクターンの御旗を引き裂く。
 「無様ねえ、負け犬の末路ってのは。これからはあんたのことを(おもらし姫)って呼
んであげるわよ、あーっはっはっは!!」
 アリエルの耳に、侮辱に満ちた声が響いた。
 そんな彼女の脳裏には、最後の希望だけが微かに光っている。
 愛する弟マリエルと、親友マリーの存在だ。

 ――どうか・・・生きていて欲しい・・・

 全てを奪われたアリエルに残った、最後の灯火が心の中で揺れていた・・・



 


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