魔戦姫伝説異聞〜白兎之章〜


 白い少女 第19話 
Simon


グチャグチャになるまで揉み解された少女の身体は、男たちの手を離
れ、小水と愛腋の作る水溜りの上に無様にくずおれた
全身がてんでばらばらに痙攣を繰り返し、しゃくりあげるように意味
のないうわ言を呟いている
秀麗な美貌は涙と涎と鼻水に塗れ、濁った硝子のような虚ろな瞳が、
凄艶とさえいえる色香を漂わせていた

ラムズたちも流石に消耗を隠せず、呑まれたようにユウナを見つめて
いた

「――す…げぇ」

途中からは自分達の方が引きずられていた
居心地悪そうにしている3人は、おそらく少女の絶頂に巻き込まれた
のだろう
やたらとズボンの前を気にしている

正直言って、処女が――指を入れたときの、あのきつさは尋常じゃな
い――ここまでよがり狂うとは思わなかった
感度もそうだが、体力と精神力が桁外れだった
よくここまで焼き切れなかったものだと思う

さっきまで少女の中に入っていた指が、締め付けを思い出してジンジ
ンと痺れてきた
その痺れがそのまま股間に移ってきて――ラムズは無意識にズボンの
上から己を摩っていた

「――上等じゃねぇか」

かさかさに乾いた唇を嘗め回して、掠れた声を絞り出す
右手で己を力いっぱい握り締める
ドクドクと、股間から熱い塊が全身に回っていく――身体が熱くなり、
震えが止まった

――ご主人様のことなんざ…この俺が、忘れさせてやる

汗で湿った服を、毟り取るようにして脱ぎ捨てる――一瞬感じた肌寒
さも、すぐに立ち込める艶香に赤黒く上気する

この少女はまるで――いや、正に媚薬そのものだった
あらゆる体液が――匂いが――男の血を芯から滾らせる
このまま見ているだけで、まるで童貞のガキのようにイカさせられて
しまいそうだ

ラムズはユウナの身体をゴロリと仰向けに転がすと、大きく開かせた
足の間に膝を割り込ませた
まだ仄かに暖かい液体が膝を濡らす――これが少女の垂れ流したモノ
だと思うと――ラムズの男根は、自分でも空恐ろしくなるほど反り、
ドクドクと脈打っていた
この凶器が今から、愛液に濡れた、グチャグチャの、淡い草むらに飾
られた、吸い込まれそうな、狭い、信じられないほど美しい――初め
ての蜜壷に――

「へっ、なんだお前ら――見てるだけで満足か?」

そう哂われて、それまでだらしない顔でただ見ていた男たちが、慌て
て服を脱ぎだした
甘ったるかった部屋に男の性臭が入り混じって、吐き気すら覚える
だがおかげで、怯みかけた気が払拭できた

おま○こと、薄い叢で覆われた恥丘をサワサワと撫で回すと、掌にべ
ったりと小便混じりの淫蜜が纏わりつく――ラムズはその手で己の男
根をしごき上げた
先走り汁と入り混じって、ヌラヌラと滑光るどす黒い凶器を

――ク……チュリ

その先端を、熱く蕩けきったおま○こに押し付けた

――ニチュ…クチュ…チュ

――おぉぉ!…なんなんだ、こりゃあ!

少女の淫唇は、そこだけがまるで別の生き物のように、ラムズの先端
を柔らかく包み、しゃぶり、強烈に吸い立てる
ラムズは思わず引いてしまいそうになった腰に、グッと力を入れてよ
うやく耐えた

名器と呼ばれた女とやったことはある――女を一から名器に育て上げ
たことも
だがこれは次元が違う
今こうしている間にも、複雑なうねりがラムズの腰を走りぬけ、脊髄
まで痺れさせる

ラムズは腰を浮かせたまま少女に圧し掛かり、上体を重ね合わせた―
―背中に回した腕と、押し付けた胸板から、少女の柔らかさと少し高
めの体温、命の震えが伝わってくる

「――行くぜ…!」

一瞬の躊躇いの後――ラムズはずり上がるようにして――腰を一気に
突き出した


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