CLALA.syndrome
第2夜 5

作:神光寺雅

いくら吐き出しても、俺の欲望は治まる事を知らない。
尽きぬ欲望は凶暴さを増し、獣のように息は荒く、言葉は少なくなっていった。

「・・・・・」

姫は俺の変化に気づいたのだろう、ぶるぶると震え出す。目をそらすことが出来ない。
俺がいつ襲いかかってくるのか、それだけを怖れている。
最悪の結末に恐怖しているのだ。

俺はそんな姫の姿に、抑えが効かなくなっていた。
牡の本能が、早く結末を求めたがっている。

このままでは凶暴な獣として、姫を食いちぎってしまいそうだ。

「最後までとっておきたかったんだが・・・」

俺はそうつぶやくと、にやりと笑った。たがは解き放たれたのだ。

ずがずかと姫にちかずく。

ばさあ!
ドレスをめくりあげる。

「きゃあああっ!・・なにを・・やめなさい!」

フリフリの付いた色っぽい下着だ。昨日暗闇の中で見たときより艶やかに写る。

「おやめください!そのようなこと!いけません!いけません!」

【裸にされる】一瞬にしてそう悟ったのだろう。身を縮めて、ぶるぶる震える。

「肌を、肌を晒すのはおゆるしを・・・」

「なにいってるんだ。お前が寝ている間に俺に裸にされたといっただろ・・」

昨夜裸にされたということは身につけている肌着の不快感からもわかった。
だがそれは意識のない時の事、いま同じようにされたら、恥じらいと、恐怖に気が狂ってしまう。
姫はそれだけは避けたいのだ。


「それは・・・お、おゆるしを」

一枚づつ脱がしていって、その恥じらいを見てみたい・・。
そうも考えた。
だが、いまの俺にその余裕はなかった。

「脱がさないよ今はな・・・・」

「なにを!」

姫の後に回るとロープを引っ張った。

「あ、あれっ!ど、どうして・・こんな・・あれっ!」

姫の身体が、浮き上がる。縛り上げたロープは天井の柱を通り、下まで下がっている。
俺が引いたロープはてこの原理で姫の身体を軽々と持ち上げた。
ちょうどいい高さで、俺はロープを引くのをやめ、他の柱に縛り付けた。
これで姫様は宙づりのままだ。


「あっ!あれっ!いやいや・・。こわい!こわいっ!」

宙に吊られる驚きに、姫様は気を取られている。
俺はドレスを捲り、ペチコート、パニエとまくり上げて行く。

「ひひひ・・・俺が一晩眠れなかったのはこれの性だ・・・」

「あ・・いや!?・・いけません!いやいや・・」

股間に外気が直接あたり、ドレスが捲られた事を知る。
そして、俺の厳つい手が秘めやかな肌を這い回る感触を・・

「や!やあっ!・・いやいやっ!やあっ!・・・いけませんいけません!そのようなそのようないかがわしい事!なりません!なりません!」

「いかがわしい?ああ!いかがわしいさ!こうやって開けばすぐに目的は適うんだからな!」

俺は、ドロワーズのスリットを大きく広げた、そこには魅惑的な花弁が見え隠れする。
花弁はまだピッタリと閉じたまま、清楚なたたずまい。だが、その回りの森は思った以上に濃い茂みだ。
俺は姫の足を開き、強引に指を割り込ませて行く。

「いかがわしいな、ここの毛はどうしてこんなに濃いんだ?・・・淫乱の証拠か?」

姫の発した言葉尻をさらうように、俺は【いかがわしい】を連発する。ドロワーズのスリット、濃い陰毛。
いずれもうら若き姫様には隠したい秘密であるかも知れないのに・・。

「おお!いけません!いけません!そのような事!いけません!」

次々と襲う俺の手管に、姫様は動揺し、あわて、まるで狂ったように同じ言葉を繰り返す。
宙に浮いたままの身体は、俺の手から逃れるすべもなく、淫らにお尻を振る事になる。

「なんだ?そんなに欲しいのか?そうやって尻を振って、俺を誘ってるんだろ?」

「おおっ!違います!そのようなこと!そのような淫らな事は!」

俺の言葉に動きを止める姫様、抗う術を失って行く。

「・・いけません!・・そのような!なりません!・・いけません!・・いけません!」

せめて言葉で俺を止めようとするも、言葉の勢いさえない。

俺の指が、姫様の花弁を撫でていく。ぴったりと張り合わされた花びらを指先でなぞって少しずつ
開いて行く。

「おおっ!・・いけ・・ま・・せん・・きゃ・・あ・・・!」

姫の言葉がたどたどしくなってゆき、やがて悲鳴へと変わって行く。

「おや?・・声色が変わってきたな?・・・まさか?いやいや姫様が俺のような下詮なものと・・」

俺は自分の言葉に酔っていた。はじめての刺激が、姫の心ならぬ反応を呼んでいる。
ここからでは見えないが、姫は顔を真っ赤に染めている事だろう。

やがて、ゆっくりと、花びらが開いてきた。

「・・きれいだ。ここを拝むのは俺が初めてだろうな。きれいなピンク色をしている・・」

俺はおもわず見入ってしまった。息は荒くなり、一物は膨れあがり、先からだらだらとよだれを流し出した。
俺も既に我慢の限界だった。

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