kinshishoさんからいただいたCG
いつもいつもありがとうございます設定もいただいておりますのでご紹介します。
 宮内大臣 大勲位功二級 園城寺宮 和歌子(おんじょうじのみや わかこ)

 一見すると十代後半の少女のように見えるが、実は100代3500年以上に渡って歴代皇帝に仕えてきた皇国の生字引である。宮内大臣以前の名称は式部官といった。身長177cm、体重62kg、上から89・60・90.血液型は側近向きといわれるAB型。彼女はとある秘法によってこの長寿を得たとされているが、本人自身も詳細はよくわからず、彼女の超長寿は皇国の最高ランクに位置する謎の一つでもある。ただ、歴代の宮内大臣は100代毎に交替することになっていることが唯一判明していることで、彼女も今回の将臣陛下を最後に引退することになっている。
 所属部署である宮内省は皇帝及び皇族の生活全般に関わる一切のことを管理するだけでなく、もう一つの顔を持合わせている。それは、世界屈指の情報機関である。宮内省は世界中に情報網を張り巡らせているのみならず、国内のあらゆる組織からの情報も一括して管理しており、彼女は皇帝の側近のみならず情報部門における総元締でもあるのだ。
 皇国における実質上のナンバー2であり、目立たない存在ながらも決して無視できない。歴代の皇帝に対して至って忠実で、これまでその気になれば皇帝の座を乗っ取ることもできたのであるが、そのような野心はなかった。というのも、自身が皇帝の権威を凌ぐことなど不可能とわかっており、あくまで皇帝の権威に下支えされているからこその自分であることを心得ている。
 あまりに長生きし過ぎたせいだろうか。達観しているというより何処か醒めているような一面があり、掴み所のない言動で時折姫君たちを困らせることもある。
 性格は至って温厚そのもので、趣味は植物の研究。ただ、その規模が半端ではなく、世界中からあらゆる植物を収集しているうち、その規模は植物園レベルにまで到達してしまい、一人で全てを見るのは不可能なため、宮内省に植物を管理する部門が新たに設けられた。その成果は一般にも公開されており、御所の敷地内であるにも関わらず皇国の民は格安で見ることができる。並行して研究部門と温水プールが設置され、将臣陛下もお忍びで泳ぎにくる。南国をイメージした、とりどりの植物に囲まれたプールは、多分に彼女の趣味が反映されている。
 本来植物園というのは国家戦略を担う公的研究機関であり、一般公開されることはそうない。その意味では貴重な存在である。
 尚、目立たないながらもその存在感ゆえに姫君たちからは『御局様』と呼ばれているが、伊紗那姫は大胆にも『おばば様』と呼んでいる。ただ、その言い方には敬意が含まれており、悪意では決してない。彼女もそのことをちゃんと理解しているので決して怒ったりはしない。
 将臣陛下が全国行脚に出ていたときは、全国の神社にいざというときは泊めるように指示を出し、密かに送金していた。でなければさすがの将臣陛下も確実に行倒れだったであろう。
 このほか、寝起きのイマイチよくない(普段が寝る間もろくにない生活のせいで一旦寝入るとなかなか起きない)将臣陛下を起こすのも彼女の仕事である。
 
 


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